以前から使いたい使いたいーとか思いつつなかなか使ったことのなかったUBERさん、ようやく週末にデビューしました。遅い…。
先週所属しているアマオケの宣伝用チラシ挟み要因としてとある別団体の演奏会開場におじゃますることになったのですが、若干駅から距離があったこと、さらに乗り換え(三田線→大江戸線)が一度地上に降りる必要があったので、この地上に出たあたり(芝公園、大門付近)から、Uberを利用することを決意。
利用はびっくりするくらい簡単
iPhoneにてこのアプリ自体立ち上げるのは久しい。最初にインストールしたくらいかな…。
もう使い方については解説はいらないと思います。あまりに簡単すぎてすぐ来ちゃいそうで怖い。
Uberは最近になって「TAXIサービス」をはじめたそうなので、初めはやすそうだしそっちにしようかなあと思ったのですが、全くと言っていいほど手配できなかったので、定番の「ハイヤー」をオーダーすることにしました。
手配後はあとどのくらいでくるのか、ハイヤーは現在どの位置にいるのか、などなどリアルタイムでGoogleマップ上に更新されていきます。ドライバーはもちろんのこと車種やナンバーも表示されるので、わかりやすい。
配車リクエストをしてからおよそ5分で到着。MKタクシーのハイヤーがきました。ドライバーさんに伺ったところ、東京では3社がUberと提携しているそうです。
もちろん高級車ですから乗り心地は抜群です。つかの間の贅沢な気分を満喫です。
もっとも乗ってしまえばただのタクシーと同じなんですけどね(笑)
そして目的地に到着。もう降りるだけでOK、そう、事前にクレジットカードを登録しているからです。ここから請求されるので、サインも不要。これは非常に楽です。
請求額の確認もカンタン
さて、肝心の料金ですが、降車後1時間程度でメールが来ます。再度アプリを立ち上げると直前の請求が自動的にポップアップされてきます。
ウェブ側でも乗車履歴が確認できる仕組みなので、後日あらためてチェックも可能です。
割りとしますね…。
はたしてUberは高い?お得?
念の為に料金を確認。料金体系はこのようになっております。
ということは、
- 開始料金(固定):103円
- 距離(3.62km):3.62km×308円/km=1,114.96円
- 時間(9:02):(9+2/60)分×67円/分=605.2333円
- 合計:1,823.1933円≒1,823円
3円くらい誤差があるけれどもまあだいたいこのくらいであってるようです。
従来のタクシー料金と比較してみた
せっかくだから、
タクシー料金について | 東京最大手のハイヤー会社 http://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/fare/
の前提を利用して、同距離を従来のタクシー(手配)をでいった場合どうなるのかを計算してみます。
- 送迎料金(固定):410円
- 距離(初乗り2km):730円
- 距離(追加1.62km):1.62km×(90×1,000/280)円/km=520.7142857
- 合計:1,660.7143円≒1,661円
おっと、意外と差が少ないぞ。これって従来のタクシーであってハイヤーの手配ではないわけだから、もしかしてUberの方が実は得なんじゃないか?
もうちょっといろんなケースを検証してみることにしました。Uberには利用時間に応じた料金体系があるので、都内での運転感覚より
「5kmあたり10分(渋滞なし)」
※ちなみに5kmというのは、「新宿駅から市ヶ谷駅」くらいです。
という前提で比較してみると、
サービス |
5.0km |
7.5km |
10.0km |
12.5km |
15.0km |
---|---|---|---|---|---|
UBER |
2,313円 |
3,418円 |
4,523円 |
5,628円 |
6,733円 |
タクシー |
2,104円 |
2,908円 |
3,711円 |
4,515円 |
5,319円 |
差 |
209円 |
510円 |
812円 |
1,113円 |
1,414円 |
確かにUberのほうが高い結果となっているわけですが、思ったよりも高くはなっていないなあという印象です。
むしろ、ハイヤー手配を考えた場合はUberのほうが得なのではないでしょうか。(ちなみに普通のタクシー会社のはハイヤー手配料金は公表されておらず、都度見積もりを出す必要があることが多いようです。)
思った以上に“絶妙”な料金体系ではないか
今回の比較では、従来のタクシー料金には「手配料が含まれている」ので、駅や路上の流しを拾えば410円分は控除されるため、この場合は確かに安いです。
しかし、クルマを手配する、しかも高級車のハイヤーで手配する場合、配車手続きの支払いの手間を大幅に短縮できる「事務的メリット」に加え「料金的メリット」もあるわけですから、Uberを第一候補に考える根拠は十分にあるのかもしれません。
この「事務的メリット」を考慮すると数百円の差は大したことない、むしろ得だ、そんな考え方もできるかもしれません。
いずれにしてもUber、絶妙な料金体系だと思いますね。
Uber利用の一つのネック担っているのは、間違いなく「時間料金」の存在だと思うんです。これは確かに大きな差が出やすいところですが、実は1kmあたりの料金に限ってはUberのほうが安いんです。
- Uber 1kmあたり:308円
- 従来のタクシー(2kmまで):730円
- 従来のタクシー(2km超過分) 280mあたり:90円 → 1kmあたり:90円×1,000m/280m≒321円
いい差ですよね、このあたりの設定も「手配のしやすさ」とのバランスを考慮すると、ものすごく絶妙に思えます。
とても勉強になりました。今後はもう少し躊躇なく利用してもいいのではないかなあと思っています。