訪問日時:2016年5月7日、午前10時頃
今回でついに最終回。駆け足の世界遺産観光となりました。
この旅、最後の訪問地
いよいよ最終日です。この日の午後3時のフライトで、ドバイ経由で帰国します。この旅、最後の訪問地は「アルカラ・デ・エナレス」という街です。前泊地シグエンサから50分程度、そしてマドリード・バラハス空港からは30分程度の距離です。位置関係はこのようになっています。
当初は10時前には到着しておきたかったのですが、思った以上にシグエンサでゆっくりしていたため、出発が遅れ、そして到着も遅れてしまいました。
古い大学のあるセルバンテスの故郷
この街は、ドン・キホーテの著者として有名なセルバンテスの故郷、街の中央広場はセルバンテス広場と名付けられています。公共駐車場をなかなか見つけることができなかったのですが、この広場沿いに運良く路上駐車することができました。
もちろん縦列ですが、十分なスペースがありよかったです。スペインの縦列駐車は、イタリアやフランスと比べると、それほどギュウギュウ詰めに停める印象があまりありません。街が広い、国土が広い、からなのでしょうか。(イタリアはともかくフランスは広いけど。)
アルカラ大学見学ツアーの申し込み
アルカラ・デ・エナレスは、15世紀から続く大学の街として有名。世界で最初の計画的な大学都市であること、都市計画がアメリカ大陸やヨーロッパでのモデルとなったことが評価されて(Wikipediaより)、1998年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
そのアルカラ大学、中をガイドツアー付きで見学することができます。しかし、到着が遅れてしまった、意外と高速を出てから遠かった、そして到着した後も、いろいろとバタバタしていたこともあって、残念ながら11時のツアーに間に合わず12時からのツアーに参加せざるを得ませんでした。
左側がチケット、右側はシールとなっていて、ガイドツアー参加者はこのシールを胸などの見えるところに貼っておきます。
本当はギリギリ11時のツアーがはじまったばかりでしたので、ここに潜り込めないのかと交渉してみましたがNG。フライトの都合で12時30分ころにはここを出発しなければならないので、始まったばかりだから何とかならないものか、と拙い英語で主張はしてみたのですが、融通きかせてもらえませんでした。
趣ある古都の街並み
ということで、仕方がないので、街を少し散策してから12時のツアー開始まで時間を潰すことにしました。
アルカラ・デ・エナレスの街も古都ということで、通りなど大変趣がありました。ただ歩いているだけでも十分楽しいです。マドリード方向からの観光客もきっと多いのでしょう、おみやげ屋さん、飲食店を中心に、街の規模にしては比較的多くのお店があったようにも感じました。
さて、このセルバンテスですが、海軍の兵士でもありました。地中海の覇権を巡ってトルコとスペインが戦ったレパントの海戦にも海兵として参加したそうです。偶然にも帰りの飛行機で読んだスペインの歴史の本にも書いてありました。
なお、セルバンテスの家というものが街の目抜き通り沿いにあります。観光客で賑わっていました。なお、我々は外から見ただけでした。
アルカラ大学、駆け足でのガイドツアー
そして12時5分前に大学の入口に集合、時間になるとガイドさんがやってきました。残念ながらスペイン語のみのツアー。さっぱりわかりません笑。
しかし、やはりというか遅くとも、空港に近いとはいえ、13時には出発しないと厳しいため、やむを得ず12時30分にはツアーを離脱。
ということで、すべての施設を見学することができませんでした。しかし、マドリードから遠くないので、またの機会に来ることにしましょう。
なお、この街に宿泊するという選択肢も実はありました。しかし、あまりにもシグエンサのパラドールが素敵だった、その一方で、アルカラ・デ・エナレスのパラドールはなんだか現代風でイマイチだったから、という理由からシグエンサの選びました。
無事に空港に到着
ガイドツアーを途中で抜けて再びセルバンテス広場に停めてあったクルマへと戻ります。あとは空港へ向けてGO!予定通り30分程度で第4ターミナルのレンタカー返却スペースに到着。しかし、アルカラ・デ・エナレスから空港までの間に、まったくガソリンスタンドがなく、結局、満タン返しができませんでした。おそらく日本円にして1万円程度損したことになります。悔しい…。
帰りはドバイ経由なので、時間はかかりましたが、ドバイまでも乗り継ぎ後日本までのフライトも順調。20時間以上かけて無事に帰国。
2016年GW スペインの旅はこれにて終了です。(おわり)