公式サイト: Les plus beaux villages de Wallonie より
スペイン・ポルトガル旅行記にはまだまだ時間がかかりますが、また新しいシリーズがはじまります。さっそくこの7月からはじめます。
ワロン地方とは
ワロン地方とはベルギーの南部に広がる地方。フランスに近いエリアであり公用語はフランス語です。フランス語が使えるので楽しみですね。
公式サイト: Les plus beaux villages de Wallonie より
ヨーロッパドライブ歴もそれなりに長くなった私ですが、このエリアは通過したことはあれど、実はゆっくり観光したことがありませんでした。このあたりは小さいながらも美しい街が多く、また古城なども点在しているエリアで魅力満載なのは以前より把握していました。
また、このワロン地方は、自転車ロードレースでも有名です。いわゆる「クラシック」と呼ばれるレースは、このあたりが舞台となっています。
世界の最も美しい村協会
すでに当ブログでもいくつか紹介済みですが、1980年代にフランスで始まった「最も美しい村協会」は、その後、ベルギー(ワロン地方)、イタリア、スペイン、そして日本にも広がりを見せています。その動きは年々加速しているようで、ルーマニア、ドイツでもすでに美しい村協会が発足しています。ドイツは東ドイツ、ザクセン地方ですね。行かねば。
- ドイツ・ザクセンの美しい村:Schönste Dörfer Sachsens
- ルーマニアの美しい村:Cele mai frumoase sate din Romania
ワロン地方の最も美しい村
さて、今回訪れるのはワロン地方の最も美しい村(Les Plus Beaux Villages de Wallonie)です。この協会の発足は1994年ということですから、実はフランスの最も美しい村協会に次ぐ歴史を持っているといえます。
公式サイト: Les plus beaux villages de Wallonie より
フランスの協会よりも優れている点といえば、ウェブサイトが充実している点でしょうか。今となってはレスポンシブル等が流行りだす前のスタイルなので使いにくさはありますが、それでも、フランス語ですが、観光情報等のpdfをダウンロードできるなど、有効利用しやすいサイトとなっています。
公式サイト: Les plus beaux villages de Wallonie より
このパンフレット、かなり便利です。重宝したいと思います。
フランスと比べるととても小さいエリアに集中しているため、当然ながらクルマでの移動ですが、移動自体は距離も短く、さらに山岳地帯等ではないため、比較的楽な運転となりそうです。
さて、今回の旅行での訪問予定地は以下の26箇所。相変わらず盛り沢山ですが狭いエリアに集中しているので訪問はしやすいでしょう。さらに、ワロン地方の最も美しい村に登録されているのは、全部でも30数箇所のようですので、完全制覇自体はそう難しくはなさそうです。ただし、1週間程度の旅行ではちょっと厳しいです。またの機会を利用して完全制覇を目指そうと思います。
地元のガストロノミー
このあたりの「お酒」といえばやはりビールでしょう。いわゆる独特な風味のあるベルギービールはこのあたりでも多く作られています。個人的にはあまり好きではありません。ビールは保守的かもしれませんが、イギリスのエール、ドイツのヴァイス、そしてピルスナーといったものが好きです。
しかし、ルクセンブルクに近いエリア(Province de Luxembourg)ではワインを造っているエリアがあるようです。
食事に関しては、フランス語圏ということもあって期待してもよさそうです。昨年同様、ミシュランガイドなどにも選ばれているオーベルジュに泊まったりします。ただ、昨年はやややり過ぎ感があったので、今年はほどほどにする予定です。どんな料理が出てくるか楽しみです。