この1年あまりの間にめまぐるしく進化した海外旅行中でのiPhone利用環境。その状況についてですが、今回は都会から田舎まで、そしてフランスの東西南北と駆け巡りましたのでそれなりの実地調査?ができたと思います。ということでレビューしてみようかと思います。
MiFI圧勝!
総合的な結論を申し上げますと、
「MiFi >>>>>> SFR(フランスでの海外パケットし放題対象キャリア)」
ええ、比較になりませんでしたよ(笑)だって大都会のパリですら途中で途切れちゃうんですからSFR。
田舎でもそのパフォーマンスの差はすごかったです。むしろMiFiは昨年よりも通信環境がよくなってきたんじゃないかと思いましたので、なおさらです。
SFRはさすがにパリやリヨン、その他地方の主要都市ではSFR 3Gは十分使えましたが、田舎ではちょっとでも都市を離れると全く使えない状態といっても過言ではありませんでした。
ところで、ネットを使うには「3G」でなければ使えません。田舎に行きますと「E」とか「○」という表示が出てきたりもするのですが、よくわかりませんがこのときはパケット通信は一切できませんでした。
ただ、そんな圧勝のMiFiですが、それでもエリアによって差があるかなーと思いました。「イル・ド・フランス」「ノルマンディー」「ブルターニュ」「アルザス・ロレーヌ・シャンパーニュ」は予想以上に快適に使えました。一方で、内陸部の「ブルゴーニュ」「ローヌ・アルプ」「リムーザン」「ミディ・ピレネー」は入りづらいところも目立ちました。
快適に使えたというのは、冒頭の写真にあるとおり「紫色のランプ」が付いている状態。「緑色のランプ」でもパケット通信はできますが、重たいデータのDLやULはできませんでした。
これはおそらくヨーロッパのどこの国へ行っても同じかもしれません。ということで、フランス各地を巡るならやっぱりMiFiは必須かなあと改めて思いました。
ちなみにMiFiがあるのにどうして海外パケットし放題も使っていたのかというとそれなりの理由があるのですが、それはまた別に機会にでも説明しようかと思います。あ、そうそう何日か連続て使ってるとこういうメールが来ます。
親切になりましたねー。
ヨーロッパ各国、国境付近ではどうか?
今回はフランス1国とは言いながらも終わってみれば、スペイン、スイス、ドイツ、ルクセンブルク、ベルギーの5ヶ国にもいってしまっていました(笑)そうはいってもドイツやスペインはただ10分位国境を超えてたくらいですけれども…。
そこで気になったのは、国境付近で何のキャリアが使えるのか、ということです。まあこんな感じでした。
- フランス・スペイン国境(アイノア後)でスペイン側 → MiFiでつなげてつぶやく、SFRもOK。
- フランス・スイス国境(イヴォワール後)でスイス側 → MiFiでつなげてつぶやく、SFRもOK。
- フランス・ルクセンブルク国境(ロドマック後)でルクス側 → MiFiでつなげてつぶやく、SFRもOK。
- ルクセンブルク・ドイツ国境(シェンゲン)でドイツ側 → MiFIでつなげてつぶやけた!
- ルクセンブルク・ベルギー国境(クレルヴォ後)でベルギー側 → ルクスのキャリア(L TANGO)でつなげてつぶやけた
要するに国境付近な両国のキャリアが使えるということですね。シェンゲン(ルクセンブルクとドイツとフランスの3ヶ国の国境がある街)は面白かったです。3ヶ国の国境が交わる街ですからねー。シェンゲンまでの道のりで今ココなうをMiFiでやってましたからね(笑)
こんなメールもいっぱいもらいました。ルクセンブルクですが実は昨年8月にも訪れたのですが、このころはまだルクスで海外パケットし放題対象のキャリアがなかったんです。いつのまにやら広がっていたんですねー。
ちなみにルクスので「L TANGO」は割とよくつながっていたと思います。一方でベルギーの「BEL PROXIMUS」のつながりは悪かったですね。スパ付近ではよくつながっていましたけど。
いずれにしましても、まだちょっとお金はかかりますが手軽にiPhoneが使える旅は本当に便利です。やみつきになりますね(笑)
(ご参考)過去の日記:iPhone 海外パケットし放題:実際の請求はどうだったか