初IKEA、”家具”より”ビジネスモデル”が気になりました。

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散財日記第2段(笑)

IKEA港北(http://www.ikea.com/jp/ja/store/kohoku)に行ってきました!

完全脱テレビ生活を始めてからもう3年あまりでしょうか、デスクトップPCやMacBook Proなどをよりよい環境で使えるように前々から部屋の家具を一層したいと考えていまして、その一環としてやってきたというわけです。

さてこのIKEAですが、よくこの近くにあるららぽーと横浜に行くのでなんども目の前を通っていたにも関わらず、実際に入店するのは初めてでした。というのもここ数年はまったく家具を購入する機会がなかったから行く動機もなかったんですよねー。

いろいろと評判高いIKEAなのでとても楽しみでした。

はじめに総括すると、まあタイトルに書いてあるとおりですがとにかく「”家具”より”ビジネスモデル”」が気になりました。極めて合理化されて効率的な運用そのものに非常に感心させられましたね。

実際のお店の中はというと、まず駐車場。これがとっても大きくて広いです。

基本「マイカーでやってきてマイカーで持ち帰りやすいように」という方針がとてもよく感じられます。

で、店舗の様子はどうかというと、たしかに中は広いのですが、駐車場の大きさの割には「小さい」とも思いました。まあそうは言ってもそのあたりにある家具屋さんやホームセンターの規模とは比べ物になりません。

先程の述べましたとおり私は今回が初めて、ということでいうまでもなく「IKEA超ビギナー」なわけです。買い方のしくみがよくわかりません。

しかしそんなビギナー向けに売り場の案内とか買い方、使い方の案内が書いてある、教えてもらえるか、というとそうでもないところが面白い。とにかく店内で目立つのは「どうして安く家具を提供できるのか」「そのためにはどういうしくみとなっているのか」、このアピールだけがひたすら目立つようにあちこちに書かれている、というわけです。

外資らしいですよね、お客さんにも「プロセス」から入らずに「ヴィジョン」から入らさせられるとは…。

こういうスタンスは個人的に大好きですし、そして店内が「不親切」なのはヨーロッパなんか度々旅行していれば慣れますから、一切苦になりません。いやむしろいちいち店員が寄ってきて説明されるよりずっとましです。買い方やしくみなんて周りの客を見ていれば十分わかります。

利用の仕方はどうかというと、まず2Fへと向います。ここには普通の家具屋さんと同じように家具がたくさん展示されています。

これらをみて気に入ったものがあったら、それぞれの家具に必ず貼ってある以下のようなタグ:

の「商品番号」、「列」、「番号」を控えておきます。

ここでまずIKEAのやすさの秘訣のひとつ、「客に倉庫までこさせて自分で商品をピックアップさせる」というのが登場。実はレジは1Fにあるのですが、そこは倉庫の出口に相当しているですね。

ということでのちのちのために番号をメモしておきます。実際にはiPhoneで写真を撮りました。

また、一部商品は店員さんに声をかけてカスタマイズができます。これがなかなか面白い仕組み。店員さんがPCでカスタマイズされた商品のリストをこのような形で作成してくれるんです。

ここにも例の「商品番号、列、番号」がひとつひとつのパーツ毎に記載されているのでのちほど倉庫でピックアップする、というわけです。

ひと通り買うものを決めてから早速倉庫へと向かいます。2Fから1Fへの行き方が少々わかりづらかったのですが、どうにかして倉庫入り口へ到着。

ここで先ほど控えておいた「列、番号」をもとにそれぞれの家具(もしくはそのパーツ)をピックアップします。これも良く考えられておりまして、本当にわかりやすいように陳列されています。ただ広いので歩きまわると結構疲れるのですが…。

と、こんな形でお目当てのパーツのところへ行きます。

自分は今回PC用のデスクをカスタマイズしました。これらは複数のパーツに分かれているので結果かなりの量になってしまいました。

このパーツごとのまとめ方も良く考えられているんでしょうね。まず適切な大きさに分割されていており見た目通りいずれも「フラット」ですからこうしたカートに重ねやすくかつ運びやすいようにできています。それと同時に在庫を保管する上でもメリットはいっぱいありそうです。実際に棚の上の方を見上げると実に効率よい「四角」の状態でたくさんの在庫が保管されているかがわかります。

また、写真は撮り忘れてしまいましたが、倉庫の中央には商品検索スペースが充実していたり、売り場ではあまり見かけない「店員さん」が集中して待機しています。店員の配置についても本当によく考えられているのでしょうね。

そして最後は倉庫出口にて精算します。ははは、とってもヨーロッパのレジっぽい(笑)

さてさて、この沢山のパーツ、車に詰めなくもないのですが、重たそうだし自分で部屋まで運ぶのは大変そうだから郵送することにしました。

料金は60kg未満なら3,000円弱、トータルの買い物が65,000円でしたのでまあちょっとした手数料程度かなあと思って郵送を決断。

そして商品の重さなのですが、これもまたきちんとデータ管理されている。「いちいち計らない」んです。重さもデータ化されているのでひとつひとつの商品をバーコードでチェックすればトータル重量も一瞬で測定できます。考えて見れば簡単な仕組みなんですけれど、なんかとても感心。

僕の商品は67kgなので7kgオーバー、でも7kgくらいなら自分で持って変えればいいので、2つのパーツだけ車に積み込むことにしました。このくらいなら小柄なミトでも十分!

さてさて最後に。ちょっと時間前後しますが、お店に入って最初に驚いたのは「フードコート」がすごく充実していること、そして値段が安い、ということでした。

ソフトクリームが50円でしたし、ホットドックセットがドリンク飲み放題で150円ですからね。レストランも有りましたが普通のランチが500円程度だったと思います。

このあたりもうまいなあって思います。ここで儲ける気なんて一切無いんですよね、むしろコストと割り切っている感じがしました。こういうサービスによりリピータを増やせるのであれば、こんなコストたかが知れているという発想なんでしょう。

ということで、まあ家具もいろいろ気になったのですが、それよりもむしろその仕組み、ビジネスモデルがとっても気になって、感心させられたIKEAでした。あまり行く機会はなさそうですが、別の機会に家具が必要になったらまた行きたいと思います。近いしね。

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