Date and Time (Original) – 2023:08:03 14:41:33
この日は、あまり事前に計画していた予定がなく、移動を中心と考えていたのですが、この日の宿泊地南仏のニームへ向かうまで、まだまだ十分に時間があったので、その通り道近くにあったLa Couvertoiradeという村に立ち寄ることにしました。この村は、私がはじめてフランスの最も美しい村巡りを始めた2010年に一度訪れたことがあります。
その当時は、まだ4月の終わりで、さらに訪問したのが比較的午前中の早い時間帯だったこともあって、村には観光客はほとんどいなかったことを記憶しています。そして駐車場も当時は整備されていなくて、村のすぐ入り口の城壁の脇に停めることができたのです。しかし、今回は全く違いました。まず非常に大きな有料駐車場(3ユーロくらい)が整備されていました。その駐車場は、村からそこそこ離れたところにあって、一般の車はそれ以上村に近づくことができませんでしたので、2分くらいとはいえ村まで駐車場から歩く必要がありました。
足し会に昔とだいぶイメージが違うなあと思いつつも、こうして美しい村の経済が回ることはそれはそれでとても良いことだとあらためて思いました。確かに、当時、10年前にとても静かな環境で、このような美しい村を巡ることができたことは、大変貴重な機会だったなと思った一方で、自分は勝手にそのあたりに車を停めて散歩する程度で、この村に一線もお金を落としていないと複雑な思いをしながら観光をしていました。ですので、やはりこうして経済的に何かしらの貢献ができるようになったことは素直に喜びたいのです。それでもやっぱり人が多い。。
城壁をくぐり抜けて村の中へ。たしかに人が多かった、おみやげ屋、飲食店が多くなったとは思いましたが、昔のころとまったくかわらない美しい光景がそこにはありました。
村の詳しい説明は以下を参考にしてください。
La Couvertoirade は、フランス南部のアヴェロン県にある小さな中世の村です。この風光明媚な村の詳細な概要を以下に示します:
- 歴史的な重要性:
- テンプル騎士団:La Couvertoirade の歴史は、中世のキリスト教軍事団体であるテンプル騎士団と密接に関連しています。彼らは12世紀にここに要塞を築き、テンプル騎士団が14世紀初頭に解散した後、別のキリスト教軍事団体、聖ヨハネ騎士団に渡りました。
- 中世の建築:村はその中世の建築の多くを保存しています。その通りを歩くと、過去の一瞥を提供する石の家、防御壁、塔に出会います。
- 地理:
- 場所:La Couvertoirade は、フランスの南中部の高地地域であるマシフ・セントラルの一部であるラルザック台地に位置しています。村の離れた場所は、その歴史的な魅力を保存する役割を果たしました。
- 観光名所:
- 防御壁:La Couvertoirade の最も印象的な特徴の一つは、村を取り囲む保存状態の良い城壁です。
- 城:テンプル騎士団によって初めて築かれ、後に聖ヨハネ騎士団によって拡張された城は、村の歴史的な重要性の証として立っています。
- サント=カトリーヌ教会:村内の注目すべき宗教的建造物。
- 職人の店:石畳の通りを探索すると、地元の工芸品、食品、お土産を販売するさまざまな職人の店に出会います。
- 周囲の風景:ラルザック台地の自然な美しさは、村の魅力を高め、風光明媚なフランスの田園地帯をハイキングや探索する機会を提供します。
- 保存:
- リストされた村:その歴史的および建築的な重要性のため、La Couvertoirade は “Les Plus Beaux Villages de France”(フランスで最も美しい村)の一つとしてリストされています。これは、最も風光明媚で文化的に重要な村に与えられる称号です。
- アクセス方法:
- La Couvertoirade はやや離れた場所にありますが、車でアクセスできます。旅行を計画している場合、ルートや交通手段を事前に確認するのが最善です。
La Couvertoirade はフランスの中世の歴史の生きた証言であり、訪問者には、アヴェロンの風景を背景に、豊かな歴史と文化の織物に浸る時間を遡るチャンスを提供しています。