メルヘンチックな街の代表格。休日で活気がありました。
訪問日時:2015年10月31日、天気:曇り
メルヘン街道のブレーメンへ
今回の誕生月ドイツ旅行も残すところもあと2日です。この日記のシリーズも気がつけば20回目を迎えました。私の観光が駆け足だということでもありますが、それだけヨーロッパドライブの旅の行動範囲が広いということでもあるでしょう。
さて、友人と食事のために遠路はるばるやってきたハノーファー(※ほんと食事&宿泊だけのためにきたので観光はしていません。いただいた食事は後日「番外編3:ドイツ料理とビール」で報告予定です。)を朝早く出発。残念ながら曇りの天気。ここから西に1時間ほどいったところにあるブレーメンは天気はどうでしょうか。時折小雨の降りしきる中、早朝で比較的空いているアウトバーンを飛ばして目的地へと向かいました。
ブレーメンは、北ドイツの中でも大きな街の一つ。そしてその旧市街地は世界遺産にも選ばれています。この街の歴史はローマ帝国の植民都市から始まり中世のハンザ同盟下で発達しました。
この街もドイツの他の街と同様に第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、旧市街の中心地「マルクト広場」とブレーメンの象徴でもある「ローラン像」は、市民の築いた外壁により守られたとのことです。それが世界遺産にも認定される要因にもつながりました。
ちょっと行きづらい?
ただこの街は、若干行きづらい、観光しづらい側面もあります。
ここはメルヘン街道の終着の街のようですが、この街の郊外あるいはメルヘン街道沿いの街は、ドイツの他の街道、ロマンティック街道や古城街道に沿う街と比較すると、正直なところ地味です。
またルート設定もしづらい点あります。電車で移動する場合、ハンブルク、ハノーファー、フランクフルトのラインからちょっと外れていて、若干遠回りの位置にあるんですよね。乗り換えてブレーメンにいくならばハノーファーは起点になりそうですが、ハノーファー自体それほど観光どころもない。ハノーファーの郊外にはヒルデスハイム、クヴェトリンブルクなどの美しい街(どちらも世界遺産)があるのですが。
ちなみに、前日、ほぼ同時期にドイツ旅行をしていた友人ご夫婦とハノーファーで久しぶりの再開を果たしディナーを満喫したのですが、なぜハノーファーになったのかというのもやはりこの位置が一因でした。
そんなこともあって、あまりブレーメンまで観光に行く人は少ないのでしょう。日本人の休暇は短いので旅の移動の効率はとても大事ですからね。
もっとも北ドイツ全般に同じことは言えそうです。ただし、ドイツやヨーロッパ在住を通してこのあたりの地域の魅力を実感する人も多いような話も聞きます。
そうはいっても僕たちはクルマなので、多少長くドライすれば無問題。午前中の移動だったので、特に交通的なトラブルはなく順調にブレーメンに着くことができました。中央広場からやや離れたRadison(チェーンホテル)の地下にある公共駐車場に駐車場を見つけて観光開始です。
美しいマルクト広場
ブレーメンは大都市ですが観光に関して言うと見どころは旧市街にあるマルクト広場の周辺程度。ということで観光するにはそれほど広くはありません。
ということでマルクト広場、やってきました。駐車場から少し距離があったため、ここまで歩いてきました。赤色暖簾で作られた旧市街の建物に囲まれた路地はとても素敵でした。北ドイツ、特にハンザ同盟関連の街といえばこの色と雰囲気ですね。
一通りランドマークを見学。まずは市庁舎です。
そして、市庁舎横にはブレーメンの音楽隊の像があります。とても有名な童話、たくさんの観光客が入れ替わり立ち替わり写真を撮っていました。
そして、聖母教会。とにかく高いです。
中にも入ることができました。
ところで、この街のシンボルといえば、ブレーメンの自由の象徴とも言われるローラン像なのですが、どこにあるかさっぱりわかりませんでした。
ところがあとで写真を整理してみますと、あちこちで写ってました笑。
キミ、こんなところにいたんだね。広場が賑やかで屋台とかありすぎて全然気がつきませんでした。
ブンデスリーガの試合があるようでした
なんだかやたらと広場に人がいて活気があるのでお祭りでもあるのかと思ったのですが、その原因はブンデスリーガだと判明。地元ブレーメンとボルシア・ドルトムントとの試合が午後にあるそうです。
それにしても黄色のレプリカユニフォームを着たドルトムントサポーターが圧倒的に多い。確かにここからドルトムントは近いとはいえ、あまりにも緑の地元ブレーメンのサポーターをほとんど見かけないってどういうことだ?
ちなみに屋台でブルスト食べていたら、ドルトムントサポーターに絡まれました。「カーーガワーシンジー」と定番のチャントして絡まれました。
香川は大人気のようです。最近では随分と日本人サポーターが増えていますよね。ちなみにボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ内でも屈指のクラブで、ファンクラブも世界最大級と聞いたことがあります。そのせいでアウェイでもサポーターが多いのかな?
その後は広場からすぐの場所にある商業地区で軽く買い物。わずか2時間ほどの滞在でしたが、美しい街並みと活気あるブレーメン、楽しく過ごせました。
次は2時間以上かけてこの日の宿泊地を目指します。ここで両親たちと合流予定です。(続く)