訪問日時:2015年7月18日?19日
いよいよ最終回。世界で最も美しいと評判の人気のモスクを満喫して帰国!これが最終回。
ドバイ1泊3日強行日程でしたがまずまず満喫できたので、数回にわたってレポート。
- 出発&レンタカーゲット&ドバイ・モール編(1回目)
- ブルジュ・ハリファ編(2回目)
- ジュメイラ・ビーチ、アル・カスル・プール(3回目)
- ワイルド・ワディー編(4回目)
- シェイク・ザーイド・グランドモスク編(今回)
トリップアドバイザーでも大評判のモスク
ドバイ・ジュメイラビーチを出発、再びアブダビへと戻ります。この日の夜の便で帰国ですが、もう一つ最後に観光します。それは[highlight]「シェイク・ザーイド・モスク」[/highlight]。
鮮やかな白い石造りがとても印象的なモスク。多くのモスクはムスリム以外は立入禁止が多い中、このモスクはイスラム教のマナーは厳守しなければならないものの、信教関係なく誰でも無料で入場することができます。ということもあって、TripAdvisorによれば、アブダビでも最も人気のある観光場所となっています。
このモスクの場所ですが、空港の西側、クルマで30分弱かかる場所にあります。
www.yuu-koma.jp/blogphoto
アブダビって、ドバイ以上に見どころが一箇所に集中していなく観光しづらいところなんですよね。もちろんバス、タクシーといったような公共の交通機関もありますが、正直クルマを借りてしまったほうが楽でしょう。海外ドライブはハードル高いですが、幸いここはヨーロッパとは違ってオートマなので、左ハンドル右側通行という点さえクリアできれば運転は比較的簡単な方だと思います。レッツチャレンジ!
ドバイ・ジュメイラビーチからアブダビはクルマでおよそ1時間30分くらい。アブダビ空港の脇を通るE10線に沿って西へ。空港を通りすぎて15分程すると、モスク近くの橋を渡るあたりから、その美しい白い建物が見えてきました。
これは期待できますね!
このモスクには大きな駐車場が完備されています、情報通り。無料でした。スペースは十分あるので、駐車に苦労することはありませんでした。
アブダビもドバイに負けじと暑い。到着は午後4時30分頃でしたが、まだまだ気温は40度近くあるようでした。
いざ入場、最初は持ち物検査
クルマを停めて、モスクの入り口へ向かいした。まずモスク敷地内に入るための持ち物検査を受けなければなりません。入り口は大きなテント内になっていて中は外から見えません。そのテント内に入ると、空港で見かけるようなX線チェックの機械が2つ並んでいました。左が男性、右は女性だと、係の人が案内。
ちなみに、[highlight]まだここでは、男性女性ともに服装のチェックは行いません。[/highlight]どうやら入った後にあるようです。
このチェック大きな荷物さえなければ特段問題なく通過できると思いますが、僕の場合は一眼レフカメラが何か引っかかったようで、数分程度待たされました。結局問題ないということで入場を許可されました。
おっと忘れずに。こちらのモスク、[highlight]入場料は無料[/highlight]でした。すばらしい。
服装について
モスク訪問で一番気になる服装について簡単に触れておきます。基本的にはイスラム教徒以外でも入場可能なモスクですが、当然ながら神聖な場所ですので、男性女性それぞれ入場にふさわしい服装のマナーが定められております。ただし、そんなに身構えなくても大丈夫だと思います。
まず、男性は基本的に長ズボンであれば大丈夫。ちなみに[highlight]裸足OK、サンダルOK[/highlight]でしたね。確かにモスクの礼拝って靴脱ぐので、イスラム圏の人ではサンダルの人を見かけるような気がします。アブダビの夏はかなり暑いので、むしろこのほうがおすすめかも。
続いて女性ですが、ご存知のとおりちょっと面倒です。基本的には顔以外の部分、つまり両手足や髪などはすべて覆い隠す必要があります。[highlight]入場後に観光客用の「アパヤ」と呼ばれるアラビア半島の伝統的民族衣装を借りる[/highlight]ことができますが、長袖の上下および[highlight]顔以外の場所を覆うことができるスカーフ等あれば全く問題なかった[/highlight]です。
ということで、私の妻は「アパヤ」を借りずに入りましたが、何も問題はありませんでした。
ちなみにこのアパヤを借りる場合には、ネットなどの情報によると「パスポート以外にも運転免許証のような何らかのIDカードが別途必要」らしいです。ただし、今回はその真意を確かめることはできませんでした。念のためID関係の書類はパスポート以外にも持っておいた方がいいみたいです。
ということで、以上に説明したように、きちんとした服装をしていれば、特に内部で服装のチェックをされるようなことはありません。安心して鑑賞を楽しめると思います。
いざ内部へ、ガイドツアーに参加
そしていざ内部へと向かいます。
ひとつひとつどれをとってもどこを向いても息を呑むような美しさで感動します。
柱や床などのところどころに花の模様が見られますが、[highlight]これ全部宝石でできている[/highlight]んですよね。すごい、すごい贅沢すぎる!
ガイドツアーに参加
シェイク・ザーイド・グランドモスクは、基本的にその内部を自由に見学することができますが、我々はちょうど午後5時から始まるガイドツアーに参加することにしました。特に申し込み等は必要なく、時間に所定場所に集合しておけばOKとのこと。
ガイドツアーは英語でしたが、がんばって着いて行ってみることにしました。ということで、英語を殆ど消化できていないので詳しい説明はできませんが(涙)、その時聞き取れたこと、そして後日調べたことを踏まえて書いてみます。
このモスクは、この2007年と比較的新しいということ、そして、伝統的なイスラム建築を踏襲しつつ、世界各国にある最新の建築技術を用いて作られているのだとか。この宗教圏や文化圏によらず、[highlight]「世界のあらゆる国々の技術の結晶」[/highlight]というところを、特に強調していたのがとても印象的でした。もともとイスラム圏の中では最も開放的と言われるUAEならではの考え方だと思います。
まず、外のプロムナードを歩きながらガイドさんの基本的な説明が続き、一段落したところでいよいよモスク内へと入っていきました。
内部は土足禁止なので、入り口で靴を脱ぐ必要があります。観覧者用の下駄箱が入り口前にありますので、靴を脱いでここに入れておきます。
靴を脱ごうとして下駄箱の前に行くと、正面のモスク内部とっても涼しい風が吹いてきます!モスク内部は冷房完備、これは助かりました。なお、ガイドなしでも内部には入れますので、ある程度外を鑑賞した後はこの中で涼むのが良いかもしれません。正直ガイドツアー待つ間、暑かったんですよね(笑)。
モスク内部
さていよいよ内部へ。とても上品で豪華。
繰り返しになりますが、この花模様、すべて宝石でできております。確かに近くでよく見ると石です。
さらに奥へ。するとあたり一面に敷かれているペルシャ絨毯が。なんとこちら、横に長いモスクのスペースの端から端まで一枚のペルシャ絨毯で覆われているのだとか。世界一長いペルシャ絨毯のようです。
ただ、全フロアーで一枚というわけではありません。よく見ると繋ぎ目があります。
この繋ぎ目も意味ありまして、約1.2m感覚で存在しています。下の写真でわかりますかね?
何を意味しているかというと「人が並ぶ列の間隔」の目安なのだそうです。お祈りするときに横に何列もの人が並ぶので、その時に並びやすいようにするためだそうです。ただ、上下は1.2m間隔ですが、横は端から端まで絨毯がつながっています。
下だけでなく上も見てみましょう。どこを見ても豪華絢爛で圧巻されます。
ちなみにシャンデリアはドイツ製だそうです。
ガイドツアーは内部にはいってから30分ほど続いて終了。あとは自由に内部を鑑賞できます。ひと通り歩いて鑑賞した後は再び外へで最後の写真撮影大会。
ちょうど夕暮れ時の美しい頃合いでした。多少暑さは和らいできたといった感じですが、やっぱり暑かったです。
アブダビ空港へ、帰国の途へ
これにてドバイ強行旅行は終了。シェイク・ザーイド・モスクを出発30分程度でアブダビ空港へ。特に問題なくクルマを返却。チェックインも順調。空港で軽めに食事、おみやげなどを買って、夜22時台の便で帰国の途につきました。ちなみにアブダビの空港はドバイとは正反対に買い物するには物足りない感じでした。
現地宿泊1日ながら、丸2日間、しっかりと満喫できたと思います。欲を言えばあと1日あるとよかったかなあと。ドバイ・アブダビはそれほど長居することはないかと思いましたが、2日ではちょっと駆け足過ぎましたね。ドバイのスークなど今回行けなかったので、次回機会があれば訪れてみたいと思います。後は今回はあまり食事的に恵まれなかったので、次回はもっと調査して美味しいところを見つけたいと思います。(終わり)