2015イスラエル&モロッコ旅行No.19 フェズ・エル・バリへ リヤド滞在編

イスラエル&モロッコ旅行2015年GW
イスラエル&モロッコ旅行2015年GW

訪問日時:2015年5月6日、7日

いよいよ終盤、最後のハイライト、フェズへ。ここには2泊。

Airbnbでこの旅2回目のリヤドへ

古都メクネスから東に1時間ほど行くと、モロッコの中でも特に人気の高い観光都市フェズに着きます。メクネスからフェズへの高速はモロッコ北部の沿岸に沿う主幹道路、反対側の西へと向かうと首都ラバトそしてカサブランカにたどり着きます。帰るときはこのルートです。フェズまでのドライブは順調、天候もよく快適な移動となりました。高速を降りてフェズへ近づくと多少の交通渋滞はありましたが、都会なので当然、高速から市街地までさほど時間もかからずに移動できたと思います。

さて、このフェズには2泊します。宿はAirbnbでリヤドを予約しました。この旅3回目のAirbnb、そしてリヤドはマラケシュ以来の2回目です。そして、こちらのホストさんから、予約直後にこのような連絡がきました。

Take care as you may meet hustlers on the bus, train or outside the airport. They often claim they are from the Tourist Office, are international business people, or that they work for the hostel or in the tannerie etc. Politely answer “La, shockrun” [No, thankyou] and ignore them.

We advise not to mention Riad Meski to them, as some hustlers will call their friends to wait for you at the other end, and pose as staff from Riad Meski then take you to another guesthouse.

ざっと要約すると、[highlight]「客引き要注意、何があっても“La, shockrun(no thank you)”ですべて断れ。絶対に宿泊先(Riad Meski)を伝えないように」[/highlight]ということ。確かにフェズの客引きに関してはあまりいい噂を聞きませんからね。と大変ご丁寧なアドバイスをいただきましたが、なんだかちょっと神経質な感じも。でも間違いなくしっかりとした方なのでしょう。

もっともこうした客引きに関してはもう既にあちこちで経験してきましたら、そろそろ慣れてきているころではありました。しかし油断は禁物。

待ち合わせの場所ギッサ門へ

ホストが待ち合わせの場所として指定したのは、フェズ・エル・バリ(フェズ旧市街)の北にある[highlight]「ギッサ門(Bab Guissa)」[/highlight]実はここで待ち合わせになるのではないかと当初から想定していました。フェズ・エル・バリは当然車は入れませんから外側のどこかに駐車場を見つけなければなりません。そこでGoogleマップの衛星写真から駐車場がありそうなエリアを見つけ、そこから徒歩で行けるリヤドを探したのでした。

荒い画像ではありますが、確かにここに行くと大きな駐車場がありました。適当に入ったら何人か係の人がいて、しかもなんだか怪しそうなので若干不安でしたが、一応正規の人らしいので、その人の誘導されて適当なスペースに駐車。そしてその場で2日間分の駐車料金を支払いました。[highlight]40DHなのでやっぱり安い[/highlight]です。

駐車後、荷物を取り出してからホストに電話。10分弱でギッサ門まで迎えに行くとのこと。

ホストが来る間駐車場で待っていたのですが、その間、ホストが言うとおりいろんな客引きが声をかけてきました。ホテルはどこだ、紹介するぞなどいろんなことを聞かれましたが、ホストに言われたように無視する、あるいはもうホテルは手配しててここで待ち合わせてるから用はないなどいって退けていました。それでもまあしつこいことしつこいこと。次から次へと寄ってきては話しかけてきます。一体何人いるんだ(笑)。

こんなことを繰り返していながら待つこと10分、ようやくホストが登場。ややロッカーみたいな若い兄ちゃんでしたが、着ている服やアクセサリーはきらびやかで時折高級そうなものだったりと、今まで寄ってきた人たちとは大違いでした。

殺風景な路地から突如現れた豪華なリヤド

ホスト曰く、リヤドはここギッサ門からは5分程の距離とのこと。彼のガイドに従ってリヤドに向かいます。

それにしてもフェズ・エル・バリはまさに迷路そのもの。しっかりと道を記憶しながら行かないと、駐車場にすら無事にたどり着けなさそうです。道や方角を記憶するのは得意な方とはいえ、この迷宮ぶりには少々困惑しました。しかも、路地は殺風景で正直きれいとは程遠い状況。ゴミはあちこちに散らかっている、ロバの往来が多いのでその排泄物がところどころにあるような状況です。そのような中では、ユニクロのジーンズやTシャツであってもきらびやかな服装に思え、かつ一眼レフカメラをぶら下げていたりすると、明らかに違和感があります。もっとも大観光都市なので、地元の人達はこういう光景には慣れているのかもしれませんが…。

そして、ますます怪しくて暗い路地裏に入った時、「ここが私のリヤドだ」とホストが言いました。はじめは本当なのかと疑ってしまうくらいの暗い汚い路地裏。

しかし、ドアを開け建物に入った途端に目の前の非常に豪華なリヤドの景色が広がりました。

とても美しい!マラケシュで泊まったリヤドよりもずっと豪華です。まず部屋に案内され、荷物をおきます。部屋はロビー(リヤドの中央、吹き抜けのある部屋)に面しています。いずれの部屋もこのロビーに面していて、我々以外にも何組か宿泊客がいました。グランドフロア(1階)だけでなく上の階にもいくつか部屋があるみたいです。

部屋の内装は素晴らしかったです。天井も広くていいです。

ただ、水回りは少々悪かったです。ちょっと下水の臭いがしました。まあこれは街や国の事情を考えると平均的であるとも言えるでしょう。旅の経験にもよるのでしょうが、数日の滞在であれば気にならない程度だと思います。

その後、ロビーでチェックインの手続き。パスポートを手渡しホストが宿泊者状況を記録していきます。我々はフカフカのソファーに座り、定番のミントティーを飲みながら待機。

ひと通り手続きを終えたあと、「今夜夕食はどうするのか?もしここで食べるのであれば何がいいのか。料理は私の母の手作りだ。」と言われました。ここには2泊の予定、せっかくの機会なので是非お母さんの手料理を頂きたいとリクエスト。前菜とビーフのタジン、そしてパスティーリヤと呼ばれるパイ料理を注文しておきました。夕食は20時から。

そして、しばらくこのリヤドを見学。テラスからの眺めがいいということなので、そちらへ向かってみました。

途中、ロビーの写真を上から撮りつつ、さらに上への階段を登りました。

そしてテラスへ。景色はまあこんなところでしょうか。これがフェズ・エル・バリの景色です。雑多でそして迷宮な雰囲気が少しでも伝わるでしょうか。

この後、リヤドを出て街へと繰り出します。その様子については次回ご報告します。

リヤドでの夕食

フェズ・エル・バリ散策を終えて、リヤドへ戻り、少々部屋でくつろいでからいよいよ食事。

夜のリヤドも大変美しい。

こんな中で夕食をいただきます。

お料理は、モロッコの標準的な前菜の盛り合わせ。

そして、2つのメイン「ビーフとグリンピースのタジン」、「パスティーリヤ」を夫婦でシェア。

どちらもボリューム満点、味も最高でした。ちょっと多過ぎましたが。

夕食後、シャワーを浴び撮影した写真を見つつ思い出に浸りながら、就寝。明日は一日じっくりフェズ観光です。

この日の街歩きの様子、そして翌日の観光の様子については次回!(続く)

タイトルとURLをコピーしました