強化練習で、そして市長辞任で思うこと。

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日曜日はハイドンオケの強化練習でした。

これが朝と昼の枠。タクトダウン9時30分、12時近くまで練習して、その後練習会場を巣鴨に移動(朝は代々木上原)して、再び13時30分くらいから16時30分くらいまで練習。そのあとは今度は川崎に移動して、別オケの練習でした。

別オケの本番はまだ先なのでよいのですが、ハイドンオケはもう来週が本番。緊迫感ある練習だったと思います。今回は特別な演奏会ということで、オールハイドンプログラム、曲数がいつもよりも多くて大変なのですが、この間の日曜日はたっぷり時間があったので、一通り通すことができました。おかげでそれぞれの曲の課題を把握することができたため、非常に助かりました。

ただ、この間の練習、違う意味でいろいろ考えさせられました。

(後でも言及しますが)初めに断っておきますが、僕はこのハイドンオケを自分にとって価値ある存在だと思っています。その理由はなんといっても選曲がユニークであることと、ヴァイオリン奏者として音楽的、技術的に上達できる環境を与えてくれることです。なのでこれからもでるかぎりお世話になっていきたいと思っています。そのためにもっともっと上達してきたいとも思っています。

ただ、これらのことが練習が楽しいということにはつながっていません。

この理由は至極シンプルでして、それは「指揮者がネガティブ発想」な点です。

僕は、主観的に音楽性が合う合わないとか気にならない方なんです。もちろん例外もありますが。ただ、まずネガティブな思考から入る人とはやっぱり分かり合えないんです。

よくコンサルの人とかが書いていそうなビジネス書に「コップに7割しか水が入っていない」、「コップに7割も水が入っている」といった例でポジティブ的な発想を促すものがあったりしますが、僕はどう考えても後者的な発想を最初にする癖があるんですよね。

こういうネガティブな視点で指導されると、やっぱり疲れてきます。僕は特に楽観主義なところが強いのでなおさらですが、逆にこれを楽観的にとらえてその場をしのいでいるような気がします。

ちょっと一息入れてみましょう。

ここまで読むと僕が指揮者を批判しているように感じられるでしょう。でもそれは違うんです。それこそまさにネガティブな発想から物事を考えているのではないかと僕は思うんです。矛盾しているかもしれません。少々言い訳がましいととらえられうかもしれませんが、前述した「終始ネガティブ的な発想から指導されると疲れる」というのは僕のあくまでも主観的なとらえ方であって、僕はその点しか言っていません。それをもって彼の音楽性や取り組み方を否定するということではありません。

その証拠に、そうした精神的疲れが、自分の糧になる、ということでこれまたはじめの方に言いました、「ヴァイオリン奏者として音楽的、技術的に上達できる環境を与えてくれる」につながると思っているわけです。

だから、自分のためになって楽しい、そう素直に思っています。

もちろんその一方で、いやな思いをして葛藤していることも確かなんです。しかし、これはどこのオケでもあるようなもの。すべて自分の思い通りにはいかないのは世の常です。

それにしても指揮者というのは大変ですね。こんなろくでもない平団員にあれこれ思われるわけですから。

いずれにしても、やはりネガティブオリエンティッドな姿勢はどうしても受け入れにくいというのが僕の主観的な立場です。

さて少々話は変わりますが、本日突然、横浜の中田市長が辞任することを表明しました。この一連の流れをtwitterで、ハッシュタグ#yoel09で追っていたのですが、そこにコメントする人たち、そしてとくに横浜市議会議員の伊藤ひろたかさんの発言のネガティブさに悲しくなりました。

もちろん100%中田さんを評価するわけではないですが、今回の突然の辞任をもってあらゆることを否定する発想、もちろん冷静になればそうではないでしょうが、基本的にそういう性質が感じられるその発想、危険だと思いました。しかも今twitterの彼のTLをみるとそのやりとりが消されているのでしょうか、僕からは確認できません。でも、僕はその発言に対してRTしていますので、それを紹介します。

横浜市長に関するtwitterタイムライン:http://twitter.com/#search?q=%23yoel09

確かにY150は失策だったのかもしれませんが、それだけではないはずです。実際しばらくしてからこうしたページが作成されていました。

http://matome.naver.jp/odai/2124875152831696055?keyword=%E4%B8%AD%E7%94%B0%E5%B8%82%E9%95%B7

もちろんポジティブすぎるのも危険なのも承知はしています。ただ、少なくとも「健全」であると思うのです。これをもってだまされやすいとかそういうことをおっしゃる人もいますが、それも客観的事実に欠けますからそれほど気にすることでもない、とこれまたポジティブに思います。

何度も言ってるのですが、「ネガティブ」にとらえる方が頭をつわなくて簡単なんです。これはそう間違っていない客観的事実ではないでしょうか。どうせなら頭を使っておいた方がいい、そう思いませんか。少なくとも僕はそう思って行動したいです。

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