Date and Time (Original) – 2023:08:02 14:42:26
陸の孤島オーベルニュを旅しているこの日の2つ目にして最後の最も美しい村は、Polignac。サンジャックドコンポステーラ巡礼路、ル・ピュイの道の出発点でもあるル・ピュイアンヴレの街から10分程度に位置する村です。ここも2017年以降にフランスの最も美しい村に登録された村です。村へ向かうには、おそらくどの方角からもル・ピュイアンヴレへと向かう幹線道路に沿って運転すればよいのですが、ル・ピュイアンヴレの近くまで高速が走っていないので、そこそこ長い距離を一般道にてひたすら進むしかありません。ですので思った以上に時間がかかった印象です。
村の数キロ前のロンポワン(ラウンドアバウト)で、ル・ピュイアンヴレと分岐して違う方向に抜けて村を目指すと、ややなだらかの坂を降りる道が続くのですが、その坂から村の全体を眺めることができます。このPolignac、は見た通り要塞の村、その堂々たる姿にとても感動しました。ただ見た目よりは、実物は小さいのではと、長年ヨーロッパの美しい村巡りやお城巡りから培った経験から沿う感じました。
村に到着、駐車場は備わっていたのですが、規模は大きくなく、さらに我々が到着した時間帯は15時前で一番混雑する時間帯でもあったので、混雑していて駐車スペースを発見するのにとても苦労しました。
それでは観光開始。もちろん目指すはこの村の象徴である要塞です。村の中心にある観光案内所で入場料を支払って要塞を見学することができます。村の数キロ前からこの村の象徴である要塞を眺めた感じた直感は正しく、要塞はあまり大きくなく、要塞の麓でもある村の中心から数分程度で要塞内にたどり着くことができました。こじんまりとした要塞でしたが、とてもRPG感満載で楽しく鑑賞することができました。
村の詳しい説明は以下を参考にしてください。
Polignacは、フランス南中部のオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域のオート=ロワール県にあるコミューンです。主に中世にさかのぼる印象的な要塞や「シャトー=フォール」で知られています。以下は簡単な概要です:
- ポリニャックの要塞:この要塞は、火山の台地の上に建てられ、周囲の風景を印象的に一望することができます。その基盤は先史時代にさかのぼりますが、今日見ることができる構造のほとんどは中世のものです。この要塞はこの地域の戦略的な要塞であり、その設計から明らかに包囲や攻撃に耐えるために建てられたことがわかります。
- 地理:ポリニャックは玄武岩の台地に位置しており、周囲の平野を戦略的に見下ろすことができます。これにより、歴史的に重要な防御位置となりました。
- 歴史:ポリニャックの歴史は、ポリニャックの伯爵、そして後のポリニャックの王子の歴史と深く結びついています。この家族は、この地域とフランスの歴史に長い影響を与えてきました。特に、19世紀のジュール・ド・ポリニャックは、著名な政治家であり、シャルル10世の首相として仕えました。
- 観光:現在、この要塞はオート=ロワールの主要な観光スポットの一つです。訪問者は遺跡を探索したり、城壁を歩いたり、この場所の豊かな歴史を学ぶことができます。要塞からのパノラマの眺めは特に人気があります。
- 村:要塞の他にも、ポリニャックの村自体には、伝統的な石の家、狭い通り、歴史的な建物があり、風情があります。村はオーヴェルニュ地域の典型的な建築様式を反映しています。
この地域の歴史的な意義を理解したり、訪問を計画している場合、オート=ロワールのポリニャックの要塞と村は、優れた出発点となります。