観光日時:2014年10月31日午後
さて、2日目後半です。
アッパーバラッカガーデンの砲台ショー
考古学博物館の見学を終えるとほぼ正午近くとなっていました。お昼、と行きたいところですが、アッパーバラッカガーデン(Upper Barrakka Gardens)というヴァレッタの絶景ポイントで、正午の砲台ショーがあるとの情報を聞きつけ、そこへと向かいます。
確かにヴァレッタの代表的おすすめスポットの一つであるアッパーバラッカガーデンからの絶景は素晴らしかったです。正面はヴァレッタの対岸「スリーシティーズ」と呼ばれるエリア。
アッパーバラッカガーデンのテラスは、すでにその砲台ショー目当てにたくさんの人でいっぱい。なんとか我々も端の方のスペースを確保。
そして待つこと10分。ショーが始まりました。
まあ、こんな程度ですけどね(笑)
新スポット「ウォーターフロント」でランチ
そしてようやくお昼。昼食場所に選んだのは、ヴァレッタのウォーターフロント。旧市街から少し離れたエリアにある比較的新しいスポットです。
砲台ショーを見たアッパーバラッカガーデンからここへ向かうには、このエレベーターを使うと便利。
というかこれ使わないと結構たいへんかもしれない。ちなみに下りは無料で上りは有料。
ウォーターフロントにはたくさんのレストランがあるということを、前日アパルトマンの管理人さんから聞いていたので行ってみることにしました。
正直、大したレストランはなく、比較的がっかりなスポットではありましたが、
それでも豪華客船を見ながらのランチを満喫。
普段の旅の場合、車を運転していることが多かったので、昼間から堂々とビールが飲めるのはとても幸せ。
マルタらしい、南イタリア風のパスタ料理と、かつてはイギリス領ということもあったせいなのでしょうか、フィッシュアンドチップスを注文。なんだかこのごった煮感は、まるで日本のレストランみたいでしたね(笑)
これがいい感じで不味くてイギリスっぽいフィッシュアンドチップス:
そして、これが微妙な感じのシチリア、南イタリアでよくあるウニのパスタ。
まあウォーターフロントは、はずれなエリアかもしれませんね(笑)。食事するなら、新市街側がよいという話もあるようです。旧市街はお店がそもそも少ないです。
ヴァレッタ郊外「タルシーン遺跡」へ
食後、再び旧市街に戻り、そして午前中に行ったバスターミナルへ。タルシーンの街へと向かいます。
どの路線なのかはガイドブックにもしっかりと書いてありました。
バスの乗り心地はあまりよくなかったです。確かにマルタ全土を隈なく移動できるとのことですが、この乗り心地ではちょっとつらいかも。
そんなことを思いながら、ヴァレッタ付近の渋滞エリアをくぐり抜け、およそ20分程度で到着、だったんだけどタルシーンで降りる人が全くいない…。
とりあえずGoogle先生の指示のままに5分程度歩いて目的地に到着。なお、実際には「タルシーン」という名前のバス停の一つ手前が最寄りだった気がします。でもすみません、その名前を忘れていしまいました。
ここタルシーンも、マルタの巨石神殿群の一部をなしております。でも、古すぎたのか、結構長い間放置されていたようです。実際、周りは普通の住宅地。
そんなわけで、これが世界遺産??、な光景でした。でも写真を取るとそれなりに立派に見えるのが不思議です。
もっともこういうガッカリな遺跡はこれまでも何度も経験していますから、むしろブログよいネタになるなあと思いながら、20分程度で観光は終了。
再びバスでヴァレッタへと戻ります。少々バス停の場所探しに手こずりましたが、地元のおじさんが親切に案内してくれたので、事なきを得ました。英語、しゃべれるようなんだけど、やっぱり現地訛りが強いみたいでよくわかりませんでした。
マルタ・フィルのコンサート
ヴァレッタに無事戻り、少しアパルトマンでくつろいでから向かったのはマノエル劇場。この日の夜は前日に購入したマルタ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートでした。
購入したのは3階にあるほぼステージを正面に見ることができるボックス席。
ここマノエル劇場はヨーロッパ主要都市にある劇場と比較してとても小さいので、このようなボックス席はせいぜい4人から5人程度しか座ることができません。
我々の席は夫婦2人で占領。
オケのパンフレットがとても素敵。
さあこの日のプログラムはご覧のとおり。
- ハンガリアンスケッチ:B.バルトーク
- 左手のためのピアノ協奏曲: M.ラヴェル
- 交響曲第8番:A.ドヴォルザーク
素晴らしい組み合わせ。ちなみにパンフレットによると、ドボ8が作曲された年に任天堂が創立したそうです。なぜこの地でそんなことを知るのか(笑)。
それにしても小さい劇場ですので、ステージにオケが乗るのか心配。結構無理やり?乗るのですね。でも面白い。
さて肝心の演奏は。非常に質が高かったです。ステージの関係もあるのか、やや小さめのオケでしたが、バルトークそしてドヴォルザーク、大変迫力ある熱い演奏でした。音響もまずまず、不思議な舞台配置でしたが、管弦のバランスも違和感なかったです。ただもう少し弦の人数がいたほうが、よりよいバランスになった気もします。
やはり旅先でオケの生演奏が聴けるってほんと素敵。
終演後は徒歩でアパルトマンへ。そのままシャワーを浴びて就寝。長い一日が終わりました。残るはあと1日半。
(続きます。)