2016年GW スペインの旅 No.34:シグエンサのパラドール

スペイン・バスクの旅2016年GW
スペイン・バスクの旅2016年GW

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訪問日時:2016年5月6日、午後8時頃(一泊)

この旅最後のパラドール。一番豪勢だったかもしれません。

3回目のパラドール

いよいよこの旅最後の宿泊となります。カタルーニャのバルセロナから一気にカスティーリャへと戻ってきました。ミロ美術館鑑賞後はほぼノンストップで一気に進みました。

最後の宿として選んだのはやはりパラドール、場所はシグエンサという小さな街にあります。場所はこのあたり、ちょうどサラゴサとマドリードの中間地点。

バルセロナからは休憩ありで4時間以上かかりました。

古城を改築したパラドール

ちなみに最後の宿泊地として候補は2つありました。シグエンサとアルカラ・デ・エナレス、どちらの街にもパラドールがありました。しかし、アルカラ・デ・エナレスのパラドールはどうやら近代的な建物であるのに対し、シグエンサは古城を改築したもの。ということでシグエンサを選択。

到着時になんとその古城に虹がかかっていました!

そして古い中世の面影を残す街に到着。お城は丘の一番上にあるので迷うことはまずありませんでした。駐車場?お城の前に停め放題でしたね笑。

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こちらが入口の様子。

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このシグエンサの城も、おそらくそのルーツはやはりレコンキスタ、イスラム勢力との争いにあるのかと思います。しかし、レコンキスタ達成後はかなり放置され、20世紀廃墟に近い状態だったようですが、20世紀になって現在のような宿泊施設へと改造して現在のような姿になったようです。

あまり値段差もなかったので、ちょっと贅沢なプランで予約、そのため部屋も比較的広く内装も気持ちセレブな感じでした。

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中庭がとても素敵です。天気が悪く、そしてカスティーリャの大地は意外と標高が高いせいか、とても寒かったです。ゆっくりここで過ごしてみたかったものです。

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なお、内部はパラドール宿泊者でなくても有料で見学することができるようです。我々は宿泊客なので見学ができるようなのですが、残念ながら観覧時間は18時までだったので、20時前に到着した我々は見ることができませんでした。

とはいえ、宿泊施設側の一部にそれらしきものがいくつもあったので、それで十分満足できたと思っています。

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レストランでカスティーリャ料理を再満喫

やはり最後の夜はがっかりと地元料理を食べたい。でもパラドールならば地元料理をしっかりと出してくれるレストランが必ず併設されています。宿泊者なら予約なしでも入れるようでした。

まずはワイン。後述のコースを頼むとデフォルトで着くようですが、最後なのでそれよりも質の良いものを注文することにしました。

もちろん地元産のものを。ほぼ必ず地元産、というよりはこのパラドールオリジナルのものが用意されているようです。この旅はじめに宿泊したレルマのパラドールでも同じでした。このあたりはグアダラハラ県に属しており、このパラドールでいただいたワインはグアダラハラ産のものでした。

テンプラリーニョ、メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド用です。なんだか僕が好きなセパージュ盛りたくさんでした笑。

食事のほうですが、定番のコース料理(大地のメニュー:Menu de la tierra)にしました。

まず前菜は地元のチーズの盛り合わせ(Quesos regionales)。わおう!なかなかのボリュームですが無問題。

メインはいろいろ悩みましたが子牛料理(Cabrito asado al mode traditional、おそらく子牛料理だったと思いました)をチョイス。ボリューム満点。

ちょっと残酷な気もしますが、子牛、子豚、子羊系のグリルが伝統的なカスティーリャ地方料理です。今回の旅行ではいずれもいただくことが出来ました。個人的には特に子豚料理が印象に残りました。あまり日本では馴染みがないからだと思います。日本のスペインレストランでも、パエリアやアヒージョばかりでなく、こうした伝統料理がいただけるよういなることを祈るばかりです。

豪勢な食事を終えて部屋へ。快適な一夜を過ごすことができました。

さあ、遂に帰る日が来ます。しかし、その前にもう一つ世界遺産に立ち寄って行く予定です。(続く)

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