2016年GW スペインの旅 No.19:パンプローナ

スペイン・バスクの旅2016年GW
スペイン・バスクの旅2016年GW

訪問日時:2016年5月1日、午後8時頃、1泊

ここは食事だけしかしませんでしたがいい街でした。

巡礼路のピレネーを超えてたどり着く大きな街

メーデーでしたが、結果的には、駆け足だったとはいえたくさんの村や街を訪れることができました。この日の宿泊地はパンプローナというナバラ州にある街。サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路のことをご存知の方ならご存知の街かと思います。あるいは「牛追い祭り」でも有名ですよね。

4年前はパンプローナの次の拠点「プエンテ・ラ・レイナ」からの巡礼路スタートだったので、パンプローナは初めての訪問。

そんなパンプローナ、盛りだくさんのこの日だったこともあり、到着は夕方の8時頃。スペインなので十分に明るい時間とはいえ、ちょっとこの日の観光はよくばりすぎでした。すでにクタクタ。しかも人気の街ということもあり、予約可能なホテルも少なめ。当日予約でしたが、やや高めだったとはいえ、どうにかして旧市街地のホテルを確保したのでした。

駐車場はホテルにありましたが、ここはホテル入口にクルマを停めてホテルのボーイさんに移動してもらうタイプ。ちなみにチップ的な文化はもはやヨーロッパ大陸にはもうないという理解で大丈夫でしょうか。

ワインも食事も美味しい美食の街

チェックインを済ませあれこれしているうちに夜9時。さすがにこのくらいにあると日が暮れてきます。まだ5月がはじまったばかりですからね。

ということで、ここでできることは食事くらいかな。本当は午前中に観光してもよかったのですが、翌日も予定盛り沢山なので。

適当にTripAdvisorで選んだお店がこちらです。

この日の昼食はゲルニカでいただいたピンチョスだけで、とてもお腹が空いていたので、この日の夜はがっつり食べぞーということになりました。パンプローナを選んだもきっと美味しいものが多そうだという理由でした。

さて、こちらのお店ですが、他のスペインのバルでも時折見られるように、入店するとお店の人に、バル利用もしくはレストラン利用なのかを聞かれます。我々はしっかりと食べたかったのでもちろんレストラン利用だと答えました。

そして着席、ここは観光客に評判ということもあってでしょうか、各国語のメニューが用意してありました。日本語のメニューもありはじめはそれを持ってきてくれたのですが、勉強のためにスペイン語のメニューもいただくことにしました。

英語でスペイン語のメニューもお願いしますと言ったのかな、フランス語で言ったのかな。

ところで、よくこういう観光地で日本語のメニューをもらうと「ぼったくられてるぞー」なんて言い出す人がいるのですが、それっていつの時代のことなのでしょうね。僕が旅行をするようになってからそんな場面に出会ったことは全くありませんでした。

それはともかくとして何を頼んだのか。まずはワイン、これはゼッタイです。パンプローナはナヴァーラ州の街なので迷わずナヴァーラのワインをオーダー。ちなみにワインを頼む時は、多くのところでナヴァーラにするあるいはリオハにする、と産地の地名を聞かれることが多かったと思います。

ぶどう品種はメルロー50%、テンプラリーニョ45%、残りはほんのりシラーとカベルネだったようです。

食事、の前にパンの紹介。すごくおいしかったです。この旅で思ったのですがスペインってフランスほどパンが美味しくないのです。しかしここは例外でした。フランスに近いからかな。

食事ですが、まずはイベリコ・ベジョータ(Jamon de bellota)という生ハム。ちょっと見た目油が多い感じ。味は悪くはなかったですが美味しくもなかったです。

続いてはミニそらまめとベーコンの炒め煮(Habas txikis con jamon)、これはとても美味しかったです。

もう一つ紹介、小エビのアヒージョ。そうそう、アヒージョってここ以外でも何度か頼んでみたのですが、スペイン現地では小エビくらいしか見かけませんでした。普通のオイル煮という感じで、日本みたいにアッツアツで出てくることは一切ありませんでした。

デザートは「フラン」を。スペインといえばこれ、しっかりとした歯ごたえ。いわゆる生クリームが含まれたなめらかプリンではありません。こちらのほうが僕は好み。

言わずもがな美味しかったです。

ちなみに日本語メニューも比較的正しく翻訳されている模様。しっかりとしたお店なのでしょう。そして、観光客向けな印象は強かったとはいえ、食事の質もなかなかのもの。いいお店に巡りあえて大満足。

食事して宿泊しただけですが、パンプローナ、よい滞在となりました。さて翌日はサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路に沿ってフランス側にさかのぼり、フレンチバスクを旅します。(続く)

タイトルとURLをコピーしました