2016年GW スペインの旅 No.2:食事とワイン編 No.2 ピンチョスとサン・セバスティアン

スペイン・バスクの旅2016年GW
スペイン・バスクの旅2016年GW

僕も今回改めて旅するまでよくわかっていませんでした。

ピンチョスはスペインの寿司!?

さて、もう一つ代表的なバルの食事といえば「ピンチョス」でしょう。おそらく名前は聞いたことがあるでしょうが、日本ではそれほどポピュラーでもないかもしれません。

スライスしたバゲットの上に様々な具を乗せてそれを竹串で指す「ピンチョス」は、まさにスペインバルを代表する食事の1つと言っても過言ではないでしょう。

まあ言ってみれば何でもかんでもバゲットの上に乗せる感じなので、日本で言うところの寿司みたいなものなのでしょうか(笑) しかし、これが楽しいしそして美味しい。

しかし、そもそも他のヨーロッパの国がそうであるように、スペインも他民族国家、現代の国のくくりなど関係なく地方文化がバリエーション豊か。ピンチョスをスペイン料理とくくってしまうのは安易すぎるのかもしれませんね。

ハモンイベリコはもちろん、タパスでも定番のクロケット、そして蟹やサーディン、アンチョビといった海の幸も豊富。カニ(マヨネーズ和え?)と生ハムの組み合わせたものなどもあり、これが絶妙でした。

んー日本でもっと流行るべきだよこれ。

基本はセルフサービスのようです

ピンチョスは基本セルフサービスのようでした。我々が入ったお店ではまず大きめのお皿をもらって、それに好きなだけピンチョスを盛るタイプ。

ただし、意外とひとつあたりが大きくてボリュームあるので取り過ぎには要注意。特にバゲットのボリュームがあります。私も調子に乗って取り過ぎてしまいました。

適当に盛ってから自席につくとお店の人が何を取ったのかを勝手にカウントしてくれます。はじめは戸惑うけれども慣れてくると楽しくなってきます。どうやら我々の入ったお店は外国人観光客が多く入りやすいところだったようです。もっと地元の人に好まれているところのほうが美味しいとのこと。とはいえこの店でも十分美味しかったです。

本場サン・セバスティアンは美食の街

ピンチョスですが、特にその発祥の地とされるバスク地方「サン・セバスティアン(ドノスティア)」 の充実ぶりがすごかったです。

サン・セバスティアンはこんな街!

旧市街の路地裏にはバルがひしめいています。

ドノスティアは、ヨーロッパの中でも特に美食の街として有名だそうです。人口一人あたりのミシュラン星付きレストランの数が世界一との噂も聞いたことがあります。

このドノスティアはビスケー湾(大西洋)に面しているので海の幸も豊富。特にこのあたりあるいは左隣のカンタブリアは、良質のイワシ(サーディン)が取れるそうで、その関係でアンチョビやイワシの酢漬けがとても美味しいそうです。

特にアンチョビは他のエリアのものと比べて上品で味わい深かったなあと思いました。

ピンチョス食べ歩き

なお、サンセバスチャンの観光案内所(大変充実していました!)で情報収集していたところ、ピンチョス食べ歩きツアーがあるようです。時間がある方は是非挑戦してみては!

また、自分たちで食べ歩く際に役立ちそうな本が観光案内所に売っていました。

サン・セバスティアンにあるピンチョスのお店のガイドブックのようです。

掲載されているお店の地図もあります。

どうやらこれは定期的に更新されている模様です。

ボルドーからも近い?

ちなみにサン・セバスティアン、場所はスペインのこのあたり。フランス国境からとても近いところにあります。しかも高速、電車でフランス側のバイヨンヌ、ボルドーにも簡単にアクセスできる距離。

これはバスク・アキテーヌ美食ツアーを企画せねばなるまい!

次回はレストラン料理、スペインの伝統的な料理編について書きます。(食事編 No.3につづく)

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