2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」 1-15章:ポン・オードメールでの印象派フェスティバル、「ジャンヌ・フォラン」

2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」
2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」

訪問日時:2016年7月17日、午後4時頃

オンフルールを出発して40分くらいでしょうか。次に目指したのは「ポン・オードメール」という小さな街で開催された特別展でした。

ここで取り上げられてる画家、ジャンヌ・フォラン(Jeanne Forain 1865-1954)は、女流の画家であり彫刻家。南フランス・ラングドック地方のボスクという街に生まれ、後に印象派画家でもあり、ベル・エポック時代の風刺画かとしても有名なジャン=ルイ・フォラン(Jean-Louis Forain 1852-1931)と結婚しました。夫婦で画家だったようですね。意外といるのなか?彼女も印象派絶世期の時代に活躍した画家なので、その画風はやはり印象派に属します。

なお、この街はとても小さなノルマンディの街、場所はこのあたり。オンフルールから高速で向かいました。だいぶルーアンに近づいてきました。(ルーアンはこのあと行く予定。)

観光客はほとんど見られませんでしたが、印象派フェスティバル関連のイベントが行われていた美術館には僕が到着する前に1組のご夫婦が訪れていたようです。しかし、僕がいざ中に入ったときは観光客は僕一人だけ。入場は無料でした。

さて開催の美術館は、アルフレッド・カネル美術館。カネルは小説家でかつ19世紀中期にこのポン・オードメールの街の市長だった方だそうです。この美術館は当時の市長の屋敷であり書斎でした。現在は美術館兼図書館となっています。

まずは常設展。ちなみにここも内部は撮影禁止でしたので、印象を書くことしかできません。ウェブサイトもあまり充実していないようなので、パンフレットでご紹介。雰囲気がうまく伝わるかな。

外見を見た限りではよくわからなかったのですが、内部、常設展はなかなか充実していました。見応えありました。

さて特別展。建物の別館で行われていました。1階(日本で言うところの2階)のドアから移動して特別展のエリアへ。30展ほどのコレクションがあったと思います。いろいろな解説がありましたが、その場でフランス語をゆっくり読んで理解する余裕はなかったので、すみません、どのような様子なのかを伝えることがなかなかできません。漠然とした印象では、確かに印象派の影響が強い肖像画が多かったと思いますが、強い印象に残ったものはありませんでした。それにしてもどうしてこんなところでフォランの展覧会がやっていたのでしょうね。

しかし、彼女の夫であるジャン=ルイ・フォランは、素晴らしい作品を多く残しているようなので、また新しい知識がついたことは大きな収穫だったといえるでしょう。短い滞在でしたが、ひさしぶりに静かな村に来て落ち着くことができました。しかし時間があまりありません。ルーアンへと目指します。(続く)

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