2017年4月 スペイン西部とポルトガルの旅 第3部:世界遺産編No.13 -メリダの考古遺産群

2017年4月 スペイン西部とポルトガルの旅
2017年4月 スペイン西部とポルトガルの旅

IMG_4882.JPG

訪問日時:2017年5月2日、午後4時ころ

9年前訪問できなかった地のひとつ。

再びスペインへ

次にやってきたのは、メリダというスペイン西部の街。直前に訪問したエルヴァスを午後2時過ぎに出発、そこから1時間ほどでしたがこの時差の関係で到着したのは午後4時ころ。

およそ1週間のポルトガル滞在を終えて、再びスペインに戻ってきました。時差が再び

UT+2時間(※サマータイムです)に戻り時間が一瞬にして1時間進んでしまったのでなんだか損した気分です。

さてメリダは、一大人気観光地ということもあり、駐車状況はまずまずといったところです。今回選んだ駐車場は、やや遺跡から離れたところに大きな公共駐車場。場所はここ。

いつものようにストリートビューで確認、ブックマーク登録しておきましたが、この駐車場があるエリアはどちらかというと住宅地みたいな区画なので、グーグルマップを利用していたにもかかわらず少々迷ってしまいました。

メリダの遺跡群とは

イベリア半島西部には、ローマ時代の植民都市が点在しています。なかでもスペイン西部エストレマドゥーラにあるメリダは、紀元前25年にアウグストゥスの名に作られた植民市。当時の名前は「エメリタ・アウグスタ」。この街はローマ属州ルシタニアの州都にもなっており、ローマ帝国内でも重要な都市のひとつとして栄えたということです。現在も、植民地規模や遺跡の保存状態の良さから、スペインでも著名で、人気の観光地のひとつです。

IMG_4898.JPG

IMG_4899.JPG

またメリダは、「銀の道(ruta de la plata)」上に位置しており、この銀の道上にはこの後訪問するカセレス、サラマンカなど古くから栄え、現在は世界遺産に選ばれている街が数多くあることで有名です。銀の道とは、スペイン北部アストゥリアス州のヒホンから、スペイン南部アンダルシア州のセビーヤに伸びる南北の街道はとも呼ばれ、ローマ時代にその起源をおく銀の道 (Ruta de la Plata)は、紀元前より商人、鉱夫、牛追いや軍人たちが利用したことで知られています。

ローマ劇場と円形競技場を見学

遺跡があるあたりは公園みたいになっており、ここへ入るにはもちろん入場料が必要。メリダ市内にはいくつか遺跡群があり、それぞれへ訪問できるセットのチケットがあります。

IMG_4871.JPG

IMG_4872.JPG

Merida 02052017-_MG_1499

この街にはいくつかの遺跡が街中に点在していますが、今回見学したのは最も人気のあり、この街に残る遺跡群の中では最大の大きさを誇る、アグリッパが作ったと言われる「ローマ劇場」を中心に見学しました。

Merida201705_pano

Merida 02052017-_MG_1500

ローマ劇場のある敷地内には、「円形劇場」もあります。

Merida 02052017-_MG_1518

Merida 02052017-_MG_1511

Merida 02052017-_MG_1503

なお、ローマ劇場の敷地のすぐ向かいには博物館があります。ローマ時代に遡ることができる発掘物が数多く展示されているということでしたが、今回はあいかわらずの時間の関係(どちらかというとあまりに暑かったため観光が大変だったため)、博物館の見学は見送りました。

とにかく暑かった!

それしても暑い、灼熱地獄か!5月初旬なのに35度超えのスペイン西部エストレマドゥーラ、恐ろしやです。スペイン西部は午後4時5時が一番暑い時間帯。雲一つない最高の天気であったこともあり、時折日陰で休憩しないととんでもないことになりそうなくらい暑かったです。

IMG_4884.JPG

それでも歴史好き、遺跡好きにはたまらない、念願のメリダ訪問が叶って感無量でした。(続く)

タイトルとURLをコピーしました