現地時間:2015年4月29日
いよいよレンタカーの旅、そして妻との合流。
何とか体調回復、再び空港へ
10回近くに及ぶ嘔吐を繰り返し胃を空っぽにしたことが功を奏し、深夜には症状は落ち着き、熱も下がり、その後は朝までしっかりと深く眠ることができました。ということで、前日の食当たりで体力は落ち、多少の頭痛もありましたが、どうにか運転には支障ないくらいに回復。
朝食はホテルでビュッフェ。食欲も少し戻ってきました。しかし、あまり食べられず。その後、ホテルをチェックアウトし、タクシーをピックアップ、そして行きにも利用したカサ・ヴォワジャージュ駅に行き、そこから電車で空港へと向かいました。出発時間は10分遅れ程度、まずまずの正確性といえるでしょう。ちなみに電車内はとても混んでいました。体調は回復とはいえまだまだ完調ではなかったため、立ちっぱなしの電車は少々辛かったです。
空港でレンタカーを借りる、手続きはスムーズ
今回もrentalcars.com経由で手配しました。[highlight]AirCar[/highlight]という会社。もちろん聞いたことないし初めて。空港駅を出たすぐのところに複数社のレンタカー会社のブースがありました、今回手配したレンターは見当たらない…。そこで、このレンタカー会社のブースはどこかと適当なブースに入って聞いてみたところ、間髪入れず「うちのほうが安くできる!」と攻勢をかけられました。
相変わらずですな、とはいえ、[highlight]「当日キャンセルなんか出来るかい!お前がキャンセル料払うなら考えてやってもいいぞ!」[/highlight]と至極当然の理由で断ったわけですが、彼らもなんでしょう、根はすごく親切なんですね、自分のところが断られても、ちゃんと僕が予約したAirCarのオフィスの場所を教えてくれました。どうやら一旦空港に入って、到着ロビー一番橋の方にあるとのことです。
一旦、空港に入るためには荷物すべてのセキュリティチェックがあるようでして、電車で空港に来た多くの客で行列ができており15分ほど待つ必要がありました。しかし、チェック自体はそれほど厳しくはありませんでした。無事チェックを通過、教えられたとおりに到着ロビーの端、駅を出てひたすら左の方向へ向かうと、確かにレンタカーブースがあり、お目当てのAir Rentacarのブースを発見することができました。
rentalcars.comでの申込書(事前に印刷)を手渡し後は、パスポート、免許証の確認、クレジットカードによるデポジット決済、もちろんこれは無事に返却すればキャンセルとなります。全体的に非常にスムーズな手続き、10分もしないですべての手続を終えることができました。その後、係の方に駐車場まで案内され無事にクルマをゲットしました。
DUCIAデビュー
さて、出てきたクルマはDacia Duster(ダキア・ダスター)というクルマ。rentalcars.comで指定通り。モロッコはあまり道が良さそうではないし、旅の後半には砂漠地帯にも行くので、念の為にパワーがありそうなクルマを手配しました。若干いつもよりも割高ですが、パワーはありそうです。
いざ乗車!
ちなみにこちらは[highlight]「カラ返し」[/highlight]、つまり燃料をカラにして返すのが普通のようです。ということで借りた直後は燃料はほぼカラ状態。ということで、はじめに近くのガソリンスタンドへ。場所はレンタカー会社の人から案内を受けましたので、すぐに見つけることが出来ました。ディーゼルであり原油安もあり、意外と安かったと思います。値段はごめんなさい、忘れてしまいました。
無事燃料補給完了、高速に合流します。首都付近、空港付近ということもあり道路はしっかりしていますが、なんだかクルマの速度が遅い。ヨーロッパよりも遅めの速度制限です。
うっかりスピードを出してしまいそうですが、そうも行かない。早速道路のあちこちには警察が。噂には聞いていましたが、モロッコは警察が多く取り締まりも厳しいそうでして。ということで、きちんと法定速度で走ることを心がけました。
空港を出発、カサブランカ方向に北上し、その後モロッコの海岸線を東西に走る高速で西に向かいました。
モロッコの高速道路
さて、そのモロッコの高速ですが、非常に整備されていて走りやすかったです。制限速度は120km、よい道路なのでもう少し早くても良い気がしますが、取り締まりが厳しいらしいので、とにかく法定速度厳守で。
しかし、ガイドブックにも書いてありましたが、確かに横断する人がいたり、道路を整備している人もすぐ道路脇で作業していたりと結構ヒヤヒヤものでした。
最初の目的地:世界遺産のアル・ジャディーダへ
高速道路で向かったのは、[highlight]アル・ジャディーダ[/highlight]という小さな町。かつてポルトガルの植民都市だったようで、ここは世界遺産に認定されています。空港から1時間30分ほどで到着。
写真で見るとそうでもなさそうですが、正直言って、あまりおもしろい街ではなかったです。[highlight]わりとガッカリな感じ[/highlight]でした。見どころはメディナくらいですが、せいぜいポルトガル植民時代の貯水槽があった程度で見どころは殆どありませんでした。
モロッコの路駐の仕組み
ちなみに駐車事情ですが、基本モロッコは路駐のようです。しかし、[highlight]必ず路駐を管理している係員が近くにいます[/highlight]。「ここに入れろ」等々指示されたりします。一見怪しそうで暇な地元の人っぽいのですが、どうやら正式に許可をもらった人らしく、要求すれば身分証明書を提示してくれます。[highlight]駐車料金は出発時に支払う仕組みのよう[/highlight]です。この係官が請求してきます。料金は[highlight]5から10ディルハム[/highlight]程度で、決まりはなさそうです。
再び空港へ、妻と合流してマラケシュへ
正午過ぎにアル・ジャディーダを出発、再び空港へ戻るのですが、何故かと言うと妻をピックアップするため。今年も両者の仕事の関係で別行動、去年と違って出発は別々、以後一緒です。本当はモロッコではなくイスタンブール、つまり前日に集合する予定でしたが、トルコ航空の都合で前日便がキャンセルになったため、1日遅れでそしてモロッコでの合流となりました。
空港到着は午後2時過ぎ、ちょうど到着のタイミングとぴったり、無事に合流出来ました。そしてクルマを留めていた第二ターミナルの駐車場を出発、再び高速道路へ。今度はカサブランカと反対方向の南へ、今夜の宿泊地「マラケシュ」を目指します。
中央駅に駐車、クルマを手配していざリヤドへ:AirBnBデビュー
空港からマラケシュまでは高速でおよそ3時間ほど。特にトラブルもなく順調なドライブ。そして、午後6時前に無事マラケシュ中央駅に到着。Googleマップでチェックしたとおり、駅のすぐとなりに公共の駐車場がありました。ここに2日停めておきます。料金は謎ですがまあ何とかなるでしょう。
とても素敵な駅です。
さて、ここマラケシュではAirBnBにてリヤドを手配しておきました。
2015年5月GW はモロッコ! Airbnbも活用予定 ちょっとだけエルサレムにも | my lifelog yuu-koma.jp http://www.yuu-koma.jp/?p=9338
クルマを停めてから一旦駅構内へ行き、ホストの方に連絡。場所は道の入り組んだメディナ内なので、クルマを手配しようかと言われたので、そうお願いし駅構内で待つこと10分。リヤドの方が手配したドライバーが迎えに来てくれました。
旧市街メディナ内のリヤドへ
そのドライバーに案内され、車内から大都市マラケシュの喧騒を眺めながらおよそ10分でリヤド側の駐車場へ到着。ここからは歩いて向かう模様。といっても徒歩1分弱の距離でした。こちらがそのリヤド。
※内部の写真が綺麗に撮れなかったのでAirbnbサイトより引用させていただきました。
まずはモロッコ名物でもあるミントティーで歓迎を受けました。屋上に素敵なテラスがあるのでこちらで。
さてさて、既に何度か出てきております[highlight]「リヤド」[/highlight]ですが、これはモロッコの都市に数多くあるモロッコの伝統的な邸宅を改装したホテルのことです。噂では2000年くらいから流行りだしたそうですね。リヤドの詳しい解説は以下の記事がとても丁寧で雰囲気が伝わってきます。
【世界の宿】モロッコの古い邸宅を改装したホテル「リヤド」が素敵すぎて夢のような空間だった! | ロケットニュース24 http://rocketnews24.com/2013/05/15/328394/
我々はこのリヤドに2泊します。
リヤド近くで夕食
リヤドで軽く休んでから夕食を食べに街へと繰り出しました。しかし、僕は前日の食あたりから回復したばかりでようやく食欲が戻ってきたところ、妻は到着したばかり。ということで、リヤド近くのレストランで軽めのお食事となりました。毎度おなじみTripAdvisorにて検索。
マラケシュは都会だけあって、様々なタイプのレストランがありそうです。こちらはモロッコ料理もありますが、どちらかというとちょっとフレンチ風にアレンジしたようなお食事が中心だったと思います。
屋上にあるテラス席がすてきだったので、そちらでの食事となりました。
いつもと比べると少し控えめの食事を終えてリヤドへと戻りました。そのままシャワーを浴びて就寝。長い一日は終わりました。翌日は丸一日マラケシュ観光です。(続く)