訪問日時:2016年11月23日午後1時頃
ラングドック・ルーションにまた新しい村が登録されたので2ヶ月遅れで訪問!
2016年9月26日に今年2つ目の美しい村が登録
場所は、オクシタニー地域圏内(※)にあるガール県。ポン・デュ・ガールでもおなじみのエリア、近くにある街としてはオランジュ、アヴィニョン、正にプロヴァンスの観光の名所付近にある村です。なお、この周辺にはすでに幾つかの美しい村登録済みの村(Aigueze, La Roque-sur-Ceze, Montclus)があります。もちろんすでにこれらの村には訪問済みです。
※ちなみに2016年9月24日よりラングドック・ルーション地域圏とミディ・ピレネー地域圏が合併してオクシタニー地域圏となったようです。オクシタニー地域圏(wikipedia)
とはいえ、せっかくこの7月に登録されたばかりの村を、運良く5月に訪問して、引き続き訪問コンプリート状態が続いていたのですが、これでまたまた訪問完全コンプリートが崩れてしまいました。
またもやプロフィール詐欺の状態が続いていたことになりますね…。
早速3泊5日強行日程で行ってきました
であれば行ってしまえばよい!幸い月末時間取れたこと(無理やり取った感はあるが)、そして中国国際航空のチケットが思った以上に安く(諸経費込みで53,000円代)かつ出発時間(成田19h30発)もとてもよかったので、思い切って訪問を決意。
いつものように会社から成田へ直行、着替えた服は毎度おなじみ宅配クリーニングサービスの「リネット」に預けて空港へ、そして、出国。
上海経由でおよそ20時間、朝7時にシャルルドゴール空港第一ターミナルへ到着。すぐに第二ターミナルへと移動してTGVで3時間かけてアヴィニョンへと向かいました。南フランスプロヴァンスをTGVで訪れるのは実ははじめてでした。
アヴィニョンTGV駅到着はちょうど正午、ここでクルマを借りてこの美しい村を寄り道一切せず目指しました。
このあたりはワイン産地でも著名なコート・ド・ローヌの中心、ぶどう畑の美しい紅葉の景色をみながらおよそ1時間のドライブ、目的地のルッサンに到着です。
シーズンオフということもあるのでしょう、観光客用の駐車場は僕のクルマ1台だけ。間違いなく観光客は僕だけでしょう。
コート・ド・ローヌにある美しい村ルッソン
駐車場にクルマをとめて早速観光開始です。この村はやや高い丘の上にある城郭都市ですが、その造りを見ると、ミディ・ピレネーなどでよく見られたバスティード形式とは違っているようにも見えました。
村に残されているシャトーは16世紀頃に造られたものだそうで、現在ここは村役場になっているようです。
村の役場前にはこのようなニュース記事が掲示されいました。どうやら今回5つの村が立候補していたようですが、そのなかからこの9月にこのルッソンが美しい村に選ばれたそうですね。おめでとうございます!
観光には力を入れている、これから力を入れていくのでしょうか。こういう情報看板も比較的新しい。英語版もあります。
しかし、観光案内所ありましたが閉まっていました。
シーズンオフですからね、きっと開けていないのでしょう。ちなみに5月に訪れた2年前に新しく登録された村では季節が季節だからでしょうか、観光案内所がしっかりと開いていましたけどね。シーズンオンの時期に期待しましょう。(多分僕は行かないでしょうけど笑)
こちらの村、美しい村に選ばれただけあって、やはり周辺の村や街にはない、そして他の美しい村でも感じるような、まるで中世の頃から時間が止まっていたかのような雰囲気を感じさせる佇まいをしていました。
あまりいい写真は撮れなかったのですが、やはり村の中心のこの広場が一番いい雰囲気で落ち着いていたと思います。子どもたちがここで遊んでいて話しかけてくれました。
教会もありますが、訪れた時は中にはいることはできませんでした。
そして、この村の一番の特徴は周囲を立派な石灰岩で形作られた城壁で囲まれているところ。やや高台にあるので、そこから眺めるコート・ド・ローヌの秋景色がとてもきれいでした。
城壁沿いにある広場や公園がとてもここちよかったです。今の季節は寒いですが、春や秋の涼しいときに散歩するととても気持ちよさそうですね。
いつもどおり滞在時間はおよそ1時間弱でした。
さて、これでまたしばらく「フランスの最も美しい村完全制覇した者」という称号を名乗ることができますが、きっと来年以降も新しい美しい村が登録されていくのでしょうね。また、そのときは行くとしましょうか。
いずれにしてもフランスにいくきっかけができることは大歓迎です!