201410 マルタ旅行 No.3 2日目午前 騎士団長の館

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観光日時:2014年10月31日

2日目は丸一日ヴァレッタを中心とした観光でした。かなり日数は限られていますので、今日も駆け足の観光になる予感。

我々の滞在するアパルトマンは、朝ごはんは自分で手配しないといけませんので、とりあえず朝7時30分くらいに部屋を出発。

スーパーでなにか買ってきて部屋でなどなど考えましたが、結局、近くのカフェで頂くことにしました。

朝食の雰囲気からして、イタリアといった感じですね。ちなみに、カフェのお姉さん、きれいな英語を話しますが、日常会話はイタリア語っぽかったです。もしかしたらマルタ語なのかもしれませんが。

ハル・サフリエニ見学チケット

まだ観光には早い時間なのですが、少し駆け足で朝食を食べて国立美術館へと急いだのには理由があります。

それは、マルタ島にある世界遺産「ハル・サフリエニの地下墳墓」のガイドツアーのチケットをゲットするためです。

こちら、インターネットから予約可能だったのですが、そんなことはつゆ知らず、予約がいること、そして一日20,30人程度しか見学できないことを、現地で知ったという有り様。

ただし、当日券もいくつか出るようなので、朝一番で当日券狙いで並ぶことにしました。

小さな国だしハイシーズンでもないから大丈夫だよねと。それでも受付開始30分前の8時30分頃に考古学博物館前に到着。既に数組、人数にして15人程度が並んでいました。ちょっと微妙かなあ、心配になります。

それにしても、ヴァレッタには、無料Wi-Fiスポットが街のあちこちにありとても便利。

スピードもまずまず。小さいからなのでしょうか、こういうことに関しては圧倒的に機動的ですよね。観光が主要産業の一つですからね、こうした旅行者向けのインフラを整備することが大事。この点に関しては日本はこれからってところでしょうか。

9時になり考古学博物館の窓口が開きました、そして残念ながら我々の2組前でこの日の受付は終了。無念…。

もう少し事前に調査していけばよかったなあと、軽く後悔。

バスターミナルへ

気を取り直して次に向かったのは、昨日見学を見送った騎士団長の館へ、とそのまえに一旦バスターミナルへ。というのは、今日の午後は、ヴァレッタ郊外にあるタルシーンという遺跡に行く予定だからです。

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マルタには3つの世界遺産があります。ヴァレッタ旧市街はその一つ。そして、2つ目は、今回残念ながら訪れることができなくなってしまったハル・サフリエニ、最後は、マルタの巨石神殿群、これはマルタ島各地に点在していまして、そのうちの一つがタルシーンというヴァレッタ郊外にあるということです。

ヴァレッタからは、自分で車で行くかあるいはバスを使っていきます。今回車を借りるのは翌日のみの予定なので、この日はバスで行くことにしました。

午後を予定しているのですが、ヴァレッタでバスを使うのは初めてなので、朝のうちに下調べをしておこう、そういう目的でいまのうちに訪れることにしたのです。

ヴァレッタのバスターミナルは旧市街入り口に位置しています。

マルタ島の移動の中心はバス、この島に電車はありません。そんなこともあってかバスの路線は比較的充実しているようです。もっともものすごく田舎の方は、極端に本数が少ないので不便そうですが。

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我々が買ったのは一日乗車券。タルシーンとヴァレッタの往復しかしないのですが、あまりにも安いので一日乗車券にしました。

もちろん、行き方も下調べ、ひと通り把握した後、再び旧市街へと戻りました。

騎士団長の館

続いて昨日見学を見送った騎士団長の館へと向かいました。

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ここはマルタでも聖ヨハネ大聖堂と並んで人気のあるスポットとのこと。お屋敷と武器博物館の2つを見学することができました。チケット売り場があるのは、武器博物館側、屋敷も同じ敷地内にあるのですが、やや入り口が離れていました。

ということで、チケット購入後、最初に武器博物館に向かいました。

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非常に充実したコレクション、ヨーロッパ10にある数多くの武器博物館を見てきましたが、このヴァレッタのものは特に見応えがありました。

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非常におしゃれな鎧も印象的。ミラノでデザインされたものだとか。イタリアは当時からおしゃれだったんですね。ただ、あくまでもファッション向けであり、戦闘には不向きだったようです。

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しかしまあ、2.5kg(兜相当)でも相当重いのに10kg(鎧相当)なんてほんとクレイジーだ。

ここは2部屋ありました。ひとつは鎧の部屋、もうひとつは武器、火器の部屋。武器、火器の部屋も大変充実していました。

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続いては、騎士団長の屋敷の方へ。見学できるのはワンフロアー、大きなプロムナードと複数の部屋。プロムナード、廊下は非常に美しい。

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そして、見学可能な部屋のひとつが、現在でも使われているというこちらの部屋。どうやら政府が時折利用しているようですね。被写体がとても近くて、写真が取りづらかったです。

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見学時間は1時間ちょっと程度だったでしょうか。

考古学博物館

まだお昼まで時間がありましたので、午前中のうちにもう一件の観光地へ。選んだのは考古学博物館。

結構地味なスポットでしたが、親切な英語の解説もあったので、そこそこ勉強もできました。それにしてもマルタの歴史は面白そうですね。

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まずは古代、それもギリシャやローマよりもずっと古い。紀元前4,000年から3,000年くらい。世界遺産にもなっているのですが、いわゆる巨石神殿群はこのころのもの。

それからしばらくは、ギリシャ、カルタゴ、ローマといった地中海の歴史を語る上で欠かせない民族、帝国の支配が続き、その後、ゲルマン、イスラム、そして中世以降は、聖ヨハネ騎士団による統治。非常に多彩な歴史を持っている島。そんな壮大な島の歴史を、正直大した量の展示物ではなかったのですが、学ぶことができました。

また、今年はなんとマルタがイギリス連邦から独立してちょうど50周年ということで、それに関わる展示もいくつかありました。ちょっと考古学って感じではないですけどね(笑)

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独立を承認する書類へのサイン、独立を記念してイギリス政府、女王陛下から送られた記念品などが飾られていました。レプリカ?

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また、今回残念ながら行けなかったハル・サフリエニの解説をしているコーナーも。展示物は全くなかったですけどね。

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すごく地味なスポットではありましたが、意外と満喫。

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以上、午前中の日記。正午以降は次回となります。(続く)

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