訪問日時:2017年9月18日、午前10時頃
スイス旅行といえば、主にドイツ語圏、そしてフランス語圏なのではないでしょうか。ドイツ語圏の中心はチューリッヒ、そしてユングフラウヨッホなどで有名なインターラーケン、ツェルマットもドイツ語圏でしょうか。フランス語圏の中心はジュネーブ、レマン湖周辺が人気ですよね。イタリア語圏はこれらに比べるとちょっと地味かな?
それにはどことなく理由も。僕が個人的に思うにドイツ語圏とフランス語圏の行き来は山を越える、峠を越える、ということはあまりないため移動が楽、一方のイタリア語圏は思った以上に山岳地帯で異なる地域に行く場合、峠越えをしなければならない。美しい村巡りで強く実感しました。
どうしてこんな話をしたのか。実は今回ご紹介する「Erlach(エルラッハ)」は、ベルン州に属するドイツ語圏の村なのですが、実は2017年9月18日はスイス北西部ヌーシャテル湖周辺のフランス語圏の美しい村を片っ端から回っていた日で、このエルラッハもこのエリアにある村であり、てっきりフランス語圏だと思っていたのですが、よくよく村のお店の看板を見るとドイツ語が書かれていてびっくり。
というのもここへ来る直前に訪れた村は、もちろんフランス語圏で、その村から来るまで数分、つまり隣町くらいの距離だったからです。ちょうど州の堺目に位置する村だったわけです。全然気が付きませんでした。
とこんな感じでドイツ語圏のエルラッハですが、村の雰囲気は近くにあるフランス語圏の他の村と似たようなものでした。まあさすがに地理的に数キロ範囲ですから。 駐車場は少し村から離れた場所(といっても100m弱の距離)に広いスペースがありました。下の写真は駐車場近くから村を見たときにもの。
いわゆる旧市街は小高い丘の上に。
丘の上にある旧城址は現在は学校になっているようでした。この日は平日だったので子どもたちが校庭で元気よく遊んでいました。
丘の上からはビール湖(ヌーシャテル湖の北東にある小さめの湖)が見えます。そして眼下には小規模ながらぶどう畑が広がっていました。
至ってごく普通の美しい村でした。