コルシカ島は、ご存知の通り地中海に浮かぶ島なのですが、内部は思った以上に険しい山岳地帯で構成されています。
かつて島の住民は、古くはカルタゴ、ローマ、そしてゲルマン民族、イスラム勢力、さらには中世の十字軍などの外的から見を守るべく、この険しい山岳地帯を利用した小集落(パエーゼ)に見を潜めて自給自足の生活をしていたそうです。
ということで、コルシカ島をドライブしていると、山岳エリアのところどころにこうしたパエーゼの村を見ることができます。
バスティアを出発してから次に向かったのは、このようなパエーゼの一つVenzolasca(ヴァンゾラスカ)。バスティアの南方、クルマで30分ほどの距離にある小さな集落です。
この村を訪れたのは、こちらのiOSアプリを眺めていた時に発見したことがきっかけでした。
大変小さな村でして、観光としての見どころは村の中心にある教会くらいしかありませんでした。
でも中は閉まっていて見ることはできませんでした。
こちらは教会前の広場の風景。村の中心なのでしょう。
このヴァンゾラスカの周りにもいくつかのパエーゼがありました。
現代でこそ道も整備されておりクルマで気軽に訪れることができるパエーゼですが、それでも険しいくねくねした上り坂を登っていかなければなりません。
それだけ外的に恐れていたのでしょうか、美しい景色の中にもこのような苦悩の歴史を感じさせる印象深い観光となりました。
次はさらに南の方へと足を運んでみます。(続く)