訪問日時:2012年5月14日午後2時ころ
バルセロナサンツ駅を出発したのはおよそ9時頃、そこから途中休憩も含めて5時間くらいかけてスペイン側の巡礼路上にある最初の町「Puente la Reina(プエンテ・ラ・レイナ)」にやってきました。
このサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路はフランス側から道が続いております。そのフランスの道からスペインへと入る際にピレネー山脈を超えるわけですが、そのピレネー超えの峠はイパニェタ峠とソンポルト峠の2つのどちらかを選択することになります。
そして、その双方のルートはこの「プエンテ・ラ・レイナ」で合流します。
当初は「イバニェタ峠」まで行ってから巡礼路の旅を始めたかったのですが、バルセロナからの距離もあったことから時間的な余裕がなさそうでしたので、この合流地点「プエンテ・ラ・レイナ」をスタート地点とすることにしました。
そんな合流地点でもあるプエンテ・ラ・レイナですが、街の規模はいたって小さく人口は2,800人程度の街。フランスの美しい村よりほんの少し大きめといったところでしょうか。
ちなみにプエンテ・ラ・レイナとは「王妃の橋」という意味だそうです。街の名前は、付近を流れるアルガ川に架かるこちらのロマネスク様式の橋に由来するそうです。
街の入口には、このような巡礼路の事務局の建物があります。巡礼路の拠点となる街にはほぼ必ずといっていいほどこうした事務局があります。
巡礼をしてきたという記録を残すスタンプを押せたり、休憩所があったり、その他旅に関する情報などを提供しているようです。ネットなども使えたりするところもあるようです。
クルマで来る場合は、旧市街地周りのいずれかに路駐する形となります。あまりスペースはありませんが、田舎町なのでそれほど駐車には苦労しないと思います。
クルマを停めてからいざ旧市街へ。旧市街のメインストリートを歩いてみます。
もちろんここは「巡礼路」の一部、中世から現代の巡礼者ここを歩いていたわけですね。
町の人はもちろんのこと、巡礼者もちらほら見かけるようになります。
聖地巡礼、当然のことながら各拠点には教会が。
やはりこの地を訪れるだけあって、他の西洋の教会よりもより経験なカトリック信者が多いなあと感じました。
ちなみに街の至る所で、こちらの印を見かけます。
巡礼路きたなーって感じさせる光景ですね。
さてさて巡礼路は徒歩での旅が基本ではありますが、自転車で巡る方たちも多く見かけます。
こちらの方はなんとル・ピュイからこられてるんですね。
私も1週間ほど前に滞在しました。
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街の出口側にある例の「王妃の橋」までやってきました。
数人の観光客、巡礼者がゆっくりと歩いていました。
中世の面影を残すとても素敵な光景。
少し離れた高台から眺めたプエンテ・ラ・レイナ。
さあ次の街を目指してレッツドライブ!
A12という高速道路に乗り、そこにそってログローニョ方向へと向かいます。(続く)