Bitcoinをはじめてみました No.1

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“興味をお持ちの方にビットコインについて話したり、あなたのブログにお書きください。あなたの好きな店に、ビットコインを使って支払いたいことを伝えてください。また業者ディレクトリを 常に最新に保てるようにお手伝いください。あるいは、クリエーティブに、ビットコインTシャツを作ってください。” (https://bitcoin.org/ja/support-bitcoinより)

では書きましょう。

今さらながら、うわさの仮想通貨「ビットコイン(bitcoin)」をはじめてみました。

1. 始めたた動機:今後の旅行に便利かもしれない?

始めた動機は、投機的な利用がしたかったのではなく、旅行中のひとつの決済手段として持っておくべきと思ったこと。

2014年初めにMt Goxの破綻で本当に大丈夫なのかなBitcoinと思っていましたが、勉強をしていくうちに、これは「本質ではない」ということを理解。それ以降も順調に発達しているということを知りました。

実際、世界でもビットコインの利用環境が徐々に整いつつあるようです。たまたま先日、ウェブサーフィン中に、エコノミストでUATPも取り扱いを検討開始したといったニュースを発見、これは旅行好きとしてはやはり保有すべき資産ではないかと思った次第です。

Booking flights with bitcoin: Taking off | The Economist http://www.economist.com/blogs/gulliver/2015/02/booking-flights-bitcoin

そういえば確か最近調べたエクスペディアも対応し始めたという話を聞いたことがありました。

旅行サイトのエクスペディア、Bitcoinでの決済に対応 – CNET Japan http://japan.cnet.com/news/service/35049281/

実はこうした旅行的な動機以前に、偶然にも、少々仮想通貨の仕組みやアルゴリズムについて、2月の中旬くらいからなんとなく興味を持ち始めており、いくつかの著作を通勤中に読んでいたのですが、少し仕事やプライベートが落ち着いてみたので、具体的にアクションを起こしてみました。

2. 始める前にしっかりと理解してイメージを持っておいた方がいい

ここで、いきなりですが参考資料のご紹介。

以下にも述べますが、いきなり始めるよりもしっかりと著作を読んで多少なりともビットコインの仕組みをしっかりと理解しておいたほうが良いと思っているからです。

ビットコインの仕組みや利用については、すでに数多くの著作やウェブサイトで解説されています。著作では、私はこちらで非常に勉強させていただきました。

仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない

野口 悠紀雄

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ダイヤモンド社 2014-06-06

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非常にしっかりと解説されています。ビットコインの優れている点、その仕組をまずはしっかり理解するためには必読の解説書だと思います。わからない、難しい点も多いですが、まずはこれをしっかりと読んでください。

個人的には、

“つまり、ビットコインとは、プルーフ・オブ・ワークを課すことによって、改ざんという「悪事」が合理的でなくなるように設計されたシステム” (著作からの引用)

まずはこういう背景があることをきちんと抑えておくことが大切だと思います。

ウェブサイトでは、以下のサイトを参考にさせていただきました。ただし、これらのウェブサイトは、上記著作でビットコインについてのある程度理解してから、読んだほうがよいかもしれません。

bitcoin.org | https://bitcoin.org/ja/

bitcoin.org よくある質問 | https://bitcoin.org/ja/faq

Bitcoin日本語情報サイト ? 仮想通貨(暗号通貨)ビットコインのチャート・入手・使い方等日本語解説サイト http://jpbitcoin.com/

特に2番目に紹介したよくある質問は、非常によく出来ておりまして、理解をさらに深めるのにとても役立ちました。

3. どうやってビットコインを入手するのか

以下、初心者であるユーザー視点で書かさせていただきます。いろんな著作やサイトで調べても、どうも技術寄りの話が多いんですよね、ビットコイン。

私が選択した方法は以下のとおりです。

  1. 自分のビットコインウォレット(以下、ウォレット)を作成
  2. 日本円を取り扱っているビットコイン取引所を選択。その取引所の口座に日本円を入金
  3. 取引所に入金した日本円を、取引所経由でビットコインと交換
  4. 日本円を交換して取引所口座に入金されたビットコインを自分のウォレットに送金

どういうことなのか、以下で詳しく解説していきたいと思います。

4. ウォレットと取引所についてきちんと理解することが出発点

さて、いったいどうやってビットコインを入手するのか。最初は結構戸惑いました。しかし、はじめに「仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない」をしっかりと読んでから始めたのは、非常によかったと思っています。

「無駄な手数料を払うことなく」開始できたからです。

容易にはじめられる「販売所兼ウォレット」を提供しているウェブサービスでは、ビットコインの市場価格よりもはるかに高いレートでの日本円-ビットコイン交換となってしまうからです。ウォレットも代行しているので、その手数料も取られる、そういう仕組です。また、後述しますが、自己責任管理の考えから交換所は利用しないことにしました。

5. ウォレットについて

少なくともまず理解すべきことは「ウォレットは原則、自己管理」であるということ。

ウォレットは、いってみれば自分の口座ともいえます。しかし、口座というとどうしても従来の銀行口座を想像してしまいますが、それはあくまでも銀行という組織を暗黙のうちに信用してこそ成り立つ考えであるため、その点で根本的にビットコインにおける自己管理とは異なると思います。

では、直訳のとおり「財布」かというと、それもまた若干異なります。なぜならば振込口座的な機能も備えているからです。

いってみれば、ビットコインのウォレットは、「自己信用に基づく現実の財布と振込口座が融合したもの」といえるのかもしれません。

この自己管理、自己信用があるからこそ、それが自分でできるものにとっては、余計な管理コストが発生しません。

6. 取引所について

続いて、取引所についてです。これは個人でダイレクトに為替市場で取引するためのウェブサイト。通常の為替や株式を一般の人が市場で取引する場合は、まず銀行や証券会社に代行してもらい間接的に行うしかありません。

ビットコインに関してもその仕組みは基本同じです。ただ、既存の為替市場のように、大手金融機関に牛耳られていないため、その自由度は高く、参入障壁は圧倒的に低いと言えます。

ここで、抑えておきたいことは、取引所を利用するということは、自分自身で直接約定価格を決めるということです。一方で、交換所というのは相手の言い値で一方的に約定価格が決められてしまうということです。

従って、当たり前のように、成行、指値、ビットアスクスプレッドといった概念が出てきますので、取引所の利用に際しては、ある程度、株や為替取引の知識(経験があれば尚よし)があったほうがよさそうです。

第二回 Bitcoinをはじめてみました No.2に続きます。

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