訪問日時:2017年9月18日、午後2時頃 スイスの最も美しい村、フランス語圏の村の紹介はまだまだ続きます。通算8箇所目、フランス語圏の村では3箇所目となるGrandson(グランソン)は前々回ご紹介のAvenches(アヴァンシュ)と同様、ヌーシャテル湖近くにある美しい村です。ヌーシャテル湖は南西から北東に細長く伸びている湖ですが、グランソンの村は湖の南西側に位置しています。アヴァンシュの次に訪問した村はこちらでした。 グランソンへ近づくに連れてまず目に飛び込んてきた印象的なものはやはりこの城でしょう。
このお城の前に広場があり、ここにクルマを無料で停めることができました。観光客というよりもここで生活している人が多く利用している駐車場のようで、停められはしましたがそこそこクルマはありました。
さてこの村の歴史について。この村周辺に人類がこのあたりは先史時代の新石器時代からのようです。確かにヌーシャテル湖付近には「アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群」として世界遺産に認定されている遺跡が点在しています。それ以降の街の発展はやはり中世の頃だったようです。
街にある城は15世紀ころに作られたということです。スイス連邦の防衛拠点のひとつとして発展した街だったみたいですね。
非常に歴史のあるこの村は現在でこそとてもひっそりとしております。村の中の風景はとてもかわいらしい印象。どことなくフランスの村の雰囲気に近いものを感じました。実際、フランス国境はそう遠くないところですからね。ヌーシャテル湖北岸はフランスのジュラ県と接しているので、おそらく文化的にもほとんど(フランスと)同じなのでしょうね。
村の教会(L’eglise Saint-Jean-Baptiste)は12世紀から続くもの。内部を見学することができました。
なお村の中には小さなアトリエやおみやげ屋さんがいくつかありましたが、訪れた時間帯がシエスタ(お昼休みという感じでしょうか)でもあったので、いずれも空いていませんでした。
観光客こそ少ない村でしたが、非常に風情もあってただ散歩するだけでも心地よい村だと思います。