2016年GW スペインの旅 No.13:世界遺産巡り No.7 「ブルゴス大聖堂」

スペイン・バスクの旅2016年GW
スペイン・バスクの旅2016年GW

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訪問日時:2016年4月30日午前10時頃

ヨーロッパのカテドラルの中でもお気に入りのひとつ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路上の主要都市ブルゴス

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路巡り以来2回めの訪問となります。ここはとてもよい印象だったのでおそらく何度も来ることになりそう、と思ったのですが、意外にも4年ぶりと早めの再訪となりました。

レルマからの高速道路は、ブルゴス近くになって渋滞に。おそらく朝のラッシュだったと思います。

それにしても朝いちばんで向かったとはいえ寒い!この日は前泊地レルマを出発したころは良い天気だったのですが、ブルゴスについてから曇ってしまったのです、いやそれでもびっくりの寒さ。おそらく10度はなかったと思います。4年前の5月初旬にここを訪れているのですが、その時は確かに午後だったとはいえ、暑く半袖で観光していた気がします。この差は何だ!

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駐車場は大聖堂周辺の公共地下駐車場に。あまり大きくない古いタイプの駐車場でした。

美しくて「ユニーク」な大聖堂

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Wikipediaなどを見ると、ひとこと「巨大でユニークな建築物として有名である。」としているのですが、確かにこのブルゴス大聖堂の内部って他の聖堂では見たことないような独特のつくりをしていると感じます。いわゆるゴシック建築に属する大盛堂は、正直どの地域に行っても同じような作りに感じることが多いのですが、ここは全く違った印象を受けます。

外見もこうしてみると何層もの構造をもっているように見えます。それもそのはずで、この大盛堂、造られたのは1221年と古いのですが、その後、数百年近く建設が中断、完成したのは1567年、その間に建設を請け負った人たちがフランス人からドイツ人になったりと変わっていったのでした。このような時間経過と建設担当者の変遷が、この大聖堂のユニークさの所以なのでしょう。

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外部だけでなく内部もやはり独特で面白いです。ものすごくざっくりいうと装飾が多く、いろいろなタイプの広間や階段が多いといったところです。例えば天井が何層もある感じです。よくあるカテドラルでは、天井は一つで、回廊から上を見上げると大きく太い柱の上に一つの天井が見れるイメージですが、ここは、柱そのものも巨大で太くはなく、やや小ぶりなものが数多くある状況です。要は天井がカテドラルの規模を考慮すると低い箇所がいくつかある、といったところです。

こうしたパイプオルガンの形状は、時折見かけるような気もしますが、珍しい方かと。

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そして、次のような階段の広間は、あまりたのカテドラルでは見かけない気がします。カテドラルというよりもまるで宮殿みたいですよね。

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こうした独特感を感じた大聖堂は、他にはドイツのアーヘンくらいでしたでしょうか。ここもその規模(小さい)にはじめはびっくりしてしまいます。内部の構造もずいぶんと他の大聖堂とは異なります。素人でもひと目で分かるくらいですから。

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そして3年前の訪問時には特に木にはならなかったのですが、中央の聖堂にあるこの祭壇画(retable)、「ポブレー」でも「テルエル」でもありました。やはりスペインではポピュラーなのでしょうか。

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4年ぶり2回目の充実した訪問となりました。帰り際になって少し日が差すようになり少しずつ暖かくなってきているようです。この後は少々ロングドライブ、急遽予定を変更してバスク地方へと向かいます。(続く)

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