独特なギリシャ正教の聖堂と白い壁の家々の印象がとても強いサントリーニ島ですが、実は古代遺跡の宝庫でもあります。
この日は2つの遺跡をめぐりました。最初に行ったのは、サントリーニ島を代表する古代遺跡「アクロティリ遺跡」です。
アクロティリは、紀元前1500年ころまではエーゲ海を中心としてとても栄えた国でしたが、紀元前1628年頃に起こった大噴火、それによって引き起こされた大地震と津波によって一瞬にして歴史の舞台から消えたとのことです。
ちなみにこの噴火によってカルデラ地形が形成されて現在のような島の地形になったそうです。
ところで非常に栄えた海洋国家が一瞬にして滅んだという話、どこかで聞き覚えがありませんか?
そう「アトランティス大陸」。
アトランティスとは、単なる伝承、もしくはプラトンによる創作と考えられていますが、一方で、実在したかもしれないという幾つかの学説があります。
その一つが、「地中海説」、すなわちサントリーニ島の火山噴火説。
現在のところもっとも有力ではないかともいわれているそうです。
(詳しくは、こちら:アトランティス – Wikipedia)
さてさて、遺跡自体はこのような建物に覆われております。こちらに入るのに入館料がかかります。
建物の中ということで、強い日差しを避ける事ができてとても観光がしやすかったです。
中はご覧の様子。
アクロティリ遺跡は、エーゲ海周辺で見つかった遺跡の中では最も保存状態のよい遺跡なんだそうです。
確かに規模も大きく、3500年前のものとしては非常に質が高く残っているなあと思いました。
結構深くまで埋もれていたんですね。
発掘の様子を記録した展示もありました。
立派な屋内の建物のなかで心地よく古代ロマンを満喫することができました。
アクロティリ遺跡はサントリーニ島の中でも人気の観光名所、公共機関でも比較的行きやすいと思います。
それでは再びクルマでの移動。次も古代遺跡に行きます。(続く)