昨年9月の旅行記、番外編その1です。スイスの高速道路についてです。スイスの高速道路は初期コスト40スイスフラン(ヴィニエット)こそ高いものの一度買ってしまえばあとは乗り放題なので、案外安いと言えるのかもしれません。最もドイツやイギリスは無料だし、オーストリア、チェコ(いまはどうだったかな?)などは1週間タイプがあるのでそれらと比べたら高いです。
スイスの高速道路の走り心地は正直フランス、オーストリア、スペインと比べるとあまり良くありません。そもそも国土が狭いのと広く見通しの良い場所があまりないので、全体的に迫ってくる感じがしてあまり落ち着いて運転できないような気もします。制限速度もフランス、オーストリアの130kmと比べると120kmだったり110kmだったりするので、あまり爽快な走りはできません。ただ天気がいいときはスイスな壮大な大整然を眺めながらのドライブでそれはとても気持ちがいいです。
今回ではないですが昔フランスの最も美しい村巡り時に撮影した高速道路走行中の動画を紹介しておきます。
サービスエリアについてはどうか。場所によるのですが、大当たり具合は他のヨーロッパ諸国よりも優れているかもしれません。ドイツ語圏エリアですね。実際ジュネーブから南へ走っている高速道路のサービスエリアで昼食休憩を取るため立ち寄ったこちらのサービスエリアのビュッフェは、これまで数多く訪れたヨーロッパ諸国のサービスエリアのビュッフェで最も素晴らしいグレードでした。
まず広い!そしてオーガニックの野菜がてんこもり。飲みものの豊富。ワインたくさん、まあ飲めないのですが。パスタ、お肉関係も充実。味もなかなか良かったです。うっかり調子に乗るとお腹いっぱいになってしまいます。
高速道路ではありませんが、時折主要幹線道路沿いにあるフードコートも綺麗で充実していました。ここではファーストフードを選んだのですが、フードコートレベルとはいえなかなかのグレードのレストランも揃っていました。
最後に給油事情ですが、スイスはおそらく税金が高いせいか周りのヨーロッパ諸国と比べて1リッターあたりの料金が高いように思います。ただスタンドはあちこちにあるので、高速道路でも一般道路でも困ることはまずありません。
そういえば数年前のフォルクスワーゲンのスキャンダルの影響で、ヨーロッパでは急速にディーゼルの需要が低下、そのためかレンタルでもディーゼル車が出てくることはほぼなくなり、かつディーゼル自体もガソリン並みの値段になりつつあります。昔は2割3割程度安かったのです。今回もガソリン車でした。