Aubechies (オーブシ)- ワロンの最も美しい村巡り No.1 -★★☆☆☆

2017年 ワロン地方巡り
2017年 ワロン地方巡りワロンの最も美しい村巡り世界の最も美しい村巡り

訪問日時:2017年7月15日午後2時頃

新シリーズのはじまりです。ワロンの最も美しい村、最初の訪問地のご紹介。フランスの最も美しい村シリーズと同様、投稿最後に村の場所や各種レーティングを載せてありますので、こちらも御覧ください。

ワロンの最も美しい村協会おさらい

2017年7月中旬の旅行(前の会社の制度上夏ですがこれが冬休みに相当)で選んだのはベルギー南部ワロン地方巡り。ワロン地方とはベルギーの南部に広がる地方。フランスに近いエリアであり公用語はフランス語です。

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公式サイト: Les plus beaux villages de Wallonie より

ヨーロッパドライブ歴もそれなりに長くなった私ですが、このエリアは通過したことはあれど、実はゆっくり観光したことがありませんでした。このあたりは小さいながらも美しい街が多く、また古城なども点在しているエリアで魅力満載なのは以前より把握していました。

また、このワロン地方は、自転車ロードレースでも有名です。いわゆる「クラシック」と呼ばれるレースは、このあたりが舞台となっています。

さて、今回訪れるのはワロン地方の最も美しい村(Les Plus Beaux Villages de Wallonie)です。この協会の発足は1994年ということですから、実はフランスの最も美しい村協会に次ぐ歴史を持っているといえます。

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公式サイト: Les plus beaux villages de Wallonie より

フランス北部リールでクルマをレンタル

今回の旅、もちろん中国での乗り継ぎトラブルなどもあり当初ブリュッセル南駅でクルマを借りる予定がヨーロッパ(入りはパリ)に到着した日にたどり着くことができず、急遽フランス・ノール地域圏のリールフランドル駅でクルマを借りることになりました。7月8月はヴァカンスの季節なので、直前のレンタルは不可能かもしれないと思っていたのですが、幸いなことにリールのSixtで手配することができました。ただし直前だったこともあり Mileage Unlimited をつけることができませんでした。

Sixtはこれまで手続きがスムーズだったと記憶しておりますが、フランス語で対応したこと、そして直前の手配ということもあって少々時間がかかってしまいましたね。このあたりの詳細はまた別途ご報告いたします。

記念すべき第一号の村「Aubechies (オーブシ)」へ

さて、無事クルマ手配完了後、高速でベルギーへ。リールの街からベルギー国境までは1時間足らず。後日別途ご紹介いたしますが、ある世界遺産の大聖堂がある街に立ち寄った後、最初のワロンの美しい村

[highlight]「Aubechies (オーブシ)」[/highlight]

に到着。駐車については、わざわざ書くほどでもないくらいそのあたりに自由に停めることができました。

美しい村らしい素朴な雰囲気は健在。フランス語圏らしい雰囲気、しかしどことなくベルギーな雰囲気もします。

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この村で最も印象的で大きな建物、それはこちらの教会です。作りこそ新しいですが歴史は11世紀からだということです。ちなみにこの日はちょうど結婚式を行うカップルがいて、その親族や友人が次々と集まっているようすでした。地元の方なのでしょうか。

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それにしても、事実上見どころといえば、この教会くらいしか建物がないといっても過言ではないような…。フランスの最も美しい村と決定的に違うのは、なんといいますか、村の風景、街並み、みたいなものがまったくないのです。

例えばフランスの最も美しい村であれば、バスティード造りの石畳の敷き詰められた広場があるとするのですが、そういった光景はここでは一切見らませんでした。もしかするとベルギー、ワロンの最も美しい村とはこのようなものなのか。

それでも一応、以下の写真に紹介するような現在は村の役場として利用されているような旧学校跡(1778年に建てられたそうです。)はあったりします。

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この旧校舎はかなり改装されきれいな状態が維持されているとはいえども、とてもベルギーらしい雰囲気もあって美しかったです。しかし、やはりそれ以外は、池があったり緑が豊かだったりする公園しかないのです。

現地情報は豊富かもしれない

とはいえ、村の各所には「美しい村の一つだ! (un des plus beaux villages de Wallonie)」等々、この村を説明する看板等はいくつか存在。これはこの後訪れる美しい村でも同じでした。このように観光には力を入れている点に関しては、スペインやイタリアの最も美しい村と比較するとしっかりしていそうです。

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(実際しっかり読んでみるとそんな大した情報はありませんでしたが…。)

すぐ郊外に考古学博物館らしきものを発見

あまりにも見どころが少なくて、途方に暮れながら再びクルマに乗り次の目的地へ向かうとしたその時、同じ村の中にある別施設を発見。少し観光客もいる模様。

どうやらこのあたりには6000年前の人々が暮らしていた住居に関する遺跡が発掘されているようで、ここはどうやらそうした遺跡に関する博物館だったようです。

ヴァカンスのシーズンには、遺跡の説明とあわせて当時の人たちの暮らしを体験することができるガイドツアーがあるようで、この博物館の受付で申し込むことができるようでした。しかし、大変申し訳無いながら、我々は正直いいかなあと思い、次なる目的地、この近くにあるきれいな近代のお城へと向かってしまいました。もし、この博物館のガイドツアーに参加された方がいたら、どのようなものだったのか是非教えていただきたいと思っています。(いますかね。)

いずれにせよ

[highlight]「もしかしてワロンの最も美しいってハズレかも…」[/highlight]

、そんな不安がよぎりながらもワロンの最も美しい巡りの旅が始まりました。

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