この週末に車で仙台へ行ってきました。久しぶりのロングドライブ。1泊2日の強行日程でしたが非常に盛りだくさんな旅となりました。
ということで何回かに分けて日記書いてみます。時系列に従って書こうとしたのですが、なんだか難しかったのであまり気にせず思いつきで書いていきます。
最初はやっぱりこの話題から書いたほうが話を進めやすいかな。
そう、今回最大の目的はタイトル通り演奏会鑑賞。「仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団」さんの演奏会。
ウェブサイトはこちら:http://sendainewphil.client.jp/
こちらのオケに昨年と今年行ったtwitterを通して立ち上げたオーケストラ、通称「粒オケ」でご一緒させていただいた仙台在住のメンバー(コントラバス奏者さん)が所属されているんです。
まあ仙台正直遠いんですけど、シャレでそれだけの目的で行ってみても面白いかな、なんてほんと始めはささいな動機だったんですよね。
でも、もちろんそれだけがきっかけじゃない。
こちらのオケ、今年の4月に演奏会を行う予定だったのですが、例の3月11日の震災の影響でしばらく活動ができなくなってしまったのだそうです。
しかし、そのような中でも5月早々には練習を再開、そして12月11日に演奏会が開催されることになった、ということみたいなんです。
さらには、その知り合いのコントラバス奏者の方、今回の地震でおもいっきり被災された地域にお住まいの方。津波で大きな被害を受けた地域だったんです。
震災後1週間あまり連絡が取れず、当時こちらにいたみんなはもうダメだったのかな…、って思ってたくらい。
そんな方が、あれから8ヶ月しかたっていないのに、普通にオケで楽器弾いているらしく、しかも(前日の)GP終わったら一緒に飲もうぜとか普通に言ってる。
行ってみたい気持ちがより強くなりました。
さてさて、そんな演奏会、全体的な印象としては、あまり適切な表現ではありませんが、本当によくある普通のアマチュアオケの演奏会だったなあと思いました。
当事者じゃない僕がいうとよくないのかもしれないですが、本当に「普通」に演奏会をしているんですよ。きっとそのコントラバスの方みたいに物凄い大変な想いをされてる人だっていたはずなのに。
なのにみなさん普通に演奏会を楽しんでいるんです。
それから、開演が15時からだったのですが…。
この日は12月11日ということであの震災から9ヶ月目の日。
普通の演奏会ってだいたい14時開演じゃないですか。だからこれってやっぱり例の時間になったら何かやるのかなって普通は思いますよね。
別に何もありませんでした。
普通に15時から演奏会が開かれました。
ということで、とっても素敵な演奏ではありましたが、過度に胸熱になることともなく、いつも都内の友人の演奏会を聴くのと同じように、とっても心地よく演奏を聴くことが出来ました。
そして終演後、ステージまでいって軽くご挨拶したときにその方がおっしゃった「ご覧のとおり仙台はもう普通に戻ってますからまた遊びに来てくださいね」という言葉がなんだかすっごく印象に残りました。
そういえばそのコントラバスさん、演奏会後は普通に打ち上げにいってその日は市内に宿泊。翌日はもちろん普通に有給を取得したようです。
それでも、その方が有給なんて自由に取れるようになったのは、つい1,2ヶ月程前からだとか…。
演奏会大変お疲れ様でした。素敵な演奏ありがとうございました。
(その2に続く)