(出所:http://alondradelaparra.com/)
腹ごしらえを終えたところで歩いて再びホール「Halle aux Grains」へ。
開演前。お客さんがたくさん集まってきました。
ホール周辺の地図。手書き。
このホールが出来たのは1860年代のようです。
こちらがチケット。
なにやら冊子がいろいろ売っています。
ホール内は残念ながら撮影禁止でした。(でも最初知らなくて撮ってしまって怒られました。ごめんなさい。)
さて、この日の曲目は以下のとおり。
- DEBUSSY:Prélude à l’après-midi d’un faune
- RAVEL:Ma mère l’Oie
- CHAVEZ:Sinfonía India
- DEBUSSY:Iberia
- RAVEL:Boléro
(出所:http://onct.toulouse.fr/spectacles/-/spectacle/11785-7-mai-2013)
そして指揮者はALONDRA DE LA PARRAさん。
(出所:http://alondradelaparra.com/)
すごい美人!まるでモデルさんのようです。
牧神から始まったこともありますが、第一印象としてはまず感じたのは非常に集中力、緊張感のあるタクトさばきであったこと。
しかし、盛り上がるところでは非常に生き生きとしていてダイナミックであったのはもちろんですが、聴いている側も同時に楽しくさせてしまうのは、さすがラテン系!といったところ。
(出所:http://onct.toulouse.fr/spectacles/-/spectacle/11785-7-mai-2013)
特に最後のボレロがよかったです。ボレロの盛り上げ方は今まで生で聴いた中でも一番よかったかもしれない。
でもちょっとこわーい一面も。牧神の出だしのフルートソロ(女性)がちょっとイケてなかったんです。どうもそれが納得いかなかったらしく、演奏後ソリストを立たせることはしませんでした。
もっともプロオケってこんなもんなのかな、アマオケで牧神演奏したらゼッタイに一番最初にフルート立たせますからねー。ちょっと気になりました。
さあオケ自体ですが、「フランスもの」の表現力はさすが地元オケ、フランスオケ、イメージ通りいやそれ以上だったかもでした。確かこのオケ10年くらい前に来日公演したんですよね。そこで初めて聴いてその音色に惚れてしまったことを思い出しました。その後プラッソンのCD結構買っちゃったくらい惚れ込みました。
もうひとつ大事な要素、ホールの響きですが、こちらもよかったです。建物が思った以上に古くてしょぼくて気にはなっていたのですが、どうやら杞憂だったようです。
久しぶりのヨーロッパでのクラシック、非常に満足の2時間でした。
トゥールーズ滞在はこの日まで。翌日からはまたある意味苛酷なフランスの美しい村巡りとなります。(続く)