訪問日時:2017年7月15日午前11時頃
2017年7月中旬のベルギー旅行記。記録としてはワロンの最も美しい村巡りの紹介から始まり世界遺産編につづいているわけですが、その世界遺産シリーズ、最後がこちらのノートルダム大聖堂 (トゥルネー)となります。最後といいつつも実はこの旅行で一番最初に訪れた観光地でした。
トゥルネーという街はフランス国境から30分ほどにあるベルギーの地方都市。小さくはないですが大きくもない典型的なヨーロッパの街。街の景色もいかにも典型的なベルギーの雰囲気がします。
中央広場では数多くの露店が。マーケットの日だったのでしょうか。ただ所狭しとクルマも停まっていたので正直ごちゃごちゃしていて落ち着かない雰囲気でした。
今回の旅ではまずシャルル・ド・ゴール空港に降り立ちここで1泊。翌日、TGVでフランス北部のリールへと移動、ここでクルマを借りました。本当はベルギー国内ブリュッセルでクルマを借りる予定でしたが、到着前北京空港でのトラブルの影響で、リールに急遽変更したのでした。リールに変更したのはこのトルニュイに行きやすくするためです。リールからは1時間弱のところに位置しているからです。
リールでのレンタカーはいろいろと面倒がありいつもよりも借りるまでに長い時間がかかりました。リールという街、TGVの駅が2つ(Lille Flandres, Lille Europe)あるんですよね。旧市街側に近いのがLille Flandres、そこから徒歩5分ちょっとですが、少し離れてLille Europe。レンタカーを借りるならLille Europe がおすすめ、というかクルマをピックアップする駐車場はLille Europe 駅側にあるので、移動等考えるとこちらのほうが楽だと思います。余談ですがLille Europe 駅前のフードコートは便利でした。
いつもより時間がかかったとは言え、結果的には賞味1時間程度なので、大きなロスタイムではなかったです。
さてこのトルニュイ大聖堂ですが、とても規模が多いのですが、いわゆる尖塔が印象的なゴシック様式ではなくロマネスク様式の大聖堂となっています。この規模でのロマネスク様式大聖堂は大変めずらしいのではないでしょうか。
がしかし、大変残念なのは、1999年10月に竜巻が来襲したため、屋根に穴が空いてしいまい、さらには建物自体が歪んでしまったということです。これだけ大きな建物を歪ましてしまう竜巻って一体(街は無事だったのだろうか…)。この災害の影響で現在でもなお改修工事が行われており、それが終わるのはなんと2030年ということ!サグラダ・ファミリア完成よりもずっと後なのか。
ということで、外部も内部もご覧のような状態。
それでも内部に入ることが出来ました。入口は大変わかりづらいところにあり、見つけるのに一苦労。とても大きな大聖堂なので、そのまわりを一周するだけでも5分以上はかかったことでしょう。
もし、機会があれば2030年以降に行ってみようかな。行くかな?
ちなみに、この街に到着したのはちょうど正午だったので、ここでランチタイム。ベルギーフランス語圏は食事が美味しいとの評判ですが、この街にもTripAdvisorベースで高評価のお店が沢山あるようでした。我々がランチで選んだお店もおしゃれで味もよかったです。
さらに平日でありこの日の予定は比較的余裕があったので、この町でベルギー国内用のプリペイドSIMを購入してみました。特にこだわりはなかったのですがorangeを選択。1GBの通信、しかしFacebookとTwitterは500MBまで無料、にもかかわらず15ユーロとは非常にお得!お隣フランスとは大違い。
アクティベイトはお店の方にお願いしました。イケメンのお兄さんでしたが英語の方はいまいち。でも片言ながらフランス語も交えて問題なく意思疎通できました。
フランス(リールなど)からベルギーへ向かう途中に立ち寄ってもいいかなー、と思う街の一つでした。(でもやはり2030年以降がいいかも)