先月より旅行にかかるカード払いの請求が続いて戦々恐々としているところです。
本日は旅の現金のおはなし。
基本的にヨーロッパではクレジットカードがどこへいっても使えるので極力カードによる支払いを心がけて入るのですが、そうはいってもやっぱり現金は早いし便利だしゼッタイだし…。
最近ではもっぱら現地での現金は、クレジットカードのキャッシングを利用しています。
さてさて大変気になる手数料、経験論では日本で予め両替していった場合や現地の両替所で交換するよりもずっと安いと思っているのですが、実際はどうなのか。
カードの請求書をもとに計算してみました。
メインで使っているシティーカードで利用したキャッシングのそれぞれにおける「換算レート」「市場レート」「手数料」「手数料率」は以下のとおりでした。
おっとっと、ちなみにレートは当然ながらユーロ円です。
- 「換算レート」とは、実際にカード請求時に確定するレートのこと。つまり100ユーロのキャッシングをした場合、請求額は100ユーロ×換算レートとなるわけです。
- 「市場レート」とは、為替市場で取引されているレートのことです。各項目の市場レートはカード請求の日時と同日のものをピックアップしています。
- 「手数料」とは、「換算レート」と「市場レート」の差です。
- 「手数料率」とは、「市場レート」に対する「手数料」の割合です。
ざっと平均をとりますと、
手数料の平均値:0.36520円
手数料率の平均値:0.354%
きちんと街の両替所を調査したわけではありませんが、おそらくクレジットカードによるキャッシングのほうが圧倒的に安いと思われます。やっぱりキャッシングが一番いいのではないでしょうか。
未だにトラベラーズチェックがいいとかとか書いてあるガイドブックってなんなんでしょうねー。さすがにないかな(笑)
なお、キャッシングは当然ながらクレジットカードが普及している国でないと使えませんのでご注意を。
ところで細かい話なのですが、為替は24時間ずっと取引されてて値段がかわるものなのでどの時点の値を取るのかによって数字が変わってきます。
細かく議論してもあれなので、とりあえず以下のサイトよりこんな条件で取得したものを使わせていただきました。
http://fx.sauder.ubc.ca/data.html
こちらのサイトなかなか便利ですねー。