ドイツと飛び地巡り2015年秋 第23回:ベルリンフィルハーモニー、フランクフルト公演

ドイツと飛び地巡り2015年秋
ドイツと飛び地巡り2015年秋

演奏は最高だったのにホールが少々残念でした…

訪問日時:2015年11月1日、天気:曇り。

最終日はフランクフルトでベルリンフィルハーモニー

素敵な紅葉を満喫の後は、アウトバーンをひたすら飛ばしてフランクフルトへ。この日の夜は待ちに待ったベルリンフィル公演です。今回ドイツの地を選んだのもこれが理由でした。カッセルからはクルマでおよそ3時間。さすが都会フランクフルトとあって、町に近づくにつれアウトバーンにはたくさんの車が。それでも一部区間が制限速度なしで行けるのはすごいです。ただし疲れました。

駅地下の駐車場、女性専用レーンがありました

フランクフルトの街を運転するのはこれが二回目。翌日帰国ですがこのままクルマで空港に行く予定なので、中央駅にクルマを停めることにしていました。もちろんホテルは駅の目の前、電車で移動している両親とはホテルで再開の予定です。

フランクフルト中央駅地下には大きな公共駐車場がありました。簡単に見つけることができました。大きいのですがクルマは多いため空いているスペースを見つけるのは一苦労。

運良く出口付近にスペース発見、と思ったらここは女性専用エリアの模様。つまりここに停められるのは女性ドライバー限定。

このような仕組みがあるんですね。はじめての経験でした。もちろんここは諦めて少し奥に入ったところになんとかクルマを停めることができました。

始まる前に軽くビール

演奏会は20時から、まだ時間があるので駅前のバーで軽くビールを。フランクフルトの地元のビールみたいです。

ドイツはどこでもビールが美味しい。

AlterOperへ

さていよいよ会場のアルテ・オーパーへと向かいます。電車の乗り方は両親たちが、電車内でたまたま知りあった女性カメラマンさんに聞いておいたようです。もっともGoogleマップがあればなんとでもなる話ですが確かにGoogleマップよりも丁寧な説明でした。ドイツ人らしい説明ともいえますね。

Googleマップもドイツならば電車のルートを調べるのに十分。

Sバーンを使えばアルテ・オーパー最寄り駅までは5分程度で着きます。ただしSバーンの駅からは少しだけ歩く必要があります。

そして会場に到着。いよいよ旅のクライマックス。

プログラムはベートーベン1番3番

この日の演目はベートーヴェン。28日のケルンでもオールベートーヴェンプログラムでした。わずか1週間でベートーヴェンの交響曲を4曲も聴ける、しかもいずれも世界最高峰のオーケストラで聴けるなど、なんて幸せなことでしょう。

ホワイエは広いけどホールがしょぼい

そしてホールの中へ。まずクロークにコートを預けてパンフを買い、リースリングを飲みながらホワイエでくつろぎながら待ちます。

そして30分ほど前になると会場に入ることができました。しかし、このホール、無駄に広くステージがとても遠い…。そしてステージ台も高い。また一階席前方から中央にかけてはほぼ平坦。比較的よい席を買ったのにこれはちょっともったいない!

演奏は最高でした!

とはいえ天下のベルリルフィルです。演奏は感動的でした。ああ、ホールさえもっとよければなおさら感動したのに…。

まず1曲目は交響曲第一番。やはりホールのせいでしょう、もう少し音が響いて欲しかったところです。遠いせいもあり響いて聴こえませんでした。あのベルリンフィルなのに。この経験は10数年前のパリ・シャンゼリゼ劇場のウィーンフィルを思い出します。

そして、メインはエロイカ・交響曲第三番です。ベートーヴェンの中でも一番好きな作品のひとつ。曲も壮大であること、そして、少しホールに慣れてきた事もあって、第一番よりは十分に聴こえてきました。でもやっぱりイメージした響きとは若干遠い。ホールってすごく大事だなあと思いました。思えばこれまでベルリンフィルを聴いたことがあるのは、本場ベルリンとサントリーホール、どちらも最高級の質なので、ここと比べてしまうとあまりにもフランクフルトはダメ過ぎます。

それでも演奏は素晴らしかった、一緒に行った両親たちも感激したようです。よいプレゼントになったのではないでしょうか。

こうして夜は更けていきました。いよいよ明日は帰国の途につきます、本旅行記は次回ラストです。(続く)

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