訪問日時：4月25日午後8時頃、1泊
この旅最大の目的にして、最上級の美しさ、「Vézelay（ヴェズレー）」 4月25日の宿泊地は美しい丘にそびえるこの村です。フランスで最も美しい村のみならずユネスコ世界遺産（ヴェズレーの教会と丘）にも選ばれているこの村は数ある美しい村の中でも最上級の風格を備えている、そう言っても過言ではないでしょう。
キリスト教の巡礼者にとっても目的地であり、またサンディエゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の出発点でもある村。
この「フランスで最も美しい村」を巡る旅の構想は2008年頃から立てていましたが、そんな構想当初からもっとも行きたかった村がここ「Vézelay（ヴェズレー）」でした。
ロワール地方から高速を利用して、一気にブルゴーニュへとやってきました。モントレゾールを出てからは小雨続き。ここへ至る道はとにかく下の写真のようなずっとまっすぐな道でした。
予想以上に美しかったモントレゾールで時間がかかってしまい、この日予約していたヴェズレーに着くまでには日がくれてしまうのか。神様は待って下さいました。まさにヴェズレーに着いたとき、晴れ間が戻りそして美しい夕暮れ時となっていました。
ヴェズレーに続く道はこの手前までずっと森の中を進みます。その森をくぐりぬけたとき、突如目の前にこのような光景が現れてくるのです。
日が落ちるまでにどうにかしてこの赤く映える美しい村の全景を撮りたい。狭い道を無理やり通り抜けて村の一望できる対岸の丘へ。
感動的な光景でした。
ホテルは実は2日前にネットから予約。村で一番良いホテルに泊まることにしました。念願の地、贅沢をしようと決めていましたが、そこは地方の村、4つ星クラスでも110ユーロ程度の値段で泊まれます。
ホテルに着いた頃にはすっかり日が暮れておりかつちょうどレストランも閉まってしまう時間。チェックイン後休憩することなくただちに食事を取りました。食事中に周りのテーブルが徐々に片付けられていきました。言うまでもなく一番最後の客でした。
日付が変わって26日。この日も雲ひとつない快晴。ちなみにこちらが宿泊していたホテルです。村の入口にあります。
まだ散策できなかった村の中、そして村のシンボル12世紀に建設されたというマグダラのマリアに由来する「サント・マドレーヌ大聖堂」へ行ってみました。
大聖堂へ続く道は思ったよりも急な坂でした。
さあ大聖堂内部へ。神秘的な空気に圧倒されました。やはりというか、さすがというか、、とても美しかったです。
ちょうどこの日は火曜日。そしてまだ朝9時でしたので、観光客は自分含めて２組程度。とても静かに大聖堂内部を見学することができました。
再び大聖堂へと続く坂を下ってホテルへ。途中の売店でブルゴーニュ地方のミシュランマップを購入。今日からはブルゴーニュ観光が始まりますのでその準備です。
再び車に戻っていざ出発、最後にもう一度昨日とはまた違う場所から村の全景を撮影してこの村を後にしました。
念願のヴェズレーに訪れることができて本当に幸せでした。
