ドイツと飛び地巡り2015年 第19回:チーズで有名な小さな美しい街「ゴーダ」

ドイツと飛び地巡り2015年秋
ドイツと飛び地巡り2015年秋

名前は有名でも街自体はあまり知られていない小さくて可愛らしい南オランダの街

訪問日時:2015年10月30日、天気:晴れ

中央広場近くの素敵なB&Bに夜に到着

この日はおそらくこの旅で最も宿泊場所を決めるのに悩みました。南オランダにはほどほどに観光地があって適度な大きさの街があるのかどうかよくわからなかったからです。かといって大都会も嫌だなあと考えていました。

そして、悩んだ挙句、見所はあるのかよくわからなかった「ゴーダ」を選びました。バールレナッサウ出発時にBooking.comで予約。そうです、あのチーズでおなじみの名前です。この街の名前自体に由来するのです。

風車網のある村キンデルダイクからは車で1時間。キンデルダイクを出た時は日没直後だったので、到着時にはすっかりあたりは真っ暗になっていました。ゴーダの街までは比較的順調にたどり着いたのですが、この日の宿泊場所を毎度ながら旧市街の中に取ったので、街中に入ってから目的地を探すのにとても苦労しました。道は狭く殆どが一方通行。しかもガードレールなどない運河網がくまなく流れているいかにもオランダ的な街。車や家々の壁に当たらないように、そして運河に落ちないよう気をつけながらの神経質な運転が求められましたが、どうにかして目的のホテルを発見。B&Bです。写真は翌日朝撮影したものです。

しかし、人のいる気配がまるでなし。ホントに今日やっているのか、予約が無事出来ているのか、不安いっぱいでホテルに電話をかけてみると、ホテルの人が無事でて15分後にそちらに向かうと伝えられました。

まずは一安心も困ったのはクルマの駐車場所。ホテルの前は普通の住宅地であり前の路地はとても狭く路駐できるスペースは全くありません。どうやらここれ来る途中で散々見かけた運河沿いに縦列するしかなさそう。同じく写真は翌日朝撮影。

その後、どうにか運河沿いによい隙間を見つけて駐車。これで安心してホテルに泊まれます。車を停めて再びホテルに戻ってきた時、ちょうどホテルの人も到着した模様。まさに魔女の宅急便のおそのさんのような威勢のいい女性がどうやらホテルのオーナー。「何度も電話したのに通じなくて心配したよー!」と言われてしまいました。違うSIMを指していたから電話に気が付かなかったのですが、うまく英語で説明できなかったので、「運転に必死だったから電話が取れなかったんだよ」とウソを着いておきました(笑)。

そして、無事にチェックインを済ませ、部屋に荷物を置き、夕食を食べに街の中央へと向かいました。この日はオランダ料理ではなく地元の小さなフレンチを選択。中央にあるマルクと広場周辺には数多くのレストランがありましたが、どれも観光客向けのファーストフード的な印象だったため。正直オランダ料理にはよい印象がなかったというのも理由のひとつ。

料理の味はまずまずといったところ。やっぱりイタリア、フランスにはかなわないか?それでもこのところずっとドイツ料理が続いていたので、ホッとしました。

翌朝、ホテルで朝食。午前8時を指定。このB&Bには我々夫婦の他にアメリカ人ご夫婦が一組。ご主人がアメリカ人、そして奥様がオランダ人。

ご主人は40年以上前に日本の横須賀に済んでいたとか。軍隊関係の人のようでした。そのせいか東日本大震災はとてもショックだった。キミたちはどうだったのか等、話しかけてきました。「僕は東京にいたけど、地震の日こそ電車は停まったものの週明けには普通に動いていたから問題なく会社に行けたよ」といったら大ウケしていました。この日はゴーダから近い奥様のご実家に行かれるそうです。

なお、僕の英語はとても拙かったのですが、時折ホテルの女主人さんが手助けしてくれたおかげでスムーズな会話をすることができました。たくさんの人をホストしている人は、たとえ英語が上手でない我々のような人の英語も上手に解釈して伝えてくれる。グローバルってすごいなあと思った次第。

楽しい会話をしながらの朝食はあっという間に終了しました。朝食を終え荷物を整えチェックアウト、時間は午前9時前でした。

路駐は運河沿い、落ちそう

ところで、駐車はホテルから徒歩2分ほどのこのような運河沿いに縦列で停めました。

よく見ると左側に結構スペースがあるのですが、とても暗い中、さらに運転席側が運河側で、しかも運河には日本みたいに落ちないような柵などない、あ、いや小さいのはあったけど…、でもそんな中ではここまで寄せるのが精一杯。そもそも寄せ過ぎたら自分が降りれなくなるし…。

なお、写真撮影した朝方はたまたま前の車がありませんでしたが、昨晩到着した時はありました。ただ幸いな事にローマやパリのようにギリギリいっぱいで停める人はあまりいないようなので助かりました。

一旦車に荷物をおき、そしてパーキングチケットを購入。観光に向かいました。なお、夕方18時から翌日9時までは駐車は無料です。9時からは料金が発生するので、必ずチケットを買わなければなりません。パーキングチケットを買う機械はいたるところにあります。夜、深夜が無料なのはヨーロッパの地方都市ではスタンダードだと思います。

ちなみにゴーダの街には旧市街の周りにいくつか公共の駐車場があったようでした。ホテルで貰ったパンフレットの地図に書いてありました。

調査はしていませんが、おそらく旧市街よりも外側のほうが駐車料金は安いはず。したがって、無理に旧市街に停めるよりもよかったのかもしれません。とはいえ、狭いが便利なところに停めるのもそれはそれでヨーロッパドライブならではの「粋」といえますけどね。

ステンドグラスが特徴的な「聖ヤンス教会」は街のシンボル

このゴーダは午前のみの観光。それほど大きな街ではないので十分のはず。まず街の中央マルクト広場南東にある「聖ヤンス教会」へと向かいました。入り口はマルクト広場とは正反対の南東の方向にひっそりとありました。朝一番なのでどうやら我々がこの日最初の観光客だったようです。

入り口で入場券を買い、日本語の説明書きのされた紙を渡されました。意外としっかりとした日本語訳。

この教会は過去何度か消失したようですが、現存するものは1593年に再建されたようです。

この教会の見どころはまずその規模というか長さ。「長さ」は123m、これはオランダの教会の中では一番の長さだとのことです。

晩餐会が開かれた or 開かれるのでしょうか。教会中にテーブルセッティングがされているのがとても印象的でした。一体何席あるのだろう…。

もう一つの見どころはステンドグラス。主に16世紀後半に作られたもの。時の支配者やスポンサーが自らの権力を誇示するために作らせたものですが、現在においてもしっかりと残っているのは、その設計図(カートゥーン)が残されているからだそうです。こうしたステンドガラスもうやはり時ともともに風化するようですが、その時々で修復されるのはこの設計図がしっかりと残されているからだとのことです。

パイプオルガンもとても印象的でした。これもガイドに記録がありました。オルガン職人ヤコブ・フランソワ・モローによって、1732年から1736年にかけて作られたそうです。

小さくて美しい街並み

教会を出て少しの間街の中を散策。オランダの街は首都のアムステルダムもそうですが、まるでミニチュアでできたテーマパークのようです。

そしてここが街の中心「マルクト広場」です。

決して規模は大きくないですが、非常に壮大で風情のある建物だと思います。

時期によってはチーズ市が開かれこの広場いっぱいにチーズが並ぶとのことです。以下の写真もホテルでいただいた観光パンフレットから。10月と11月はあまり開かられないようですね。残念。

やはりチーズがこの街の代名詞

というわけで、やはりゴーダといえばチーズでしょう。適当に街歩きしているといかにもというお店を発見。せっかくなのでここでおみやげを買って帰ることにしました。

食べきれるかどうかは気にせずこちらを自分たち用と知り合い用に幾つか購入。

こちらがレジなのですが、もうワクワクしますね。素敵だから写真撮っていいですかーというお願いも「どんどん撮ってちょうだい!」ととても親切。

そういえばホテルで貰ったパンフレットにもこのお店の写真が掲載されていました。

とても小さい街なので、数時間で観光は十分だと思います。適当に選んだにしてはすごく風情があって美しい街で感動しました。ゴーダって名前は有名なのにもっと日本のみんなにも来てもらいたいなあと心から思いました。

でもこれこそ、ヨーロッパドライブ旅行の醍醐味だといえます。これでゴーダ観光は終了。次なる目的地へと目指します。

なお、このあたりは一面湿地帯。周りは運河だらけ。街を出る直前にこのような光景を目撃。こうした跳ね橋と出会えるのもオランダドライブならではなのでしょう。

天気は上々。次の訪問地も楽しみです。(続く)

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