2016年11月フランス短期旅行日記4:パリ・ショコラティエ巡り

2016年11月フランス短期旅行日記
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短期旅行日記の締めはこちら。

パリおすすめのショコラティエ

パリと言えば、いろいろありますが、チョコレートもまた美味しい街だったりします。しかし、これまではどちらかというと暑い季節に訪れることが多くて、チョコレートをたくさんおみやげで買い込んだことはこれまでありませんでした。いや、チョコレートは好きなのですが、食事やお酒に今のように強く興味を持つようになったのはごく最近なのです。フランスの最も美しい村巡りを初めて各地を訪れるようになってから、だと思います。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、この短期旅行滞在最終日、この日の夜19時の便でフランスを経つことにしていました。最後は有名なショコラティエをいくつか巡っておみやげを買うことにしました。

といってもあまり詳しくはありませんので、いつものようにGoogle先生に聞いてみました。もちろんフランス語で。そのほうがよりローカルな情報が入るでしょうから。

するととてもよい記事を発見。翻訳すると「パリのショコラティエ・ベスト12」といったところでしょうか。

この中から「聞いたことがなかったところ」「観光ルート上効率のよいところ」を基準に次の2つのショコラティエを選びました。

ジャック・ジュナン(Jacques Genin)

まずはこちらのジャック・ジュナン。今回はじめて知りました。

ジャック・ジュナンは長年評価され続けているショコラティエの巨匠のようでして、市内のミシュランガイド星付きにも長年自身の作品であるチョコレートを提供しているようです。

さて、こちらのショコラティエ、パリ市内に幾つかあるみたいですが、今回僕が訪れたのは、場所はアンバリッドとサン・シュルピス教会の間にあるこちらの店舗です。

僕は直前にアンバリッドと武器博物館を鑑賞していたのでこのお店まで歩いて行ったのですが、10分ちょっとかかったと思います。なおパリ市内にはもう1店舗あるようでこちらのほうが本店ぽいのですが、今回の日程では行きづらかったので、こちらの7区の店舗に行きました。

やや路地裏にある小さめの店舗のせいなのか僕が訪れたときにはあまりお客さんはいませんでした。女性の店員さんが数名、フランス語で話しかけるとややそっけない雰囲気ではありましたが、きれいな女性の店員さんが丁寧に対応してくれました。

そういえばブティックタイプのショコラティエで、フランス語による買い物は不慣れ。意外と難しい。とりあえずガナシュの32個入りの箱を2つ。そして、板チョコを2枚購入。

まず、ガナシュのほうはカウンターに箱のサンプルがあったので、「Je voudrais deux boîtes de trente deux ganache」である程度通じたっぽいのですが、板チョコを買うときにとっさに「Tablet」という単語が出てこなかったのと、さらに味がNoirとau laitを選ばないといけなかったのですが、これもとっさに出てきませんでした。フランス語まだまだ全然イケてません…。

さて、購入したのはガナッシュはこのような感じで敷き詰められていました!

どれを選んで良いのかはよくわからなかったので、Noirとau laitを適当に選んでもらえました。どれもとても美味しい。個人的にはau lait、ミルクチョコのほうが気に入りました。なお、箱にはガナシュの説明書を添えてくれました。今後の参考にしたいと思います。

タブレット(板チョコ、今後この言い方を忘れないように以下はタブレットと呼びます。)についてはau laitのみを購入。

ジャック・ジュナン(Jacques Genin)、この後紹介するパトリック・ロジェ(Patrick Rogers)と比べると、やや甘めでミルキーだったと思います。ガナシュについてはこちらのほうがよかったですが、タブレットについては、パトリック・ロジェのほうが落ち着いた甘みで上品さを感じたため、僕的にはパトリック・ロジェに軍配があがりました。

パトリック・ロジェ(Patrick Rogers)

ショコラティエはもう一つ行っています。

パトリック・ロジェは、パリでとても有名で人気なショコラティエのひとつ。経歴もさすがでして、1994年に「チョコレートワールドカップ(La Coupe du monde de chocolat )」で優勝、2000年には「フランス・最優秀作品コンクール(Le concours du Meilleur Ouvrier de France」で最優秀賞を受賞しているのですから。

こちらもパリ市内にいくつか店舗があるようですが、ホテルがマドリードとオペラのあいだにあったので、マドリード広場に面した店舗を選びました。

ガナシュの中はご覧の通り。緑色のレンズ系のガナシュは爽やかな柑橘系(日本のすだちを使っているようです)のコンフィチュールとキャラメルが合わさったもの。結構甘いですがとても上品でしっかりとした味わい。一番手前のキューブタイプのガナシュはヘーゼルナッツフレバー、これまたしっかりとした甘さで、僕はこのなかで一番のお気に入りでした。

先程のジャック・ジュナンと比較すると、例のレンズ状のタイプを除いて、全体的に甘さは控えめでした。(もちろんパトリック・ロジェも十分甘いのですが。)ガナシュでは、個人的にはジャック・ジュナンのほうが好みでした。

ちなみに写真だとわかりませんが、この箱に下には薄くした板チョコが底板のごとく敷き詰められています。もちろんこれも食べれます。こちらはやや甘みを抑えたノワール・タイプでした。

なお、パトリック・ロジェもガナシュのカタログを無料でいただきました。ノートしても使える仕様になっています。先程のレンズ状のガナシュにはもっと種類があるようです。

タブレットはこちらです。わかりづらいですが金属状の箱に入っています。

先程も述べましたが、タブレットについてはパトリック・ロジェのほうが好きになりました。

最後に、お値段のことを。パトリック・ロジェのほうが高いです。といいますか、ジャック・ジュナンは思った以上に安くてむしろびっくりしました。どちらも甲乙つけがたい素晴らしいショコラティエでしたが、総合的に考えると、値段的にもリーズナブルだったジャック・ジュナンをよりおすすめしたいかなと思いました。

まだまだパリにはたくさんのショコラティエがありますので、これからも訪問のたびに買いに行きたいと思っています。

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