Date and Time (Original) – 2024:09:30 10:44:16
2024年秋のフランスの最も美しい村巡り、2つ目の訪問地は「Entrevaux（アントルヴォー）」、今回の旅で最初に訪れたSaorge（サオルジュ）と同じアルプ・マリティーヌ県に属する村です。サオルジュと同じように沿岸部にはなく、内陸の山あいにある村ですが、場所はニースの北西側にあるのでサオルジュのように一旦イタリアに入ってから向かう必要はありませんでした。またニースとその隣町カーニュ・シュル・メールの間を流れるVar川にそって山間をひたすら北上することでたどり着くことができます。村までの道の大半はこの川沿いの県道D6202の移動でした。幸いなことにこの県道がしっかり整備されており道幅も十分だったので、運転はとても快適でした。不快だったのはニース出るときに大渋滞に巻き込まれたくらいでしょうか。
村に到着したのは10時過ぎ、渋滞にも巻き込まれた関係でニース中央駅（ここに前日車を停めていた）から2時間ほどかかりました。車に関しては村の役場前に停めることができました。ここは停められる台数は少なくたまたま空いているところがあったのですが、少し離れたところ、といっても徒歩2,3分のところに鉄道駅があり、そこに非常に大きい駐車場があったので、もし車で訪問される際には駐車場について心配する必要はなさそうです。もっとも電車で来れるってことですけどね。
このEntrevaux（アントルヴォー）の村は、ここへ至るまでに遡ってきたVar川の北岸にあります。村役場や駅は南岸にありますので、橋をわたって村の城郭内に入る必要があります。地形を見るとちょうどここで川が蛇行していて、村はちょうどこの蛇行に沿って岬のようになっている場所にあります。さらにその北岸にある村の上に城がそびえていました。村の中はとても静かな佇まいで美しいですが、一通り散策しても10分ちょっと程度の規模でした。
さて、村を見下ろす山上にある城郭へ行ってみたい。入口まで行くと、このようなトークンを買う自動販売機があったので、これを購入（カードで買えました！）してなかに入ることができました。
まだフランスに到着したばかりなのと体調が十分でなかったので、頂上にある城郭へ向かうのには苦労しましたが、10分程度頑張って歩いて登ることができ、そしてそこからの素晴らしい光景を眺めることができました。とても感動的な景色でした。この村に到着したときは、曇り時折小雨が降る天気でしたが、ちょうど私が頂上の城郭に投薬した頃は、晴れ間も少しですが広がってきていたため、より素晴らしい美しい景色を見ることができたと思います。
村の詳しい説明は以下を参考にしてください。
エントルヴォーの概要
エントルヴォーは、フランス南東部、アルプ＝ド＝オート＝プロヴァンス地方にある歴史的な中世の村で、2023年に「フランスの最も美しい村」の一つとして認定されました。ヴァール川を見下ろす岩の上に建つこの村は、中世の建築、絵のように美しい街並み、そして豊かな歴史遺産で有名です。村は魅力的な跳ね橋を通じてアクセスでき、訪れる人々を時代を遡り、曲がりくねった小道や歴史的なランドマーク、17世紀から地域を守ってきた見事な要塞を探検する旅へと誘います。
エントルヴォーの主な特徴
- ロイヤルゲートと跳ね橋：訪問者は中世の跳ね橋を通って村に入り、村の要塞化された過去を象徴するロイヤルゲートに出迎えられます。
- 要塞：17世紀に有名な軍事技術者ヴォーバンによって建設・強化された要塞からは、ヴァール川や周囲の景観を見渡すことができます。
- 歴史的な街並みと建築：狭く曲がりくねった路地は古い家々に囲まれ、中世の雰囲気を醸し出し、数世紀前の建築が残されています。
- ノートルダム・ド・ラソンプション大聖堂：ゴシック様式の建物で、バロック様式の内装が特徴的なこの大聖堂は、村の深い歴史と宗教的なルーツを示しています。
- 年間の中世祭り：エントルヴォーは毎年、中世の生活を再現する祭りを開催しており、歴史愛好家や家族連れの訪問者に人気があります。
- 18世紀のオリーブ油工場：今も稼働しているこの伝統的な工場は、エントルヴォーの農業遺産とオリーブ油生産の長い歴史を垣間見ることができます。
- 風光明媚な散策路：要塞への急なジグザグの道は挑戦的な歩行コースであり、報われる景色を提供するため、ハイカーや写真家に人気です。
エントルヴォーの魅力的な歴史、建築、文化的なイベントの融合は、プロヴァンス＝アルプ＝コート・ダジュール地域で訪れる価値のある場所といえるでしょう。
