JBP協試演会に参加 ソーシャルメディアの加速力を感じた企画でした #JBP協試演会

05.音楽orchestra

以前このようなブログ:

クラシックの曲の予習にもiPhone DropboxとGoodReaderの組み合わせは相変わらず最強 | my lifelog yuu-koma.jp http://www.yuu-koma.jp/?p=8248

を書いていた時にほのめかしていたイベント「ブラームスのピアノ協奏曲第1番を試演するイベント」に参加して参りました。

企画概要は以下のとおり。

ブラームスのピアノ協奏曲第1番を試演するイベントです。

指揮者:福田光太郎先生(@FukutaKotaro)の企画です。

(twitterハッシュタグ:#JBP協試演会)

場所:杉並公会堂グランサロン

日時:2/23(Thu) 18時音出し?

指揮:福田光太郎( http://kotaro-fukuta.com/

ピアノ独奏:山口友由実( http://bit.ly/otL9Fl

当日の流れ(予定):18時音出し→2hほどリハ→通し→21:30には演奏終了

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事の発端はtwitterから

事の発端は、若手指揮者「福田光太郎さん」のこのようなつぶやきからでした。

一番最初のつぶやきは、1月20日の金曜日の夕方。おそらく会社から帰宅しているときにTLで目撃したと思います。

僕はこのコンチェルトが大好きですし、ピアノの留学生(美人)というのにも惹かれてしまい(こっちが本心?)、とても興味を持ったのですが、正直短い練習で本番に臨む自信はないので少し様子を見ることにしました。

でも翌朝の朝10時頃には結構話が進んでいまして、

日程や場所の詳細が決まって、ハッシュタグも登場していたんです。

しかも早速参加表明をされている方のうち何人かは粒オケや自分の所属オケの知り合い、まあこれはある程度予想できたとはいえちょっとその乗り遅れるのもなんとなくいやだなあと思い、たった1日でブラームスを弾ける自信はないものの思い切って参加表明をすることにしたんです。

当日1回のリハ、そしてそのまま本番

楽しみ半分不安半分、あれよあれよという間に当日がやってきました。18時から音出しということでしたがさすがに平日なので現地杉並公会堂に到着したのは18:30くらい。

しかしこの時間にはすでにほとんどのメンバーが揃っていて普通にリハが行われていました。

んー、みなさんお仕事は…。学生さんも多いみたいですが。でもみなさんそれだけ楽しみにしていたってことですかね。僕のやる気が欠けていたかな(笑)

しっかし、、みなさんうまい…。たった1日だけということもあってそれなりに準備もしてきていらしたんでしょうけれども、やっぱりうまい。

そして、ピアニストの山口さんも素晴らしい!そして噂通りの美人さんでした!

でも対向配置(自分はセカンドVn)だったのでソリストさんが全然見えなかったのはひじょーに残念でした。音もあまり聞こえなかったんですよね…。

指揮者の福田先生もすごくわかりやすくて演奏しやすかったです。リハの進行のテンポ感もいい感じでしたね。短い時間ながら大変効率よく練習を進めていたと思います。

というわけで、たった短い間にこれだけ素晴らし演奏ができたこと、その場でご一緒できたこと、素晴らしい経験をさせていただきました。この企画に携わった皆様に大変感謝いたします。ありがとうございました。

ただ、とっても楽しかったけれど、あまりにも時間が短かったのでよくわからないうちに終わってしまってもったいない気もしました。また、同じパートのひととあまり交流出来なかったのもちょっと残念でした。まあこれは仕方ないといえば仕方ない…。

もちろん終了後は打ち上げに参加。

これまたあっという間に終わってしまいましたが福田さんともお話しすることができて楽しい時間を過ごすことができました。

突然の企画成立の前哨戦

というわけで、そんな大成功のこちらの企画。それにしてもどうしてこんなに短い間に人が集まってこれほどまでにいい演奏がオケができたのでしょうか。

ひとつはそう滅多にやらないコンチェルトだったからということがあるかと思います。

しかし、それ以上にやはりソーシャルメディアTwitterの力、それを上手に利用できた福田さんのお力があってこそだと思いました。

実は福田さん、昨年の秋あたりからアマオケ関係者を少しずつフォローし始めていたんです。

それも音楽に興味がありそうな人、アマオケで演奏されている人を非常に適切に選んで上手にフォローをされていたように思います。まずはここに今回の成功要因があったと思います。

ご自身の公式サイトも立ち上げているところをみると、ネットを使ったマーケティングを積極活用していこうという姿勢を感じます。YouTubeにハイライト動画を投稿、全編にご興味ある方にはDVDをお送りするというのも面白い試みだなあと思いました。

ということで、指揮者でこういうソーシャルメディアを使っていこうなんて面白いじゃん、ということで、私も当然フォローさせていただくことにしました。

というわけで、このような下地があってこそ、今回の企画がうまく行ったのだと思います。

ちなみに、指揮者の福田さんによりますと、

自分が声をかけたのは、ソリストとコンマスだけ

ということだったそうです。それ以外は直接福田さんのtweetをご覧になった人、そのRTを見た人、あるいは参加表明者から紹介された、誘われた人だったわけです。

まさに非常に効果的なウェブマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングの例といえるのではないでしょうか。

ソーシャルメディアを利用した音楽活動の加速的なひろがり

アマオケクラスターって意外と世間が狭いんですよね。

オケプレイヤーが集えば、「△オケには私の知り合いがいる」とか「□オケにいる○さんご存知?」という会話が当たり前のようにされるものです。

そこにこうしたTwitterによるつながりができるわけですから、ますますつながりが加速するというわけです。

今回またひとつ面白いと感じたことは、粒オケに非常に長く関わっている自分なんかはむしろこの日に集まったメンバーの誰よりも多く知っている方であるも関わらず、実際にはtwitter IDも含めて存じ上げていた方は3割くらいしかいなかったことです。

またひとつ粒オケとはまた違う新しい広がりが生まれたといえるのではないでしょうか。これもまた加速的なつながりを予感させる出来事でした。

コアなニーズを捉える、つなげる

現在の世界経済の状況、特にギリシャ債務問題を発端とする欧州金融危機は、当然ながらクラシック音楽の活動にもなんらかの影響を与えていると考えられます。

何年か前にベルリン・フィルの日本公演にいったときのことですが、そこのパンフレットのインタビュー記事の中で同フィルのGMが「日本はクラシック音楽が文化として定着し尊敬されているから羨ましい。見習いたい。」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

いまでこそDigital Concert Hallを始めるなど画期的な活動をしているヨーロッパの名門オケですらそう思っているわけです。

そんな日本国内だって大阪市がプロオケへの支援を停止するなどの話なども上がってきているほどですから、国内外に関わらず決してこの業界は楽観視できる状況ではないと思います。

しかし一方で、アマチュアのプレイヤーからの需要は依然とどまることがないわけです。でなければいくらソーシャルメディア全盛の時代とはいえ、こんなにも早く演奏メンバーが集まることなどないでしょう。

もちろん彼らは「コアで安定的なクラシックファン」、彼らを有効利用しないのもどうかと思うわけです。

こうしたコアなクラシックファンとプロの演奏家、特に駆け出しの演奏家さんがより気軽につながりやすくなることは、まさに現代的であり、お互いのこれからの活動にとってとっても良い流れ、ひとつの未来の形だと思います。

そもそもこのようなクラシックの業界って、おおよそ人脈で成り立っているようなものですからね。何かを新しく始めるときに、人脈や経験を駆使しないとなかなか始められなかったりする。その障壁をある程度振り払えるソーシャルメディアの力ってやっぱり偉大なんですね。

特に今回は粒オケの時と違って「その発端者がプロの音楽家だった」ということで、少なくとも僕の周りではこのような動きは今までありませんでしたから、より興味深かったというわけです。

僕のようにそんなに長くオケ経験がない人にとっては、プロの音楽家とつながることなんて普通に暮らしている限りないわけです。それがソーシャルメディアの力によって簡単につながることができたわけです。

面白い時代になってきたなあと、今回の企画を通してますます感じました。今後の「つながり」にぜひとも期待したいと思います。

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