Date and Time (Original) – 2024:10:03 12:24:00
2024年のフランスの最も美しい村巡り、最後に訪問した村が、今回紹介する「ペンヌ=ダジェネ(Penne-d’Agenais)」です。フランス南西部のロット=エ=ガロンヌ県にある、ロット川を見下ろす丘の上に位置する魅力的な中世の村です。実は2023年の夏にもロット=エ=ガロンヌ県にある当時まだ未訪問だった村をいくつか訪問したのですが、そのときついうっかりこの村がフランスの最も美しい村に選ばれていたことを見逃していたため、訪問し忘れてしまったのでした。今回の旅の最終目的地はボルドー、その前まではラングドック地方にいましたので、ボルドーに向かう途中でこのうっかり訪問し忘れた未訪問の村に立ち寄ることにしました。
到着したのはお昼すぎ。もう10月に入っており、そして平日ということもあって、村にはほぼ観光客は見当たりませんでした。昨年2023年にこのエリアを訪れたときは、小さな村であっても美しい村に選ばれているのであれば、結構な観光客で賑わっていることが多かったのですが、それとはとても対照的でした。それでも村の中での駐車場探しには少々苦労しました。きっと中心からもう少し離れたところに観光客用の駐車場があったのかもしれません。自分は村の役場の近くの路駐(無料)を利用することができました。なお駐車したスペースの目の前にはきれいに整備された公衆トイレもありました。もうこうした観光地にトイレが整っているのは一般的になった気がします。かつてのヨーロッパ旅行では考えられなかったことですね。
村は、よくある美しい村と同様、少し周りの平地から高い丘の上に位置していて、村は歴史を感じさせる城壁に囲まれています。この城壁も含め村全体の石造りの建物は、やはり美しい村に選ばれていることもあって、そもそもが美しいだけでなく、とてもきれいに整備されていました。このときは前述した通り全くと言っていいほど観光客はいませんでしたが、きっとハイシーズンには多くの観光客で賑わっているのでしょう。
村の詳しい説明は以下を参考にしてください。
ペンヌ=ダジェネ
ペンヌ=ダジェネ(Penne-d’Agenais)は、フランス南西部のロット=エ=ガロンヌ県にある、ロット川を見下ろす丘の上に位置する魅力的な中世の村です。「フランスの最も美しい村」の1つに認定されており、絵のような街並み、歴史的建造物、息を呑むような景色で知られています。この村は中世に遡る豊かな歴史を持ち、訪れる人々に文化遺産、芸術、自然美が調和した体験を提供します。
主な特徴
- 歴史的遺産:
- ペンヌ=ダジェネには、12世紀に建てられた中世の要塞があります。一部は廃墟となっていますが、過去における戦略的重要性を物語っています。
- ノートルダム・ド・ペイラグード聖堂:
- 19世紀に建てられた銀色のドームが特徴の壮大な聖堂で、聖母マリアに捧げられています。巡礼地としても有名で、周辺の田園風景を一望できます。
- 魅力的な街並みと家々:
- 狭い石畳の通り、木骨造りの家、花で飾られたファサードなど、中世の魅力を感じさせる風景が広がっています。
- 芸術的なコミュニティ:
- 村には多くの芸術家や職人が住んでおり、ギャラリーや工房が点在しています。
- ロット川の眺望:
- 高台に位置しているため、ロット渓谷の壮大な景色を楽しむことができ、写真家や自然愛好家にとって理想的な場所です。
- 市場と美食:
- 地元の市場やレストランでは、フォアグラ、アジャン産プルーン、高品質のワインなど、地域の特産品を楽しむことができます。
- 自然との触れ合い:
- 周囲にはハイキングコースがあり、川でのアクティビティも楽しめるため、アウトドア好きには最適な目的地です。
ペンヌ=ダジェネは、歴史、芸術、自然が見事に融合した村で、ロット=エ=ガロンヌ地方を訪れる際にはぜひ訪れたい場所です。