訪問日時:2013年5月14日午前11時頃
好天に恵まれた5月14日、2カ所目の村へ。
この日最初の訪問地モネスティエからそれほど遠くはないと思っていたのですが、Google Map ナビに従って細い小さな一般道で向かったので、思った以上苦労しました。ううむGoogle先生め…。
途中からアルビとロデスを結ぶ大きな国道N88号線に合流したとはいえ、そこから離れてしまうと、やはり中世のバスティード、いかにも軍事的な拠点にふさわしく、村へと続く道のつづら折り具合は激しくなる一方、地図的には近く感じても実際の運転はとっても苦労しました。
予想以上のタフな道のりでしたが大きく時間をロスすることもなく順調に到着。駐車場探しには全く苦労しませんでした。
さて、このソーヴテール・ド・ルーエルグについては、以前の投稿:
美しい村巡りでよく見かける「バスティード」とは ? フランスで最も美しい村巡り2013 番外編2- | my lifelog yuu-koma.jp http://www.yuu-koma.jp/?p=8920
でご紹介したこちらの本
伊藤 毅
中央公論美術出版 2009-08
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でも取り上げられております。
この辺りはルーエルグ地方とよばれており、この街が12世紀にさかんに建てられた教会保護集落「ソーヴテ」の一つであった(と考えられる)ことから、「ソーヴテール・ド・ルーエルグ」という名前になったのではないかとのこと。
中世の頃こそ、アルビジョア十字軍、百年戦争などをくぐり抜けるなど、要塞都市としての重要度が高たったそうですが、17世紀にはいると、ペストの流行による人口の激減、そしてミディ運河の建設等による南フランスの交通網激変の影響を受け、急激に街の重要度が低下していったそうです。
そして現代。中世の歴史と美しさを残していることが評価され、フランスの最も美しい村のひとつにも選ばれることになります。
決して多くはありませんが、個の僕のような個人観光客が時折訪れる村へと変貌を遂げています。
決して見どころは多くないものの、村の路地、中央広場に面する建物を見れば、まるで中世の時代へタイムスリップかの感覚になります。
バスティードというとこのアーチ状の構造がとても印象的です。中央広場に面している建物によく見られる構造です。
もちろん素敵な路地裏も健在。
そして教会にもいってきました。
それにしてもいい天気。
今日は天気に関しては一切心配しなくて大丈夫かな?
次の村へはややロングドライブとなります。
公式サイト:Sauveterre-de-Rouergue