2016年GW スペインの旅 No.24:サン・セバスティアン(ドノスティア)その2 食事編

スペイン・バスクの旅2016年GW
スペイン・バスクの旅2016年GW

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訪問日時:2016年5月2日、3日(一泊)

ピンチョスの街

ビスケー湾を臨むスペインでも屈指の観光地「サン・セバスティアン」は、美食の街としてもその名を轟かせています。なんといってもこの地発祥の名物といえばピンチョス。特に旧市街の路地裏には所狭しとバルが並んでおり、通りから簡単に覗きこむ程度でも数多くの華やかなピンチョスの展示を見ることができます。

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「ピンチョス」とは何か。Wikipedia先生お願いします。

小さく切ったパンに少量の食べ物がのせられた軽食のことである。名称はかつては食材を串や楊枝でパンに刺して留めていたことに由来しているが、串や楊枝を用いないものもピンチョ(ス)と呼ばれる。タパの一種であり、現在はタパの同義語としてもつかわれる。

日本ではそれほどポピュラーではないのかもしれませんが、言ってみればスペインの「お寿司」って感じでしょうか笑。

お店によってスタイルは異なると思いますが、我々が入ったお店ではお皿を渡されて、このようにカウンターに盛られているピンチョスを好きなだけお皿にとってカウンターもしくはテーブル席で食べる、というものでした。

こうやってたくさんのピンチョスが並べられていて、次々とお客さんがとってはお店の人が補充する、といった繰り返しで、見ていてとても賑やかでした。

ということで、我々も早速チャレンジ!こんなにたくさん取ってきてしまった…、だって美味しそうだから。

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一緒にワイン(やっぱりワイン!)があるとよかったのですけれど、残念ながらこのあとクルマの運転があったのでワインは諦めました。

そのバゲットの上に載っているものは本当に多彩。この辺りはビスケー湾からの良質な魚介類が豊富にあるため、新鮮で美味しいカニ、エビなどをマヨネーズ風味で味付けしたものが、なんといっても印象的、もちろんお肉系もさすがはスペインということで充実しています。ブルゴスでいただいた例の黒いソーセージ(米とレバーでできているもの)、あとはクロケットといった、要はバルでの定番メニューはだいたい揃っているという感じです。

さてそのお味は!とても美味しい!自分がこれまで旅した経験からすると、スペイン内の他の地域のバルで出されるタパスなんか比較にならないくらい美味しかったという印象を受けました。いやいや全然違うってこの味わい!

やはりヨーロッパの中でも特段美食の街として名高いだけのことはあるなと思いました。

ちなみに我々がお世話になったお店はこちらですが、

詳しい人によればここは初心者向け、観光客向けのようで、もっともっと安くて美味しいところがある、とTripAdvisorの口コミに書いてありました。ここでも十分だと思ったのですが、どうやらもっともっと奥深いようです。ピンチョスにハマってしまう人がいるのも納得です。

ピンチョス食べ歩きツアー、ガイドブックも豊富

このピンチョスの故郷には、数多くの種類の観光客が世界中から訪れてきます。目的はもちろんピンチョスを求めて、です。そのため、現地観光案内所に行くと、数多くの「ピンチョス食べあるきツアー」を斡旋してくれるようです。観光案内所は旧市街側、目抜き通りに面したこちらにあります。

もちろんこうしたツアーに参加すると、地元ならではの貴重な情報が得られる可能性が高いですが、それなりのお値段もします。そこで、自分でこのようなガイドブックが、観光案内所または旧市街内の本屋さんに売っていますので、これらをもとにして自分自身で探検しても面白いでしょう。(次回来た時はこうしたい!)

といいますかこの本、観光案内所で買ったのですが結構みていておもしろい!本の料理の写真を適当に集めてしまうとこれは結構やばい感じになります!

どれも美味しそうで困ります笑。これは凝りはじめるとキリがないかもしれない。たしかにまだまだ美味しいバルがたくさんありそうなのはよくわかりました。

レストランも質が高いです

しかし、我々はどちらかというとバルやおつまみ的なものよりも、現地の食事もしっかりと味わいたい。しかし、ご安心あれ、この美食の街サン・セバスティアンにはレストランも大変充実しています。

我々は到着した日(といっても宿泊は1泊ですが)の夜は、旧市街内のこちらのレストランで食事をすることにしました。

当日開店2時間ほど前にお店で直接予約でギリギリ入れました。レストランの数こそ多いとはいえ、よい評価のところは人気が高い上、この街には数多くの観光客がいるので、可能な限り予約をしておいたほうがよいでしょう。

ここでは普通に前菜、メイン、そしてデザートを頼みました。もちろんワインも。といってもこのワインはその日のメニュー(コース)を頼むと1本デフォルトでついてくるというもの。サンティリャーナ・デル・マルのパラドールでも、そしてこの後別の地で訪れたレストランでもこの「ワイン・デフォルト」形式は健在でした。

このレストラン、トリップアドバイザー口コミどおりの素晴らしさ。前菜からメイン、そしてデザートいずれもとても美味しかったです。しかもそれほど高くなかったです。

前菜は現地名忘れましたが、ツナサラダといったところでしょうか。

メインは牛肉を選んでみました。

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デザートはメルーオーショコラ(フォンダンショコラ)、オレンジシャーベット添えです。

このあたりはフランスにも近いので、フレンチ的な食事も十分味わうことができると思います。さすがは美食の街サン・セバスティアン・ドノスティア。ちなみにボルドーからもアクセスしやすい街ですからね。こりゃフランス側も合わせてビスケー湾美食の旅を企画するしかないかな。

ということで2回にわたってご紹介したドノスティアでした。かなり無計画でそして駆け足で、しかしそれでもそれなりに満喫できたとは思います。でもやはりまだまだ魅力満載すぎて消化不良な点が多々ありました。再訪必須な街がまた増えてしまいましたね。(いつもこのパターンです。)

さあ、素晴らしい街ともいよいよお別れ。旅も終盤が近づいてきていますが、まだまだ観光は続きます。(続く)

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