訪問日時:2017年4月24日、午後2時頃
世界遺産・ギマランイスの次に向かったのは、ブラガというポルトの北、およそ50kmくらいのところに位置する古い街でした。と、そのまえにそのブラガ郊外にある「ボン・ジェジュス」というキリスト教の巡礼地がきれいだということで、先にこちらを訪れることにしました。
ギマランイスからはそう遠い距離ではなく一般道で40分程度の行程でした。
現地に到着するのはGoogle Mapsもあり比較的簡単でしたが、駐車する場所探しには苦労しました。このボン・ジェジュスにはどうやら観光客用の駐車場がなさそうでした。ただ、入り口の階段、ケーブルカーの駅があるあたりの道路の脇に、いくらか駐車するほどのスペースがありました。どうやらここへ停めればいいみたいです。
しかし、着いたばかりのときはどこもスペースが埋まっていたものの、しばらく数分待機していると、運よくそこから1台クルマが出始めたので、その場所にクルマを停めることができました。
特徴的なのはなんといってもこの美しい階段。バロック様式で、下側の5つが五感の階段、上が三徳の階段と呼ばれるそうです。「信仰深い人は、祈りを唱えながらひざで階段を登る」と地球の歩き方には書いてありましたが、僕が訪問したときにはそういう方はいらっしゃらなかったです。大半が(欧米の方なのでキリスト教徒でしょうが)観光客だったと思われます。
さて、天候は大変良くとても暑かったのは写真からもおわかりかと思います。初日や2日目(この日はこの旅の3日目)に訪れた内陸部はむしろ涼しいを通り越して寒いところもあったので、特に暑さを感じました。さらに到着したのは午後2時なので、なおさら暑く階段を登るにも一苦労でした。
階段を登りきり丘の上まで来るとそこには教会があります。「教会の前に立っている銅像はピラトスなどキリストの処刑に携わった8人の人物」というのは、教会のファサードの上にいる人たち?とちょっとよくわかりませんでしたが、教会内はとても涼しく階段で登って熱くなったカラダを冷やして落ち着くのにちょうどよかったです。
なお教会前にはカフェやおみやげやさん、公共のトイレなどもありました。
そうそう、階段で上がっていくのが辛い、という方にはケーブルカーもあります。往復2ユーロなので便利だと思います。観光目的で乗車するのもありかもしれませんね。僕は乗りませんでした。
近くにある街ブラガ郊外といえ、そこそこの距離もあり、かつレンタカーで訪れても駐車する面で若干苦労する立地ではありますが、ポルトよりもさらに北側のエリアへ行く際には訪問場所の候補として十分上げる価値のある場所といえるでしょう。