2018年7月ブルガリア・ルーマニア、ブルガリア編その8:世界遺産、カザンラクのトラキア人の墳墓

2018年7月ブルガリア・ルーマニア
2018年7月ブルガリア・ルーマニア

訪問日時:2018年7月16日、午後4時頃

プロヴディフの北東およそ50km、ブルガリアのほぼ中央に位置するカザンラクの街へ。

世界遺産「トラキア人の墳墓」へ、再現性が高いレプリカ!

カザンラクは、バラ祭りが開かれる街として名を馳せていますが、もう一つこの街を有名にしているのが市の郊外「テュルベト公園」にある紀元前4世紀から3世紀にかけて造られたとされるトラキア人墳墓の遺跡です。

ブルガリアにおける最も重要なトラキア遺産の一つとされており、1979年にユネスコ世界文化遺産にも登録されています。1944年カザンラク市の北西部で偶然発見された墳墓は、ヘレニズム時代初期の最高傑作で、紀元前5から3世紀に流行ったドーム型様式の典型例なのだそうです。

トラキア人は古代の東ヨーロッパ周辺に住んでいた民族で、ブルガリアを旅行していると必ずと行っていいほど耳にする古代人。多数の精巧な金製品をはじめとする遺物・遺跡で知られています。それらの多くは、過去墓荒らし等の盗賊により盗難されたそうですが、第二次世界大戦後本格化したトラキア文化の考古学的研究によって発見された遺物は、ソフィアを始めとしたブルガリアの博物館に保存されています。

さて、カザンラクへ到着したのは午後4時前だったでしょうか。夏季は午後6時位までであれば遺跡を見学できると思ったのできっと大丈夫。しかしグーグル・マップの指示通り行ってみても「ここが遺跡です!」みたいな案内看板が特段なかったのですが、どうやら遺跡がありそうな公園があったので、そこにクルマを停め公園内へと向かってみました。

すると「本物のトラキア人の墓はここ!」みたいな看板と立派な建物に囲まれた墳墓らしいものを発見。

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ただし本物は一般開放されていません。

しかし、そのすぐ近くに本物の墳墓を忠実に再現したレプリカ(コピー)があるそうなのでそちらに向かってみました。

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こちらがそのコピーの入り口。

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入場料を払って早速中へ。狭いドーム型の入り口をくぐっていざ墳墓のコピー空間へ。うーん、もしかしてこれだけ??感がものすごかった。良さがさっぱりわからない…。

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しかし、何度でも出入り可能だし、写真も取り放題。なんというか慣れていくうちに、[highlight]これはこれで再現性が高い![/highlight]、、、のではないかと思ってくるようになりました。慣れは怖い。いずれにしても墳墓の狭さはものすごく体験できたことには変わりないです。

地元のレストランは美味しかった

さてこの日はカザンラクの街に宿泊することにしました。適当にBooking.comで手配したホテルがほぼ先程訪れた墳墓のある公園のすぐ下でした。そのため思った以上にチェックインは早め。しかし夕食まで少し時間があったので、夕方までここで軽く休むことに。

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夕方、ここから徒歩圏内にTripAdvisorで高評価(今見ていたら1位だった)のレストランがあったため、そちらに。

レストランのサイト:Magnolia(トリップアドバイザーより)

こちらでは地元ブルガリア料理と美味しいワインと、とても安く、しかし非常に美味しくいただくことができました。

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お店の雰囲気もとてもよく、我々は一番乗りで来たのですが、食事をはじめて暫く経つと、周りには多くのお客さんで賑わっていました。

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それにしても安くてびっくりです。メニュー乗せておきます。おおよそブルガリア1レフ=60円くらいで換算するとよいでしょう。この格安さわかります?

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たっぷり食べてたっぷり飲んで。素晴らしい夜を過ごすことができました。

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