2015イスラエル&モロッコ旅行No.20 フェズ・エル・バリへ 街歩き編

イスラエル&モロッコ旅行2015年GW
イスラエル&モロッコ旅行2015年GW

訪問日時:2015年5月6日、7日

カオスなメディナを行く。そしてモロッコで初めてのお酒を。

メディナへ

2泊したフェズは話題盛りだくさん。続いては街歩き編。なんといってもモロッコ最大規模とも言われているメディナでしょう。リヤドからは徒歩徒歩数分で、メディナ内の目抜き通りにたどり着きます。

絨毯屋さんの写真が多いのは、やっぱり撮影して様になるからです。

もっともこのメディナではなんでも売っている感じ。おみやげはもちろんのこと、服や下着、日用品、そしてお肉に野菜といった食品、そうそうスパイスも。電化製品もあります。スマホ関連がやはり多いです。そしてメディナ中心に近いほど店構えはきれいで値段も高めといった感じです。

しかし、それでも他のメディナと比べるとよかったと思えることは、[highlight]意外と値札が貼ってあること。[/highlight]結構助かりますよね。逆に交渉しづらい?

なお、日本人オーナーが経営しているとガイドブックにあったお店を発見。陶器屋さんです。ここも値札が貼ってあってかつ店員さんも対応がよく非常に良かったです。そして、品揃えもなんとなく日本人向けのサイズが中心で選びやすかったように思いました。ただし、少々高めの印象。質が良いせいでしょうかね。

街歩きレポート

「2つのメイン通りが観光の中心」

フェズのメディナは、メインとなる2つの通り「タラー・ケビラ」と「タラー・セビーラ」が街をおおよそ東西に平行に走っています。どちらが上(北側)かどうかは忘れてしまいました。どちらも急勾配のある通りでした。ゆっくり歩いている限りではさほど感じないものですが、このメディナ内は結構な勾配があります。リヤドのテラスから眺めた時、ブー・ジュルード門のある当たりはずいぶんと高台だなあと思いました。

到着直後は、その迷路のカオスっぷり、そして路地のカオスっぷりに少々戸惑ってしまいしたが、この2つのメイン通りはどちらもとてもよく整備されているように思いました。ただ単に慣れただけかな?

「スーク・ダッバーギーン(タンネリ)」

その他有名な通りといえば「なめし皮通り」でしょうか。フェズ側のほとりにあります。

通り自体は整備されていてよかったのですが、ここも客引き、というかなめし革を作るところを見ていかないかという勧誘が物凄いです。日本語でも勧誘されます。どこで覚えたのでしょうね日本語って思うくらい日本語遭遇率も高いです。まあ臭いようなので我々は行きませんでした。おみやげも興味があまりなかったので買いませんでした。観光客が買い物しないのはそれはそれで申し訳ない気もしますが…。旅行では、経験とか美味しいものといった無形のものを好みます。あと写真ですね。

「アッタリーン・マドラサ」

14世紀に建てられたイスラム神学校です。ここは異教徒でも入ることができました。

相変わらずイスラムの神学校は美しいです。

「サファリーン広場」

ここは複雑きわまりないメディナ内においてわかりやすい場所にあるため目印となる場所です。ただし人も多いのでいつ行っても混雑していました。広場といってもそんなに広くはないです。この辺りにしては太い道といった程度。なお、この広場に面する大きなカラウィンモスクはイスラム教徒以外入れません。

「ルシーフ広場」

サファリーン広場から次なる広場ルシーフ広場へと向かおうとしましたが、何度か迷いました。地図をみてもこの有り様です。ホント難しいけど楽しいのは事実。まだ午前でしたがとても暑かったので、この広場の日陰で少し休憩しました。

「ブー・ジュルード門」

メディナ入り口にあるフェズのシンボル。フェズ旧市街にはいくつかの門がありますがこの門はその中でも最大級のものだとか。といってもそんなにすごく大きいわけではありません。

とっても美しい門なのですが、周りは車が多かったり人が多かったりとごちゃごちゃしているのがやや残念でした。クルマの往来が多いのは、メディナの主要な入り口であり、公共交通機関やタクシーが止まるような玄関口だからだと思います。駐車場も多いのでクルマはここでも良かったかもしれませんね。

ちなみにここのプティタクシーは、カサブランカと同じ赤い色のようです。

「アンダルースモスク」

14世紀頃に建てられたものだそうです。中には無いれませんでしたが近くまで行きました。非常に入り組んだエリアにあったため、簡単にたどり着くことができませんでした。幸い道案内をしてくれた人が親切だったため、確実に行くことができました。この人はたまたまよい人でしたが、その後、ギッサ門方向へ行こうとして迷っている時に、話しかけてきた人はとんでもない奴で全く逆方向へと進みだしたので、嘘つきやがって!とぶちきれてしまいました。観光客をだますでない!

モロッコで初めてのビールを飲む

メディナ内をひと通り散歩した後は、少しだけ旧市街を離れ新市街近くの「ブー・ジュルード庭園」へ。そしてこのあたりでちょうどお昼だったのでランチがてら休憩をすることにしました。ガイドブックを見ると公園側にお酒を出すお店があるとのこと。この日は車に乗らないので昼からお酒を飲みたい、そのお店に行ってみることにしました。

やったホントにビールが飲める!

値段は若干高めでしたが、モロッコで初めての飲酒ができて満足でした。

食事はなんとハンバーガー。

そしてワインもいただきました。味は忘れちゃった(笑)。

ランチ後は、旧市街入り口のブー・ジュルード門付近のダール・バトハ博物館に行きました。正直あまりおもしろくはありませんでしたので説明省略。

と、観光したところはだいたいこんなところだったでしょうか。

メディナ内の治安

さてさて気になる大都会、大観光都市フェズの治安ですが、警戒心が強かったせいも有るのでしょうが、怖いと思ったことは一度もありませんでした。スリや盗難は少ないように思います。このあたりはイスラム教圏のよいところかもしれません。馴れ馴れしいひとは多いですが、モラルはとてもしっかりしています。キリスト教圏の方がよっぽどひどいですね。

ただし、怪しい客引き、ガイドを申し出てくる輩はたくさんいます。地図を見て立ち止まるとかなりの確率で声をかけられます。どこにいきたいの?と英語で話しかけてきます。これも要注意ですね。きちんと正しい道を教えてくれる人もいますが、全く違う道を説明する人もいます。実際にそういう方に助けてもらったりはしました。やっぱり道には迷います。ですので、一応行き先を伝えてある程度は案内してもらうのですが、僕はGoogleマップを使っていましたから、ちょっとでも怪しい道を案内した奴には「嘘つき!」と一喝して追い返したりもしました。追い払うのは慣れれば簡単です。意思表示さえしっかりすれば安心。

2日目の夕食でついにワインを!

さて夕食はどこにしたか。ホントはメディナ内を散策しながら良い店を探そうと考えていました。さらに帰りのことを考えて、リヤドの近くにするつもりでした。しかし、どこも客引きがひどくてなんだか選ぶ気になれない。そこでやはりというかTripAdvisorで調べてみることにしました。するとリヤドから徒歩数分のところにフレンチレストランを発見、しかもとても評判がいい。ここにしました。予約はしていなけれど、とりあえず向かってみることにしました。ダメならばまたメディナに出ればいいだけですから。

Googleマップナビで近くまで来たのですが、まったくレストランらしき建物がありません。途方にくれていたところ地元の女の子たちが話しかけてきました。お店の名前を伝えると、すぐにこの路地の突き当り右にあるリヤドに目的のレストランがあるとのこと、そしてその入口まで案内してリヤドの中の人を呼んでくれました。ここも要は我々がお世話なっているリヤドと同様、外見からは全くわからない構造のようです。

幸いなことにあと1組だけなら食事ができるよ、とのこと。ただ開店は20時だから、あと30分くらいリヤド内で適当に過ごしてくれと言われました。ということで夕日を見にテラスへ。そこで30分ほど過ごしました。

このリヤドも大変美しいかったです。どうやら今いるリヤドよりも高級のようでした。今いるところも良いのですが、確かにこちらの方が一枚上手といった感じでした。屋上のテラスについてはダントツでこちらに軍配でしょう。

そして、夕食の時間が来ました。席についてメニューを拝見。確かに本格的なフレンチ。この旅初めての体験です。もうタジンとかブロシェットなどに飽き飽きしていた頃ですし、旅も終盤なので、ここは贅沢をすることにしました。

前菜はこちら。「小さなイカのポワレ、グリンピース添え(Poelée de Petite Seiches Aux Petites Pois Frais)」です。

そしてメインはこちら。「鴨のフィレ肉のロティ、レンズ豆のブレゼ、生姜と蜂蜜のソース(Magret de Canard Roti, Lentilles Braisée, Sauce Gastrique Gingembre et Miel)」です。

どちらもとても美味しかったです。デザートはこちら。「小さなクリームブリュレ、ムース・オ・ショコラとソルベ(Petite Créme Brulée Vanille, Quenelle de Mousse au Chocolat et Glace a la Poire)」です。写真割愛ですみません。

おっと、ワインももちろん注文しました。[highlight]地元のワイン「メクネス・ワイン」[/highlight]です。甘みの強いフルボディでしたが飲みごたえ味わい、素晴らしかったです。これは覚えておきたい銘柄。

久しぶりのお酒とフレンチを満喫できました。やっぱり都会もいいなあ、人混みも楽しいなあ、そんなことを再認識したフェズ滞在となりました。

フェズ2泊のあとはいよいよ最終日。メクネス郊外のローマ時代の遺跡を見学し、首都ラバトへと向かいます。(続く)

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