現地時間:2014年9月15日
遂に帰国の日、いや予定通りでは帰国の日ですが、Air Franceのパイロットによるストライキのため、この日15日出発の成田行きの便AF276が欠航。果たして無事日本に戻れるのか…。
空港で車を返却
空港近くのホテルを5時にチェックアウト、クルマで数分、レンタカー専用の駐車場にクルマを駐車。車内に忘れ物がないように入念に確認し、クルマを返却。といっても早朝過ぎて係員はいないので、車をおき、オフィスの鍵専用のポストにキーを入れるだけで返却手続きは完了。
3日後だが無事日本行きの便を確保
急いでAir Franceのカウンターへ。急遽キャンセルになった日本便の代替便を探してもらいます。昨日と同様、混乱が予想されると思われたカウンターですが、全く並んでいる人はいませんでした。こんなもんなのかな?
まず同日であれば中国経由で帰る便があるとのことでした。しかし、断りました。なぜならばエキストリーム出社ができないならば無理に同日に帰る意味が無いからです。当初の予定通り帰れてエキストリーム出社ができれば、すでにアポ入れをしていた仕事に間に合ったわけですが、中国経由で変えるとなるとどのみち間に合わないからです。
正直、ここまでくればはっきりいってこの状況を逆に利用したほうがいいに決まっています。
拙い英語で別の日でも構わない、KLM、アムステルダム経由でないのか、今週中にないのか、と聞いてみたところ、18日水曜日の便が用意できるということでした。
早速それでお願いしたのですが、ここでトラブル発生。なんと、担当の係員が昨日変更して確保していた本日15日7:10出発のボルドーパリ便までご丁寧にも変更してしまったのです。確かに18日でお願いとは言いましたが、日本便だけを18日に変更してくれとはっきり言わなかったから、こういう結果になってしまったようです。あいまいな言い方はダメなんだなあとあらためて思いました。
すでにクルマは返却済み。もうボルドー周辺には用がないのでそれでは大変困ります。ということで、とりあえずこの後出るこの日の7:10の便の変更はなしにして元に戻してもらい、18日のKLM便をあらためて手配してもらうことになったのですが、再びトラブルが。なんとこうしたやりとりをしている間に18日の便がすでに満席になってしまったです。
幸い翌日の19日に全く同じ便がとれたので事なきを得ました。
ということで、これで本当に日本までの手段を確保。
荷物を預けて飛行機に、ボルドーを去ります。
パリ滞在諦め定石のレンタカーの旅を選択
ボルドー・パリ便は予定通り巡航、ほぼ定刻でパリに到着。おそらく僕と同じようにストにより予定を変更せざるを得なかった日本人が数多く搭乗していたようです。それから高橋尚子さんも同じ便でした。
さてさて、とりあえず無事パリにはついたものの、木曜日19日までに3日間をどう過ごすか?空港内をさまよいつつあれこれ考えます。
誰もいないエールフランスのカウンター。
会社への連絡はまだ休日中なのでとりあえずまあ後回し。まずは空港のWiFiを借りてパリ宿泊の検討。ところが手頃なホテルはすべて満室、4つ星5つ星の高級ホテル、1泊3万円ならまだましなほう、5万円以上の部屋がズラリ…。
諦めました。パリごときでそんなお金使うのもったいない。
やはり自分にとって定石のレンタカー田舎ドライブにしました。しかし、これも一苦労。パリの空港で予約なしで車をレンタルするのはほぼ不可能な状態。
結局、Hertzのみ、当日飛び込みでレンタルが可能でした。しかし、Peugeot 107ごとき車で3日で430ユーロも!?しかも一日250kmという距離制限つき。
このぼったくりっぷりには腹立たしく思いましたが、パリに泊まって浪費するよりはずっとマシ。地味にユーロ高が響くし。幸い田舎のほうがホテル代にしても物価が安いので、そう思って自分を慰めつつ、車を走らせます。
未訪問の地「北フランス」へ
いざ乗り出すと思ったよりも乗り心地が良かったこの小さいPeugeot 107で向かった先は、僕がフランスの最も美しい村巡りでほぼフランス全土を駆け巡っていたにもかかわらず、このエリアに美しい村がなかったということで一度も訪れることのなかった北フランス。
具体的にはノール地域圏(ソンム県、パ=ド=カレー県、ノール県)です。
(続く)