訪問日時:2017年9月21日、午後3時頃
今回紹介する「Carennac(カレナック)」も7年ぶりの訪問。厳密にはコレーズ県ではなくお隣のロット県というところに位置していますが、チュレンヌやコロンジュ・ラ・ルージュからは車で20分もかからない距離です。渋滞はもちろんのこと信号すらないですからあっという間に付く感じです。厳密にはロット川にかかる橋のところに信号があったような気がしますが笑。
ここは以前駐車に苦労したことを覚えていました。しかし今回はその苦労はなかった、というのは7年前にはなかった観光客用の駐車場が村の外側に整備されていたからです。料金は駐車場敷地内にあるパーキングメーターでチケット購入してダッシュボードに置いておく必要があります。以下の写真は3箇所の村それぞれで買ったパーキングチケット。カレナックは一番左、3ユーロでした。このあと行ったルブレサック、オートワールより1ユーロ高い笑。チケットの仕様が同じなので同じメーカーさんが作っているパーキングメーターのようです。
さてCarennac(カレナック)は大変美しい村で個人的にもかなり一押しなのですが、それでもやはり知名度は高くないしアクセスは悪いので、さほど人気はないだろう、と思っていた矢先、この立派な駐車場の存在は驚きでした。
カレナックも訪問時もまだまだ快晴です。まずは村を一回り。美しい景色は健在です。
観光客の姿もちらほら見られます。当時も多くはなかったですが団体客がいたように思います。
さてこのカレナックはクリュニー修道院系の教会を中心に発達してきた村です。中心にあるのがサンピエール教会です。教会の掲げてあったプレートによれば1047年に建てられたのが始まりとのことです。ファサードができたのが1150年と書いてありました。
教会内は無料で、そして付属する回廊は有料で見学可能です。入口横にオフィスがありそこで入場料を支払います。記録(写真)を取り忘れてしまいましたが、確か小さなコインをもらってそれを回廊入り口のドアに入れて入る仕組みだったと思います。
まずは教会を見学してから有料の回廊へ。
この回廊はロマネスク様式のものだったそうですが、100年戦争時に壊されてしまったようです。しかし、15世紀終わりにフランボワイヤン様式(ゴシック様式のひとつ)にて再建されました。これが現在我々が見ている回廊のようです。
外は快晴で暑かったのですが、教会及び回廊は涼しく疲れを癒やすのにちょうどよい時間を過ごせました。