訪問日時:2015年5月2日
モロッコの代名詞を堪能。
ホテルのテラスから「アイト・ベン・ハッドゥ」を眺める
この日はアイト・ベン・ハッドゥ付近にある[highlight]「カスバ」[/highlight]と呼ばれるモロッコ特有の街並みを巡る日となりました。クルマでの移動はあまりないので、昨日の疲れを癒やすのにもちょうどよいです。
まあとっても暑いので、日差しには要注意。水分補給と休憩多めに。
ちなみにワルザザートとは、アイト・ベン・ハッドゥから10kmほど離れたこのあたりで一番大きい街です。
まずはホテルでの朝食。その前に夜明け直後のアイト・ベン・ハッドゥ全景をホテルのテラスから撮影。
そうです、こんなに近くに泊まっています。昨日は暗くて全く見えなかったアイト・ベン・ハッドゥ。正直ここまで近いとは思ってもいませんでした。感動です。ちなみに朝食をいただくテラスはこんな感じです。
そして朝食はこちら。オレンジジュースはきちんと絞って用意してくれます。そしてヨーグルトも自家製のようです。そういえばマラケシュでもヨーグルトは自家製でしたね。このヨーグルトがとても美味しい!
最も有名なカスバ「アイト・ベン・ハッドゥ」
朝食を終えて支度を整え、早速「アイト・ベン・ハッドゥ」の中へと向かいました。川を挟んで対岸にありますので、当然ですが川を渡る必要があります。
川の渡り方は2通り。まずは「直接渡るルート」。といってもところどころに土嚢がありますので、この上を歩くだけでOK。運動靴は必須とは思いますが、土嚢はしっかりとしていますので安心。ただたまに土嚢の間隔が長いところもあるので子供だとちょっと大変かもしれませんね。
続いては「橋を渡るルート」。これが一番楽で確実ですね。しかしこの橋ができたのは21世紀になってからなので比較的新しいようです。
我々は行きは橋を渡るルートを、帰りは直接渡るルートを選択しました。ホテルから橋までは徒歩で5分程度。道は舗装されていません。もっとも国道からアイト・ベン・ハッドゥまでの道の舗装も十分でなかったです。後ほど紹介予定。
聞くところによれば(地球の歩き方情報)、7世紀ころにアラブ人が侵略してきて、当時の先住民ベルベル人はアトラス山脈を超えて南側のエリア逃れてきたとか。そして、その防衛を目的として、褐色の土を固めた建物で構成される要塞の街「カスバ」を作ったのだそうです。
その後、この街は貿易(隊商交易)の中継地として栄えたようです。
ところで、このアイト・ベン・ハッドゥは、数々の映画のロケ地にもなっています。なんとなくこの景色に見覚えがあるのはその影響でしょうか。
さて、橋を渡りいよいよ内部に侵入です。
アイト・ベン・ハッドゥは、モロッコを代表する観光名所、そして世界遺産にも選ばれています。
おみやげ屋さんがたくさん連なる路地を進み、とりあえず上を目指します。
10時くらいですが、既に30度を超えている模様、とても暑かったです。汗だくで頂上を目指しました。
そしてゆっくり歩いて15分ほどでようやく頂上に到着。
言わずもがなここからの景色は最高でした。
こちらはホテルがある新市街の風景。
こちらはアイト・ベン・ハッドゥ北側の風景。彼方に別のカスバが見えますね。
あまりに暑かったのでこの頂上で休憩。そして、再び下に降りて新市街川へと移動。今度は土嚢ルートを利用しました。
今度はやや下側から対岸に移ったアイト・ベン・ハッドゥを撮影。手前の絨毯はすぐ近くのおみやげ屋さんの商品のようでした。
おみやげ屋さんもとても素朴です。
モロッコ旅行のハイライトの一つを、たっぷりと満喫できました。(続く)