Date and Time (Original) – 2025:06:03 22:18:18
今回の旅行で一番最後に訪れたフランスの最も美しい村は、ノルマンディ、カルヴァドス県のBlangy-le-Château。2024年にフランスの最も美しい村に認定された村です。
2024年はノルマンディからコートダジュールにかけて多くの村が認定されたので、これらを一度に訪問するのは難しかったですが、昨年と今回2年がかりで新規認定の村を全て訪れることが叶いました。これで久しぶりにフランスの最も美しい村コンプリート状態になりました。もっともこのあとまた新しく美しい村が追加されたので、本当に1が月程度の束の間のコンプリート状態でしたが。
前泊していたロワール地方アンジェから直接この村に向かったのですが、高速を使えばそこまで遠くには感じませんでした。村の入り口にあった公共の駐車場にクルマを停めて観光開始。
まだ美しい村に選ばれたばかりですし、本格的なヴァカンスの前ということで、村を散策していたのは我々しかいませんでした。観光スポットは正直ほとんどなく、唯一村のランドマークともいうべき教会が村の中心から少し離れたところにあったのですが、なかに入ることはできませんでした。
それでもほのぼのとした静かな雰囲気、ノルマンディ地方独特の建物の雰囲気がとてもよかったです。これといった派手さは全くなく誰もいない空間、まさに15年前にフランスの最も美しい村巡りを始めた頃の感覚に戻れた気がしました。
これにて2025年のフランスの最も美しい村巡りシリーズは終了です。そして、この訪問の後に新しく美しい村が追加されましたので、また来年以降もフランスに行くきっかけができ、大変嬉しく思います。このシリーズはまだまだ続きそうです。
村の詳しい説明は以下を参考にしてください。
**Blangy-le-Château（ブランジー＝ル＝シャトー）**は、フランス北部ノルマンディー地方のカルヴァドス県に位置する美しい村です。2024年には、「フランスの最も美しい村（Les Plus Beaux Villages de France）」の称号を獲得しました。この村は、木骨造りのノルマン様式の家々や花々に彩られた街並み、そして穏やかな田園風景で訪れる人々を魅了します。地域の建築的・歴史的な特色を色濃く残す、まさに絵のような村です。
Blangy-le-Château の主な特徴：
- 場所：リンゴ園やシードル、チーズで知られるペイ・ドージュ地方の中心にあり、リジューとポン＝レヴェックの間に位置しています。
- 建築様式：17～18世紀に建てられた木骨造りの家々が並び、瓦屋根や花で飾られた典型的なノルマン様式が見られます。
- 歴史的建造物：
- サン＝マルタン教会：ロマネスク様式の塔とゴシック様式の増築部分をもつ歴史ある教会。
- シャトーの遺構：中世の城の本体は現存していませんが、その痕跡や村の構造に名残が見られます。
- 文化活動：地元の市場や文化イベントが開催され、村の伝統的な暮らしやコミュニティの活気を感じられます。
- 景観の美しさ：緑の丘や整えられた庭園、そして村全体にあふれる花々が、絵葉書のような魅力を演出しています。
- アクセス：田舎にありながら道路アクセスも良く、ノルマンディーの田園や美食ルートを巡る旅の立ち寄り地として最適です。
歴史的遺産、景観の美しさ、そしてノルマンディーらしさを兼ね備えたBlangy-le-Châteauは、「フランスの最も美しい村」にふさわしい魅力を備えた村です。
