今回は、たくさんの知り合いの方々、twitterフォロワーさん、特に「粒オケ」「粒谷区酒宴局飲務課」の方々、当日ハッシュタグやRTなどで私の存在を知った方、など非常にたくさんのご声援の中、42.195kmを走りぬくことが出来ました。
(しつこうようですが、トゥギャッター再掲)
Togetter – 「2011年2月27日 yuukomaさんの東京マラソン2011 ツイートまとめ」 http://togetter.com/li/106835
しかも、「飲務課」のみなさんにはこんな企画までしていただきました。(当の主催者は14時くらいまで寝ていたという噂だが…)
とってもとっても嬉しかったです。正直クタクタで足も痛かったのですが、多少無理してレース後に参加させていただきました。こんなにしていただけるなんて僕は幸せです。
あらためまして皆様には感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
下位ランナーはナーバス?
さてさて、実際に走っているランナーにとって果たして応援ってどういうものなのだろうか、今日はこのことについて書いてみたいと思います。
あらかじめ申し上げますと、今日のエントリー、ちょっと、いやだいぶ「ワガママ」で「カンジワルイ」内容になる気がしてます。見方によっては不謹慎な内容になるかもしれません。
というわけで誤解を少しでも減らすために、あらかじめいくつか”言い訳”をしておきたいと思います。
- あくまでも下位レベルのランナー(所要時間6時間以上)の視点であること
- ランナーは思った以上にナーバスな状態であること
なにせ42kmを走るというのは正直常人の行う行為ではないのは今更言うまでもありません。さらには約10倍近くある倍率をくぐり抜けてきた人たちですから、当日相当テンションが高いと同時にやはり完走できるのかという不安もあり、精神的にナーバスになっていると思います。
せっかく応援していただけているのに水をさすような内容にもなっていますが、ここはあえてランナーの本音を書かせていただきたいと思いますので、ご理解いただけると幸いです。
下位ランナーにはテンションを高めるのではなく安心させる言葉
基本ランナーは終始ナーバスな状態が続いていると思って応援するといいと思います。ランナーズハイという言葉もありますが、たしかにテンションが高いのは事実です。ただそれと同時によりナーバスになっているのには間違いないと思います。
人それぞれですが、ネガティブな言葉を連想されるような応援は避けたほうがいいです。ランナー側にとってかなりの負荷になります。ちょっとしたことで疲れが一気に来ることがあります。
自分が言われて嬉しかった声援の例:
- 「大丈夫、時間は十分ある」
- 「いいペースだよ」
- 「無理しないで、この調子」
まあ個人的な感情といえばそれまでなんですが、やはりナーバスになっておりますので、激励というよりも「慰め」「安心」を与えるような応援が心地良いし力になるなあと思いました。
逆に、
自分が言われてどちらかというと嫌だった声援の例:
- 「先頭はもうゴールした」
- 「もっと走れるぞ」
- 「まだ●kmだ」
- 「走れて羨ましい」
- 「出場できたんだから完走しろ」
最後の2つなんか応援でもなんでもないですよね。でも実際に割とそういう人はいるんです。
「おまえならもっとやれる」的な鼓舞といいましょうか、それは最下位レベルランナーにはあまり届かないでしょう。このレベルのランナーは基本楽しむ、ゆるーく行く、時間内に間に合えがいいやーという人たちですから、あまり早くゴールを促すように、タイムを上げるように鼓舞する応援されてもどうしていいのかわからないというのが本音なのではないでしょうか。
ということで、「がんばれ〜」だけでなく、「大丈夫だよ」的な優しい応援で心をなごませ励ますといいのではないかと思いました。身勝手で甘いこと言ってすみません…。
知り合いの応援(twitter編)
さて、なにも応援は沿道からの声援だけではありません。走っているときには直接聞こえたり見えたりしなくても、その人のバックいるご家族や友人などの遠くからの応援と期待は、レースの前からすでにランナーの心に届いています。
様々な応援形態はあるでしょうが、その「バック」での応援の中でも一番心に届く、走っていて励みになるのはやはりtwitterを通しての応援=リプライです。
正直な話、走りながらでは、たとえ休憩で歩いていたとしてもtwitterクライアントで自分へのリプライを確認することはなかなかできません。しかし、これまた個人的な好みなのでしょうけれど、苦しい時でも、ゴールした瞬間のリプライの嵐や今までのリプライ、RTの数を想像するだけでとても励みになり力が湧いてくるものです。ついったらーはみなそうなんじゃないかと思っています。
ちなみにツイキャスやUSTでの中継は、自動配信は別としてその放送へのリプライを確認しやすいので、ライブ中にリプライをもらうとすぐに確認ができるためにとても嬉しくなり力が湧いてきます。
知り合いの応援(沿道編)
今回は天候がよかったということもあって、沿道には数多くの方がいらっしゃってランナーに声援をおくっていました。
そんななか直接の知り合いにお会いできるのは至難の業ですが、やはり直接お会いして声をかけていただけると、とても嬉しいですしなによりも勇気と元気が湧いてきます。
僕は幸い34km手前で、粒オケの知り合いの方とお会いすることができました。以下の動画にはその時の様子が録画されています。(※ツイキャスによる動画)
ただ実際問題としては、3万人もの人が走っている中でなかなか知り合いを見つけるのは至難の業といえるでしょう。僕は偶然にも銀座でツイキャスを開始、たまたま目の前にすごく目立つ人(キリストさんですw)がいて、それをこれまた偶然見ていた方がその様子をツイート、そのツイートを銀座で応援していた知り合いが見たから、僕を見つけることができたんだそうです。
しかし、別の知り合いの方が「浅草橋」で応援してくださっていたのですが、今度はお会いできませんでした。せっかく応援していただいていたにもかかわらずなんだかとても申し訳ない気持ちでいっぱいでしたし、自分自身とても残念でした。一番つらい区間でしたからね、ここ。
たしかに事前に、
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にて、自分のペース配分やツイキャス放映時間を予告はしていたのですが、終わってみるとこれだけでは不十分なことがわかりました。
繰り返しになりますが、現地で実際にお知り合いの方にあって応援していただけることが一番嬉しいことで、そしてもっとも励まされ力になることだと思います。ですから次回出場には、この反省点をぜひとも活かしたいです。具体的には、
次回に向けた「応援者」対応について
- 自分が真剣に走る区間、休む区間などを具体的に明示
- 自分が合いやすいポイントを予め予告
- 相手にも「今ココなう!」など位置情報がわかるツイートをしてもらうよう促す
- 応援してくださる方と事前に打ち合わせておく(まあこれがベスト)
自分の場合だと20km以降の5kmごとの計測ポイント直後の給水ポイントあたりを指定、あるいは必ず歩くと予告している銀座では、松屋前、Apple Store前など具体的なお店を指定する、といった感じです。
真剣に走る区間の明示もとても大事だと思いました。
関門のことを意識しないとリタイアになってしまうからです。当然ながら知り合いと会って話すだけでかなりのタイムロスなわけですから、厳密でないにせよそれなりの計画性をもって行動しなければいけないと思います。
ただただ走るだけならばこういう必要はないのですが、せっかくの機会であることを考えると、走る側も応援する側も一体となって楽しめたほうがいいですよね。
結論:やはり暖かい応援がなければ完走はできません!
以上、長々と身勝手なランナー視点での意見を述べてきました。
たしかに練習を積み重ねて足を作り自ら勝ち得た42.195kmの完走とはいえ、やはり自分一人の精神力だけでは限界があり、だからこそ暖かい声援に励まされなければ達成し得なかったものでもあるわけです。
ほんとうに本当に応援してくださったすべての方に今一度御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
そして最後に。
名前やIDは伏せさせていただきますが、苦労は多かったけれども、「twitter」で実況中継を本当によかった、嬉しかったとあらためて思ったこちらのリプライを引用させてください。
正直、足が痛くて諦めたくなった時もありました。逃げたくなったこともいっぱいありました。でもこうして応援してくれている人が自分の後ろにはいる、終わってこうした感動的なリプライをしてくれる人がいる、そんな人達に支えられての完走、本当に幸せなことだともいました。
リアルタイム性が極めて高いソーシャルメディアだからこそ出来る応援のスタイル、コミュニケーションのスタイル。絶対に次回以降も活用していきたい、仮に自分が出場できなくても応援する側として、この体験をランナーの方にしていただきたいと強く思いました。
(このシリーズ長くなってますがそろそろ次回くらいで終わると思います。たぶん続く…)